タイプ別診断
7つの質問で今の状態に合った登校日数の目安がわかります
「通信制高校って、ほとんど登校しなくてもいいんですよね?」
そう聞いて少しほっとした方もいれば、「本当にそれで卒業できるの?」と不安になった方もいると思います。どちらの気持ちも、痛いほどわかります。
この記事を書いているのは、300校以上の通信制高校を取材し、5,000件以上の進路相談を受けてきた通信制高校カフェ運営者です。私自身も通信制高校出身で、登校日数に悩んだ経験があります。今振り返ると、自分のペースで通えたからこそ、卒業できたと感じています。
実は通信制高校の登校日数は、年4日ほどの学校から、週5日通う学校まで、かなり幅があります。「登校が少ない=楽な高校」ではなく、「子どもの状態に合わせて選べる高校」というのが正確な見方です。
この記事では登校日数の全体像を整理した上で、「お子さんの今の状態に合う登校日数がわかる診断」(記事冒頭に設置)への案内もしています。通学定期やコース変更についても解説しています。
読み終わる頃には、「うちの子はこの日数から始めよう」と、次の一歩が見えてくるはずです。
不登校で通信制高校を選ぶ注意点
不登校生徒数は毎年過去最高を更新し、その不登校の子どもの受け皿になっている通信制高校。自由度が高いからこそ合った学校も見つけやすく、通信制高校に入ることは、再登校のきっかけにもなりやすいです。
ただし注意して欲しいことがあります。それが
「心のエネルギーが少ない状態のときに学校見学に行くと、最初に行った高校に決めてしまいがち」ということ。
これだと、複数校から検討できていないので、「入学したけど、やっぱり合わなかった…」というケースが少なくないのが現状です。
この失敗を避けるには、不登校の子どもを支える親が、先に複数の選択肢を持っておくことが重要。
そんな時に役立つのが、通信制高校の一括資料請求サービスです。住所を入力するだけで、通学圏内の学校のパンフレットを簡単に取り寄せられます。
各校の特徴や違いを把握しやすくなり、子どもに合った学校を見つけやすくなります。パンフレットがあることで、視覚的にも検討しやすく「この学校は違うな」見極めがしやすくなります。
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通信制高校の登校日数は「年4日〜週5日」まで選べる
通信制高校と聞くと「ほぼ家で勉強する学校」というイメージを持つ方が多いかもしれません。でも実際は、登校日数のバリエーションがとても豊富です。
登校日数の5パターンを一覧で見る
| コースの種類 | 年間の登校日数 | 全日制高校との比較 | 向いている状態 |
|---|---|---|---|
| ネット完結型 | 年4〜5日 | 約1/50 | 今は外出が難しい |
| 集中スクーリング型 | 年10〜20日 | 約1/10 | 短期間でまとめて済ませたい |
| 週1〜2日通学型 | 年40〜80日 | 約1/3 | 少しずつ慣らしていきたい |
| 週3〜4日通学型 | 年120〜150日 | 約2/3 | ある程度通いたい |
| 週5日通学型 | 年180〜200日 | ほぼ同等 | 毎日通いながら学力もつけたい |
文部科学省「学校基本調査(令和6年度)」1によると、全日制高校の年間授業日数は約190〜200日。通信制高校の最小型はその1/50以下です。同じ「高校卒業」でも、ここまで登校日数に差があります。
同調査によれば、2024年度時点で通信制高校の在籍生徒数は約29万人(290,087人・過去最高)、学校数は303校(初の300校超え)に達しています。文部科学省の調査では在学生の約6割が不登校経験者とされており2、「不登校だったから通信制高校へ」という選択肢が年々広まっています。
スクーリングとは何か(30秒で理解)
登校日数を調べると、必ず「スクーリング」という言葉が出てきます。
スクーリングとは、通信制高校で定められた「対面授業への出席」のことです。自宅学習やレポート提出だけでは取れない単位を、学校に行って直接受ける授業です。
学校教育法施行規則3によって最低限のスクーリングが義務づけられているため、「スクーリング完全ゼロで卒業」は現行制度では認められていません。ただし「最低限」の日数は学校によって大きく異なります。次の章で詳しく見ていきましょう。
公立と私立で登校日数はどう違う?比較表で確認
同じ「通信制高校」でも、公立か私立かで登校日数のルールが大きく変わります。学校選びの前提として押さえておきましょう。
公立通信制高校:月2〜4回が基本
公立の通信制高校は文部科学省の基準に沿った運営が求められます。一般的には月2〜4回程度の登校が必要で、年間30〜40日前後になるケースが多いです。
学費は年間数万円〜と安いのが魅力ですが、居住地の都道府県の学校にしか入学できません。選択肢が限られる点は注意が必要です。
私立通信制高校:年4日〜選択式が主流
私立の通信制高校は独自のカリキュラムを組めるため、登校日数の自由度が高いです。最も少ない学校では年間4〜5日のスクーリングで卒業でき、週3〜5日通う「通学コース」まで、お子さんの状況に合わせて選べます。
スクーリングの3つの形態(通学型・集中型・合宿型)
私立通信制高校のスクーリングには主に3つの形があります。
| 形態 | 登校のしかた | こんな人に向いている |
|---|---|---|
| 通学型 | 週1〜5日、定期的に登校 | 生活リズムを保ちたい・少しずつ慣れたい |
| 集中型 | 年1〜3回、数日まとめて登校 | 日常は自宅学習、まとめて取りたい |
| 合宿型 | 年1〜2回(3〜5泊程度) | 普段は登校せず、合宿で単位を取得したい |
宿泊型スクーリングが不安な場合の対処法
合宿型のスクーリングは、「知らない人と泊まるのが怖い」「体調が読めない」という理由でハードルを感じる方が少なくありません。
不安がある場合は、以下の点を学校に確認してみてください。
- 個室対応があるか(大部屋ではなく個室が選べる学校もある)
- 合宿型の代わりに通学型・集中型で同じ単位を取れるか
- 宿泊なしで完結する集中スクーリングを実施している学校はあるか
ルネサンス高等学校など一部の学校は、宿泊を伴わない集中型スクーリングで卒業要件を満たせる仕組みを持っています。「合宿は無理だけど年数日なら行ける」という場合は、宿泊なしの集中型を選べる学校を優先して探しましょう。
| 比較項目 | 公立通信制 | 私立通信制 |
|---|---|---|
| 年間の登校日数の目安 | 30〜40日程度 | 4日〜選択式 |
| 学費 | 年間数万円〜 | 年間30万〜100万円程度 |
| スクーリング形態 | 主に通学型 | 通学型・集中型・合宿型から選択 |
| 選択できる学校 | 居住地の学校のみ | 全国から選べる(広域制) |
登校ゼロは不可能。でも「ほぼゼロ」に近い学校はある
「できれば一度も登校しなくて済む学校に入れたい」
そう願う気持ちは、決して甘えではありません。不登校のお子さんを持つ保護者なら自然な感情です。ただ、ここで一つ正直にお伝えします。
法的に最低限のスクーリングは必要
学校教育法施行規則では、通信制高校の卒業に必要な単位の取得に面接指導(スクーリング)による授業時数が定められています。
同施行規則によれば、卒業に必要な74単位を取得するには一定の対面授業への出席が欠かせません。「一度も学校に行かずに高校を卒業する」ことは、現在の制度では認められていません。
年間4〜10日のスクーリングで卒業できる学校
ただし「最低限」は学校によって大きく違います。工夫次第で年間の登校日数を10日以下に抑えられる学校も存在します。
- ルネサンス高等学校:年3回程度の集中スクーリングで対応可能
- 第一学院高等学校:高萩本校キャンパスに年数回通う形で完結
- ID学園高等学校:オンラインスクーリングで多くの単位をカバー
- 勇志国際高等学校:インターネット学習型で年10日程度
ただし、スクーリング会場が遠方の場合は交通費・宿泊費がかかります。「登校日数が少ない=負担が小さい」とは限らないため、会場のアクセスも必ず確認してください。
関連記事:スクーリングが少ない通信制高校まとめ
当サイトに寄せられた口コミにも、少ない登校日数での学び方についてこんな声があります。
📢 当サイトに投稿された口コミ
「普段はネット学習によるレポート提出が必要です。必須登校日は学校によって異なり、履修科目に応じて変動しますが少ない登校日数となります。そのため、自分のやりたいことに時間を使え、時間を有効活用しながら高校に通うことができます」(ルネサンス高等学校/在校生)
オンラインでスクーリングを代替できる学校も
文部科学省の特例を活用して「オンラインスクーリング」を認めている学校が増えています。自宅のパソコンやスマートフォンからライブ授業に参加し、スクーリングとして扱うものです。
ただし全てをオンラインで代替できる学校はまだ限られており、「年に数回だけは必ず会場に来てください」という条件がある学校も多いです。資料請求時に「オンラインでどこまで対応できるか」を必ず確認しましょう。
毎日通学コースを選ぶとどうなる?通学型の実態
「通信制高校」と聞くと「あまり通わない学校」というイメージがあるかもしれません。でも実際には、通学型コースを選ぶ生徒は増えており、週5日制を設けている学校も数多くあります。
週5日登校する「フルタイム型」を選んだとき、実際の生活はどんな様子なのでしょうか。この章では通学型の1日の流れと、全日制高校との違いをまとめます。
通学型(週5日)の1日の流れ
週5日通う通信制高校の場合、1日のスケジュールは全日制高校とほぼ変わりません。
| 時間帯 | 内容 |
|---|---|
| 8:30〜9:00 | 登校・ホームルーム |
| 9:00〜12:00 | 午前の授業(3〜4時限) |
| 12:00〜13:00 | 昼休み |
| 13:00〜15:30 | 午後の授業(2〜3時限) |
| 15:30〜 | 下校・部活・課外活動 |
ただし、全日制高校と少し違う点があります。通信制高校の通学型は単位制なので、全員が同じ授業を受けるわけではありません。自分が選んだ科目の授業に出席する仕組みです。
「みんなと同じことをしなければ」というプレッシャーが少なく、自分のペースで学べる余白があるのが通学型通信制の特徴です。
全日制との違いと似ているところ
同じ「毎日通う」でも、全日制高校と通信制(通学型)にはいくつかの違いがあります。
| 比較項目 | 全日制高校 | 通信制(通学型) |
|---|---|---|
| 授業の仕組み | 学年制(クラス全員が同じ進度) | 単位制(自分で科目を選ぶ) |
| 出席の扱い | 一定以上の欠席で留年 | 単位ごとに取得・未取得 |
| クラス替え | 年1回 | 学校による(少人数制が多い) |
| 卒業の条件 | 3年間の出席+成績 | 74単位以上の取得 |
| 年間の授業日数 | 190〜200日 | 180〜200日(通学型の場合) |
登校日数はほぼ同じでも、「留年」がないのは大きな違いです。病気や不登校で単位が取れなかった科目だけをやり直せるため、同級生と一緒に卒業できる可能性が高くなります。
似ているところは「友達ができやすい環境」です。毎日顔を合わせるため自然と仲間ができ、学校行事や部活に参加できる学校も多くあります。「友達と青春を楽しみたい」という気持ちを、通信制高校でも叶えられます。
通学型が向いているのはどんな子?
週5日の通学型は「全日制と変わらない生活をしたい」お子さんに向いています。一方で、選ぶ前に一つ確認してほしいことがあります。
通学型が向いているケース
- 中学時代に不登校だったが、今は外出・対人関係に大きな不安がない
- 専門分野(音楽・スポーツ・eスポーツなど)を軸に毎日通いたい
- 大学進学を目指し、授業をしっかり受けたい
- 人と関わりながら高校生活を楽しみたい
慎重に考えてほしいケース
- 不登校が続いており、今も外出に強い不安がある
- 「週5日通えるか」がまだ自分でも見通せない
- 以前の全日制で、毎日の登校そのものがつらかった
心配な方は、最初は週1〜2日のコースに入学して、慣れてきたらコースを増やすという方法も検討できます。多くの通信制高校では、年度途中や次の学年からコース変更が可能です。
小中学校を不登校で過ごしたお子さんを持つ保護者の方から、こんな口コミをいただきました。
📢 当サイトに投稿された口コミ
「小中学校と不登校でしたが、全日制に近い全日型という通い方があり、小中学校でやり残したことを高校生活でリベンジできると思い入学を決めました。週5通学型が難しければ週3通学型、通信型、オンライン型など、どの先生に相談してもしっかり説明ができる体制になっているので相談しやすいです」(クラーク記念国際高等学校/保護者)
✍️ 通信制高校カフェ運営者より 私自身も通信制高校の出身です。スポーツ推薦で入学した高校を事情があって退学し、公立通信制高校に再入学しました。最初は「毎日通えない自分はダメだ」という気持ちがありましたが、そこで出会った仲間たちは、元不登校や引きこもりを経験した人、仕事と両立している人など多様な背景を持っていました。「自分だけじゃない」と思えたことが、通い続ける力になりました。
まずは今の状態を正直に把握することが、後悔のない選択につながります。
【診断】通信制高校の登校日数|お子さんの状態に合う日数を確認
「結局、うちの子はどの日数から始めればいいの?」
情報を集めれば集めるほど、選択肢が多くて迷ってしまうことがあります。「今の状態」を正直に見つめてから選ぶと、入学後のミスマッチを防げます。
記事の冒頭にある診断ツール(7問)を試していただくと、今のお子さんの状態に合ったコースの目安がわかります。この章では、診断の背景にある「不登校の回復段階」を詳しく解説します。
不登校の回復段階と登校日数の目安
不登校から回復していく過程は、大きく6つの段階に分けられます。お子さんが今どの段階にいるかによって、無理なく通える登校日数の目安が変わります。
| 回復段階 | 主な状態 | 登校日数の目安 |
|---|---|---|
| ① 混乱期 | 外出がほぼできない。部屋から出るのも難しい | まだ学校選びより休養が優先 |
| ② 安定期 | 家の中では過ごせる。家族以外との交流は難しい | ネット完結型(年4〜5日) |
| ③ 外出準備期 | 近所の外出は可能。人混みや集団はまだ難しい | 集中スクーリング型(年10〜20日) |
| ④ 社会接触期 | 塾・図書館など少人数の場なら通える | 週1〜2日通学型 |
| ⑤ 回復期 | 定期的な外出ができる。集団にも少し慣れてきた | 週3〜4日通学型 |
| ⑥ 安定登校期 | 毎日の外出・対人関係に大きな不安がない | 週5日通学型 |
この表はあくまで目安です。「今どの段階か」を判断するときは、現在の外出頻度・人との接触への不安度・体調の安定感の3点を参考にしてください。
一つ大切なことをお伝えします。回復は右肩上がりではなく、アップダウンを繰り返しながら前に進むものです。「昨日は外出できたのに今日は無理」という日があっても、それは後退ではありません。波がありながらも、少しずつ確実に回復している途中です。
「今は③だけど、入学時には④になりそう」という場合は、少し余裕を持って週1〜2日コースを選んでおくと安心です。
✍️ 回復の兆しを見逃さないために
「お子さんが"暇だ"と言い出したら、エネルギーが溜まってきた証拠です」——これは不登校支援の現場でよく言われる言葉です。「暇」という言葉が出てきたら、次の段階(例:集中スクーリング型→週1〜2日通学型)を検討してもよいタイミングかもしれません。
診断結果の活かし方
診断結果はあくまで「スタートラインの目安」です。入学後に状態が変わったら、コースを変更できる学校がほとんどです。
よくある活用パターン:
- 「集中スクーリング型」からスタートして、慣れてきたら「週1〜2日」に増やす
- 「週2日」で1年過ごして安定したら、2年次から「週4日」に変更する
- 逆に「週5日」で入学したが体調を崩し、「週2〜3日」に減らして継続
「一度決めたら変えられない」という思い込みは必要ありません。お子さんの状態に合わせて柔軟に変えていけるのが、通信制高校の最大のメリットの一つです。
関連記事:通信制高校診断|あなたに合う学校がわかる
登校日数は入学後に変更できる?コース変更の実態
「入学時に週3日コースを選んだけど、途中でつらくなったらどうしよう…」
そんな不安を持っている方は多いです。結論から言うと、多くの通信制高校ではコース変更が可能です。ただし、タイミングやルールは学校によって違うため、入学前に確認しておくことをおすすめします。
コース変更の3つのタイミング
コース変更ができる主なタイミングは以下の3つです。
| タイミング | 内容 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 学期末・学年末 | 次の学期または次の学年から変更 | 「半期通ってみてから判断したい」 |
| 年度切り替え時 | 4月から新しいコースへ | 最も一般的な変更タイミング |
| 学期途中 | 緊急的な体調変化に対応 | 対応している学校は限られる |
学期途中のコース変更は「緊急の体調悪化」など特別な事情がある場合に限って認められる学校が多く、基本的には学期末か年度切り替えが主流です。
「途中で変更できるか」は学校によって異なるため、資料請求や入学説明会で必ず確認してください。
変更する際に学校へ伝えるべきこと
コース変更を申し出る場合、以下の点を学校側に伝えると手続きがスムーズです。
- 変更したい理由(体調不良・生活リズムの乱れ・不安の増加など)
- 希望するコースと変更希望時期
- 現在取得している単位数(変更後に単位が無駄にならないか確認)
特に単位の扱いは重要です。「登校日数の多いコースから少ないコースへ変更した場合、すでに取得した単位はそのまま引き継げるか」を事前に確認してください。大半の学校では単位は引き継げますが、念のため確認しておくと安心です。
コースを下げることは「失敗」ではない
「週4日から週2日にコースを変更するのは、後退しているんじゃないか」と感じる方がいます。でも、それは違います。
体調や精神状態に合わせてコースを調整しながら卒業まで続けることが、一番大切なことです。無理をして週4日を維持しようとして中退してしまうより、週2日に変更して3年間通い続けるほうが、ずっと良い結果につながります。
通信制高校カフェに寄せられる相談の中には、「親が決めたコースを維持しようとして関係が悪化した」というケースがあります。逆に、お子さん自身が「この日数なら通えそう」と選んだコースは、多少つらい日があっても続けられる傾向があります。
大切なのは、「どの学校に通うか」よりも「お子さん自身が納得して選べているか」です。親が決めたコースを維持しようとするより、お子さん自身が「この日数なら続けられそう」と思えるコースで通い続けるほうが、結果的にうまくいくことがほとんどです。
通信制高校を選んだのは、「子どもの状態に合わせて学べる場所」を探したからではないでしょうか。コース変更はその目的に沿った、正しい選択といえます。
「今の状態に合っているか」を定期的に見直すことが、通信制高校を上手に活用するコツ。お子さんのペースに合わせ続けることが、卒業への一番の近道です。
通信制高校の登校日数で失敗しない4つのチェックポイント
通信制高校の資料を読んでいると、「登校日数が少ない」という点ばかり目に入りがちです。でも実際に通い始めてから「こんなはずじゃなかった」とならないために、資料請求や学校説明会で必ず確認しておきたいポイントがあります。
① 通学定期・交通費の対応状況
週1〜2日以上登校する場合、交通費は家計への負担になります。確認すべきポイントは2つです。
通学定期券が使えるか:
通信制高校は全日制と同様に、電車・バスの通学定期券を購入できます。ただし、週の登校日数が一定以上ないと定期券を発行してもらえない場合があります(鉄道会社によっては週3日以上の通学が条件)。週1〜2日登校の場合は「都度購入」になるケースが多く、年間の交通費を試算してから選ぶと安心です。
スクーリングの交通費・宿泊費:
集中スクーリング型や合宿型の場合、会場が遠方であれば交通費と宿泊費が別途かかります。「登校日が少ない学校=費用が安い」とは限らないため、実際にかかる交通費を含めて総費用を計算してみてください。
② 「登校日数」と「授業時間数」は別物
「年間5日しか登校しない」という学校でも、1日あたりの授業時間数が多い場合があります。例えば「年5日×8時間授業」と「年30日×1.5時間授業」では、合計の授業時間はほぼ同じです。
学校のパンフレットに書いてある「登校日数」は登校する日の数であり、学習量の少なさを意味するわけではありません。「少ない日数でも内容がきつすぎる」という声もあるため、1日あたりのスケジュールもあわせて確認しましょう。
③ オンライン授業の対応範囲
「オンラインで授業が受けられる」と書いてある学校でも、その範囲は学校によって大きく異なります。
| 対応パターン | 内容 |
|---|---|
| フルオンライン対応 | ほぼすべての授業をオンラインで受講可能 |
| 一部オンライン対応 | 特定の科目・単元のみオンライン可 |
| 録画視聴型 | リアルタイム参加ではなく録画の視聴で代替 |
| スクーリングのみ対面 | 普段の授業はオンライン、スクーリングだけ対面 |
「オンライン授業=スクーリングも代替できる」と思って入学したら、スクーリングだけは必ず対面だった、というケースがあります。「オンラインで何ができて、何はできないか」を入学前に確認することが大切です。
④ 体調不良時の出席カウントの扱い
登校型のコースに入った後、病気や体調不良で欠席が続いた場合、単位がどう扱われるかを事前に確認しておきましょう。
- 欠席しても補講・補習で単位を取れるか
- オンラインで出席扱いにしてもらえるか
- 欠席が続いた場合の単位取得の猶予はあるか
特に体調が読めないお子さんを持つご家庭では、この点は見落とせません。「万が一のときにどう対応してもらえるか」を学校に直接聞いてみてください。親身に答えてくれる学校は、入学後のサポートも充実している傾向があります。
関連記事:都道府県別に通信制高校を探す
よくある質問(Q&A)
Q. 通信制高校に通学定期は使える?
A. 使える学校が多いですが、条件があります。
電車・バスの通学定期券は、通信制高校でも原則として利用可能です。ただし、鉄道会社や路線によって「週に何日以上通学していること」という条件が設けられているケースがあります。週1〜2日程度の通学の場合は定期券を発行してもらえず、都度購入になることも。
入学前に学校の事務局へ「通学定期券の発行実績はありますか?」と聞いてみてください。定期券が使える場合は証明書類を学校が発行してくれます。
Q. 登校日数が少ないと卒業が遅れる?
A. 遅れません。登校日数に関係なく3年以上で卒業できます。
通信制高校の卒業要件は「3年以上在籍して74単位を取得すること」です。登校日数は直接の卒業要件ではありません。年4〜5日しか登校しない学校でも、レポートを提出してスクーリングに参加すれば、3年間で卒業できます。
ただし、単位を落として3年間で74単位に届かなかった場合は4年目に進む必要があります。「登校日数が少ない=単位が取りやすい」ではなく、レポートや定期テストへの取り組みが卒業に直結します。
Q. 不登校でも入学できる?
A. 入学できます。むしろ通信制高校は不登校経験者が多く通う学校です。
文部科学省の調査では、通信制高校の入学者の約6割が不登校経験を持つとされています。学校によっては入学者の過半数が不登校経験者という場合もあり、「みんな同じような背景を持っている」という安心感があります。
また、通信制高校生を対象とした調査4では、入学後に「学校生活が楽しかった」と感じる割合は約7割にのぼります。「どうせ続かないかも」という不安は、入学してみると意外とその不安は消えていくことが多いです。
入学選考も、面接や作文が中心で学力試験がない学校が多く、学力面での不安は基本的に必要ありません。「今の状態で入学できるか」が心配な場合は、学校見学や個別相談を申し込んでみてください。
まとめ|今日できる一歩
この記事では、通信制高校の登校日数について以下の内容をお伝えしました。
- 登校日数は年4〜5日から週5日まで、コースによって幅広く選べる
- 公立は月2〜4回が基本、私立は年4日〜選択式が主流
- 「登校ゼロ」は法的に不可能だが、年10日以下で卒業できる学校もある
- 通学型(週5日)は全日制に近いが「留年なし・単位制」が大きな違い
- お子さんの回復段階に合わせて登校日数を選ぶことが大切
- 入学後のコース変更は可能な学校が多く、変更は失敗ではない
- 資料請求時には通学定期・授業時間数・オンライン対応を必ず確認する
「どの日数が正解か」は、お子さんの今の状態によって変わります。
最初から「週5日通える状態」を目指さなくていいです。今の状態に合った日数からスタートして、少しずつ増やしていける学校を探すことが、長く続けるための一番の近道です。
どの学校に行くかより、お子さん自身が選んだかどうかが、入学後の充実度に大きく影響します。親が情報を集めながらも、最終的な選択はお子さん自身が「ここなら通えそう」と感じる学校にする。それが、長く通い続けるための一番の条件です。
不登校でも将来はどうにかなります。まず親御さん自身がそう思えるようになることが、お子さんの自立への第一歩です。
今日できる一歩は、資料請求です。
「まだ早いかも」と思うかもしれませんが、資料を眺めるだけでも「こういう学校があるんだ」という安心感が生まれます。届いた資料を見ながら、お子さんと「どの学校が気になる?」と話してみてください。その会話が、次の一歩につながります。
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