「音楽をやりたいのに、高校生活と両立できるか不安」——そんな気持ちを抱えていませんか。
全日制高校に通いながら、毎日の授業と部活の合間に音楽の時間を捻出しようとしても、うまくいかない。
そんな高校生がいま、通信制高校の音楽コースへの転校・入学を選んでいます。
この記事では、通信制高校で音楽を学ぶメリットから、ジャンル別の学校の選び方、おすすめ校7選まで、音楽志望の中高生とその保護者に向けて、正直にまとめています。
結論から言えば、通信制高校の音楽コースなら、プロ講師の指導・プロ水準のスタジオ設備・高卒資格の3つを同時に手に入れられます。
「音楽を諦めなくていい」という確信を持って、自分に合う学校を見つけてください。
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不登校で通信制高校を選ぶ注意点
不登校生徒数は毎年過去最高を更新し、その不登校の子どもの受け皿になっている通信制高校。自由度が高いからこそ合った学校も見つけやすく、通信制高校に入ることは、再登校のきっかけにもなりやすいです。
ただし注意して欲しいことがあります。それが
「心のエネルギーが少ない状態のときに学校見学に行くと、最初に行った高校に決めてしまいがち」ということ。
これだと、複数校から検討できていないので、「入学したけど、やっぱり合わなかった…」というケースが少なくないのが現状です。
この失敗を避けるには、不登校の子どもを支える親が、先に複数の選択肢を持っておくことが重要。
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通信制高校なら音楽と高校生活を両立できる?
全日制高校では音楽の時間が取れない理由
全日制高校の1日を振り返ってみてください。
朝8時に登校し、6〜7時間の授業を受け、部活が終わるのは18〜19時。そこから帰宅して夕食・入浴・宿題をこなすと、自由になる時間はほぼゼロです。
音楽の練習には、まとまった時間が必要です。ギターの基礎を身につけるには毎日30分〜1時間の練習が欠かせませんし、DTMで曲を完成させるには数時間の集中時間が必要です。
ボーカルトレーニングも、週1回のレッスンだけでは上達スピードが遅い。毎日少しずつ声を出し、フィードバックを受けることで初めて成長できます。
全日制高校のスケジュールは、音楽に本気で取り組む環境とどうしても相性が悪い。それが現実です。
通信制高校なら「音楽ファースト」の生活が作れる
通信制高校のスクーリング(登校日数)は、公立で年間約20日が目安です。私立では年4日〜週5日まで学校・コースによって幅があります。全日制高校の登校日数(年間約200日)と比べると、自由に使える時間が大幅に増えます。
残りの時間は、自分で使い方を決められます。
毎日3〜4時間を音楽の練習に充てることも、好きなスタジオに通ってセッションすることも、自宅のDAWソフトで深夜まで作曲することも、すべて自分でデザインできます。
「音楽ファースト」で高校生活を設計できるのが、通信制高校の最大の強みです。
また、通信制高校に通う生徒には不登校経験者が多い傾向があります。文部科学省の調査(令和6年度)によると広域通信制高校では不登校経験者の割合が高く、「新しい学校の会」加盟校のアンケート調査では不登校経験のある生徒が約59%という結果も出ています1。一人ひとりのペースを尊重する文化が根づいているため、音楽に集中したいという思いも、自然と受け入れてもらいやすい環境です。
音楽が好きなのに諦めかけている君へ
「音楽をやりたいけど、進学のことを考えると不安」「親に反対されている」「そもそも自分に才能があるかわからない」——こういった悩みを抱えている人はたくさんいます。
でも、通信制高校を選んだ先輩たちの多くは、「もっと早く転校すればよかった」と振り返ります。実際に、通信制高校に入学した生徒の約7割が「学校生活が楽しい」と感じているというデータもあります。環境が変わるだけで、見える世界はガラリと変わります。
高校卒業資格は取れる。音楽の勉強も本格的にできる。同じ夢を持つ仲間にも出会える。この3つが、通信制高校の音楽コースで手に入ります。
まず情報を集めることから始めましょう。動き出した人にだけ、選択肢が増えていきます。
✍️ 通信制高校カフェ運営者より 「音楽で食べていけるか不安」という声は、保護者からもよく聞きます。でも、通信制高校の音楽コースは「音楽で生きていく力」を養う場所です。高卒資格があれば、万が一進路が変わっても別の道を選べます。まずは情報を集めることから始めてください。
通信制高校で音楽を学ぶ5つのメリット
通信制高校なら自分のペースで練習時間を確保できる
通信制高校のスクーリングは年間約20日。全日制の約1/10の登校日数で、高卒資格が取れます。
残りの時間は、自分のスケジュールで動けます。午前中に音楽の練習、午後にレポート学習、夜にバンドのリハーサル——こんな生活リズムを作る生徒も少なくありません。
コンクールや発表会の前には練習に集中し、テスト前はレポートに集中する。自分の優先順位で時間を使えるのが、通信制高校の大きなメリットです。
高校卒業に必要な単位数は74単位以上(文部科学省 高等学校学習指導要領)。通信制高校では、必要な単位を計画的に取得しながら音楽と両立できます。
プロミュージシャンや現役講師から直接学べる
音楽コースのある通信制高校では、現役で活動するプロミュージシャンや、音楽大学出身の講師が直接指導してくれます。
「教え方を勉強した先生」ではなく、「現場を知っている人」から学べるのは大きな違いです。業界の実情、プロとして食べていくために何が必要か、リアルな視点で教えてくれます。
全日制の音楽科でも音楽の授業はありますが、専門的なスキルを磨く環境は通信制の音楽コースのほうが充実している場合が多いです。
スタジオ・機材などプロ水準の設備が使える
音楽コースを設置している通信制高校の多くは、防音スタジオ・レコーディングブース・プロ仕様のPA機材・DAWソフトなどを完備しています。
自宅では練習できない大音量での演奏や、本格的なレコーディング体験ができます。機材に触れる機会が多ければ多いほど、技術の習得スピードが上がります。
設備の充実度は学校によって大きく異なるため、見学・体験授業で実際に確認することをおすすめします。
通信制高校で高卒資格を取りながら音楽を本格的に追える
「音楽の夢を追うと高校を辞めなければならない」——これは誤解です。
通信制高校なら、音楽の勉強をしながらしっかり高卒資格を取れます。高校卒業後の進路として、音楽大学への進学・専門学校への進学・プロデビューなど、さまざまな道が開かれています。
高卒資格があることで、万が一音楽の道が変わっても、別の進路を選びやすくなります。リスクを抑えながら夢を追えるのが、通信制高校の現実的な強みです。
同じ夢を持つ仲間と出会える(居場所ができる)
「音楽が好きすぎて、学校で浮いてしまう」という悩みを持つ生徒は少なくありません。
通信制高校の音楽コースには、同じ夢を持つ仲間が集まっています。バンドを組んだり、一緒に楽曲を制作したり、お互いの演奏を聴き合ったり——そういった日常が自然と生まれます。
「やっと自分の居場所が見つかった」という声は、音楽コースに通う生徒から特によく聞かれます。音楽を通じたつながりは、高校生活の財産になります。
音楽コースと軽音楽部、どちらを選ぶ?
音楽コースとは?専門的に「プロを目指す」ための環境
音楽コースは、音楽を「本格的に学ぶ」ための専門プログラムです。
授業として演奏技術・音楽理論・作曲・レコーディング技術などを体系的に学びます。プロの講師による指導があり、カリキュラムに沿って段階的にスキルを伸ばしていきます。
プロミュージシャンを目指したい人、音楽大学への進学を考えている人、特定のジャンル(ボーカル・DTM・バンド演奏など)のスキルを集中的に磨きたい人に向いています。
授業の一部として音楽を学ぶため、練習やレッスンが「義務」として設定されています。強制力があることで、継続して技術を伸ばしやすい側面もあります。
軽音楽部とは?「仲間と楽しむ」部活型の音楽
軽音楽部は、仲間と音楽を楽しむための課外活動です。
部活なので、授業のカリキュラムはありません。先輩から学んだり、自分たちで練習メニューを決めたりしながら、自由なスタイルで音楽を楽しみます。
「音楽は好きだけどプロを目指すわけではない」「仲間と一緒に演奏する楽しさを味わいたい」という人に向いています。
通信制高校でも軽音楽部を設置している学校はあります。ただし、スクーリング日数が少ないため、活動頻度は全日制より少ないのが一般的です。
あなたはどっち?目的別チェックリスト
以下のチェックリストで、自分に合う選択肢を確認してみてください。
音楽コース向きの人
- プロミュージシャンや音楽講師になりたい
- 音楽大学・専門学校への進学を考えている
- 特定のジャンル(DTM・ボーカル・バンドなど)を本格的に学びたい
- 体系的なカリキュラムで確実に技術を伸ばしたい
- 講師からのフィードバックを受けながら成長したい
軽音楽部向きの人
- 音楽は趣味・楽しみとして続けたい
- バンドを組んで仲間と演奏することが目的
- カリキュラムよりも自由なスタイルで練習したい
- プロを目指すより、高校生活の思い出として音楽に関わりたい
「プロを目指したい」「音楽で生計を立てたい」という明確な目標がある人は、音楽コースを選ぶほうが近道です。
✍️ 通信制高校カフェ運営者より 「まだプロを目指すか決めていない」という生徒も、音楽コースへの入学を考えてみてください。コースに入ることで環境が整い、本気度が育っていくケースを何度も見てきました。「とりあえず軽音楽部」よりも、環境に投資するほうが成長スピードは確実に上がります。
ジャンル別・自分に合うコースを選ぼう
【バンド志望】バンド演奏・ライブ活動ができる学校の選び方
バンドをやりたいなら、次の3点を確認しましょう。
1. 防音スタジオ・スタジオ設備があるか
ドラム・ギター・ベース・ボーカルが同時に練習できる防音スタジオが必要です。スタジオが完備されていれば、スクーリング日にバンドで合わせられます。
2. ライブ発表の機会があるか
学校主催のライブ発表会・コンテスト参加の機会があるかどうかを確認しましょう。実際のステージに立つ経験は、音楽の上達に欠かせません。
3. バンドサウンドの講師が在籍しているか
ギター・ベース・ドラムの個別指導ができる講師がいるかどうかも重要なポイントです。
バンド特化なら、北海道芸術高等学校のミュージックコースがおすすめです(詳細はこの後の学校紹介セクションで説明します)。
関連記事:都道府県別・通信制高校の口コミ一覧
【DTM・ボカロP志望】作曲・打ち込みに特化したコースの選び方
DTMやボカロPを目指すなら、次の3点を確認しましょう。
1. DAWソフトの種類と使用環境
Cubase・Logic Pro・Studio Oneなど、プロが使うDAWソフトで学べるかどうかが重要です。VOCALOIDの授業があるかも確認しましょう。
2. 作曲理論・アレンジ理論を教えてくれるか
ソフトの使い方だけでなく、音楽理論・コード理論・アレンジの知識まで教えてくれるカリキュラムがあるかを確認します。
3. 個人レッスンか、グループ授業か
DTMは個人の制作スタイルが強く出るジャンルです。個人レッスン形式で、自分の作品に対してフィードバックをもらえる環境が理想的です。
DTM・ボカロP特化なら、ウッド高等部が国内トップクラスの環境を持っています(この記事で詳しく紹介しています)。
【ボーカル志望】声楽・ポップスボーカルを磨ける環境の選び方
ボーカル志望なら、次の3点を確認しましょう。
1. ボーカル専任の講師がいるか
「歌が教えられる音楽の先生」ではなく、プロボーカリストやボイストレーナーが専任で指導してくれるかどうかを確認しましょう。
2. ジャンル(ポップス・ロック・声楽)への対応
J-POPや洋楽ポップスを歌いたいのか、クラシック声楽を学びたいのかによって、最適な学校が異なります。目指すジャンルに対応した講師・カリキュラムがあるかを確認しましょう。
3. レコーディング体験の有無
自分の声を録音して客観的に聴く体験は、ボーカルの上達にとても効果的です。レコーディングブースやスタジオが使える環境かどうかも確認しましょう。
ボーカル総合ならあずさ第一高等学校、音大進学を目指すならルネサンス高等学校(国立音楽院連携)が選択肢になります(後述の学校紹介で取り上げています)。
【音大進学志望】音楽大学への合格実績がある学校の選び方
音楽大学への進学を目指すなら、次の4点を確認しましょう。
1. 音大入試に対応したカリキュラムがあるか
音楽大学の入試には実技試験・ソルフェージュ(聴音・視唱)・楽典(音楽理論の筆記)などが含まれます。これらを専門的に指導してくれるかどうかが重要です。
2. 過去の音大合格実績を確認する
「音大進学をサポート」という言葉は多くの学校が使いますが、実際の合格実績を数字で確認することが大切です。見学時に直接聞いてみましょう。
3. 音楽専門学校とのダブルスクールが可能か
通信制高校の在宅学習と並行して、音楽専門学校に通えるダブルスクール形式は、音大受験に有効な手段です。スクーリング日数が少ない(年4日程度)学校を選ぶと、ダブルスクールのスケジュールが組みやすくなります。
4. 個人レッスンの頻度
音大受験は個人の実力勝負です。週に何回、どのくらいの時間、個人レッスンを受けられるかを確認しましょう。
音大進学サポートなら、ルネサンス高等学校(国立音楽院連携)が特に充実しています(おすすめ校7選で詳しく紹介しています)。
初心者でも大丈夫?3年間の成長ロードマップ
1年目:基礎技術と「自分の音楽」を探す時期
入学直後は、基礎をしっかり固める時期です。
楽器演奏なら音の出し方・基本的なコード・スケールの習得から始まります。DTMなら、DAWソフトの操作方法・MIDIの基礎・簡単なビートメイキングを学びます。ボーカルなら発声の基礎・ブレスコントロール・音程感覚を鍛えます。
同時に、好きな音楽のジャンルや、自分がどんな音楽を作りたいかを探す時期でもあります。様々な音楽に触れ、先輩の演奏を聴き、自分の「音楽の好み」を明確にしていきましょう。
1年目の終わりには、学校の発表会やミニライブで初めての人前演奏を経験する生徒も多いです。
2年目:作品制作・バンド結成・ライブ初体験
基礎が固まってきた2年目は、「作る・表現する」段階へ進みます。
DTMなら、オリジナル曲の制作を開始します。コード進行・メロディー・アレンジを自分で考え、完成させる経験が積み重なります。バンド志望なら、仲間とバンドを結成し、本番を想定したリハーサルと発表の機会が増えていきます。
学校主催のライブイベントに出演する生徒も多く、観客の前で演奏する緊張感と達成感を味わいます。この経験が、3年目に向けての大きな原動力になります。
ボーカル志望なら、この時期にオーディションに挑戦したり、SNSで歌声を発信し始める生徒もいます。
3年目:進路確定・音楽で食べていくための準備
3年目は進路に向けて動く時期です。
音楽大学進学を目指す生徒は、入試対策のカリキュラムを強化します。実技・ソルフェージュ・楽典の対策を集中的に行い、オープンキャンパスへも積極的に参加していきましょう。
プロデビューを目指す生徒は、ポートフォリオ(作品集)の制作、デモ音源の録音、レーベルやプロダクションへのアプローチを始めます。一部の学校では、在学中からレーベルのオーディション情報を提供してくれる場合もあります。
専門学校進学を選ぶ生徒も多く、通信制高校での経験を活かして、より実践的な音楽教育を受ける道を選びます。
初心者が3年間で到達できるレベルの目安(カリキュラム情報ベース)
「全くの初心者でも3年間でどこまで到達できるか」を、カリキュラム情報をもとにまとめました。
ギター・ベース・ドラム
1年目でコードや基本的なリズムパターンを習得、2年目でバンド演奏ができるレベルへ。3年目には自分のアレンジで楽曲を演奏できるレベルが目安です。
DTM・作曲
1年目でDAWの基本操作とビートメイキングを習得。2年目でオリジナル曲を完成させてSNSに投稿できるレベルへ進み、3年目には複数の完成曲をポートフォリオとして提示できるレベルに到達する生徒が多いです。
ボーカル
1年目で発声の基礎と音程感覚を習得、2年目で人前で安定して歌えるレベルへ。3年目には楽曲の表現力・ステージパフォーマンスまで磨けるレベルを目標にできます。
ただし、到達レベルは個人差があります。毎日どのくらい練習するか、元々の音楽経験があるかどうかによって大きく変わります。「目安」として参考にしてください。
✍️ 通信制高校カフェ運営者より 通信制高校の音楽コースでは、入学時の経験値はほとんど問われません。大切なのは「音楽に向き合う時間と熱量」です。3年間コツコツ続けた生徒は、確実に成長しています。
音楽コースの学校選びで失敗しない5つのポイント
スタジオ・機材などの設備レベルを確認する
音楽の上達には、「本物の設備」で練習する経験が欠かせません。
見学の際に、次の点を確認しましょう。
- 防音スタジオの数と広さ
- PA機材(アンプ・ミキサー・マイクなど)のグレード
- DTMルームのPC・DAWソフトの種類
- レコーディングブースの有無
- 自由練習の際の設備使用ルール(スクーリング日以外にも使えるか)
特に「スクーリング日以外にもスタジオを使えるか」は重要です。年間20日しか登校しない場合、スクーリング日だけしかスタジオを使えないとなると、実際の練習量が限られてしまいます。
講師陣の実績と授業スタイルを調べる
「プロ講師が指導」と書いてある学校は多いですが、具体的にどんな講師がいるかを確認しましょう。
- 講師のプロフィール(どんな音楽活動をしてきたか)
- 指導スタイル(個人レッスンかグループ授業か)
- 週に何回、何時間のレッスンが受けられるか
- 自分の目指すジャンルに対応した講師がいるか
可能であれば、体験授業を受けて、講師の指導法が自分に合うかどうかを確かめることをおすすめします。
スクーリング(登校日数)が生活リズムに合うか確認する
通信制高校といっても、スクーリングの頻度は学校によって大きく異なります。
- 年4〜5日程度(ほぼ在宅学習)
- 週1〜2日程度(通学と在宅のバランス型)
- 週5日(通学メインのスタイル)
音楽の練習に時間を使いたいなら、スクーリングが少ない学校を選ぶと自由時間が増えます。一方で、学校での授業・設備を多く活用したい場合は、週複数回の通学スタイルが合っているかもしれません。
自分の理想の生活リズムをイメージしながら、スクーリング頻度を選んでください。
学費の総額と音楽コース特有の追加費用を把握する
通信制高校の学費は、基本の授業料に加えて音楽コース専用の費用が追加される場合があります。
確認すべき費用の内訳は次のとおりです。
- 入学金
- 年間授業料(1単位あたりの料金)
- 音楽コース受講費(週1回・週2回で異なる場合が多い)
- 楽器実習費・スタジオ利用料
- 施設設備費
- 行事費
資料請求や見学時に「3年間の総学費目安」を必ず確認してください。パンフレットに掲載されている金額だけでは、追加費用が見えないことがあります。
卒業後の進路実績(音大進学率・プロデビュー数)を聞く
学校選びで最後に確認したいのが、卒業後の進路実績です。
- 音楽大学・専門学校への進学率
- プロデビューした卒業生の数や活動状況
- 就職・アルバイトをしながら音楽を続けている卒業生の割合
学校の説明会や個別相談で、「卒業生はどんな進路を歩んでいますか?」と直接聞いてみましょう。具体的な数字を出してくれる学校は、実績に自信がある証拠です。
「音楽コースがある」というだけでなく、「卒業後に音楽でどう生きていくか」まで一緒に考えてくれる学校を選ぶことが大切です。
✍️ 通信制高校カフェ運営者より 進路実績を聞くと、学校の本気度がわかります。「個人差があるので…」と曖昧にする学校よりも、「昨年度は〇名が音大に進学、〇名がプロとしての活動を開始」と具体的に答えてくれる学校の方が、生徒の進路をしっかり追っている証拠です。
✍️ 通信制高校カフェ運営者より 音楽コースに限らず、学校選びで一番大切なのは「お子さん自身が選ぶこと」です。当サイトへの相談でも、親御さんが良かれと思って学校を決めた結果、お子さんとの関係が悪化してしまったケースが複数ありました。資料や見学の準備は親御さんが主導してOKですが、最終判断は必ず本人に委ねてください。
通信制高校の音楽コース・おすすめ校7選
【バンド特化】北海道芸術高等学校
こんな人におすすめ:バンド演奏・ライブ活動に本気で取り組みたい人。全国から入学できる。
北海道余市郡仁木町に本校を置き、札幌・仙台・横浜・東京・名古屋・福岡にサテライトキャンパスを展開する通信制高校です。ミュージックコースでは、バンドやDTMを軸にした音楽表現を学べます。
講師には元カラーボトルのボーカル・ギター担当の竹森マサユキ氏、ベーシスト・音楽プロデューサーの恩田快人氏などが名を連ねています。NHK紅白歌合戦出場経験を持つシンガーソングライターが特別授業を担当することも。
全国高等学校軽音楽部対抗バンドバトル「冬の陣」2023年大会で札幌サテライトキャンパスのバンドが優勝した実績があり2、バンドサウンドの環境が充実しています。レコーディング実習も充実しており、プロが使う機材で自分たちの音を録る体験ができます。
スクーリングは本校(北海道仁木町)で年1週間(5日間程度)、またはサテライトキャンパスでの通学も選択できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設置コース | ミュージックコース(バンド・DTM・声楽など) |
| 講師 | 竹森マサユキ氏、恩田快人氏 ほか |
| 特徴 | レコーディング実習・全国大会実績あり |
| 学費目安 | キャンパスにより異なる(池袋校:初年度76万円〜、札幌校:47万円〜)※2026年3月現在・要確認 |
| 公式サイト | https://www.kyokei.ac.jp/ |
✍️ 通信制高校カフェ運営者より 全国各地にサテライトキャンパスがあるため、北海道以外の生徒でも通いやすいのが特徴です。
【DTM・ボカロP特化】ウッド高等部
こんな人におすすめ:作曲家・ボカロPを目指す人。DAWソフトを本格的に学びたい人。
中野キャンパスを拠点とする通信制高校提携の音楽専門教育機関です。「作曲家・ボカロPを目指す高校生」のために特化したカリキュラムが組まれており、Cubase・Studio One・Logic Pro・VOCALOIDなど業界標準ソフトを使って学べます。
カリキュラムは「作曲・アレンジ理論」「シンセ・DTM技術」「楽器の特性とジャンル理解」の3本柱に加え、「SNS運用・セルフブランディング」「個別進路相談」が組み合わさった5本柱で構成されています。
現役で活躍するプロが直接指導。CHEMISTRY等への楽曲提供経歴を持つ豊島吉宏氏、アニメ音楽制作実績を持つ丸田新氏などが講師を務めています。TBSの情報番組「Nスタ」でも紹介されました。
初心者向けの「作曲・DTM基本科」と経験者向けの「作曲・DTM本科」に分かれており、自分のレベルに合ったコースを選べます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設置コース | 作曲・DTM基本科・本科 |
| 講師 | 豊島吉宏氏、丸田新氏 ほか現役プロ |
| 特徴 | DTM・VOCALOID特化、業界標準ソフト使用 |
| 学費目安 | 要資料請求 |
| 公式サイト | https://nakanocampus.net/ |
✍️ 通信制高校カフェ運営者より DTM・ボカロPに特化した高校レベルの教育機関は国内でもほとんどありません。作曲家やボカロPを本気で目指すなら、最初に資料を取り寄せてほしい学校です。
【ボーカル・総合音楽】あずさ第一高等学校
こんな人におすすめ:ボーカル・ギター・ベース・ドラムなど複数の専攻から選びたい人。首都圏に通える人。
千葉・東京・神奈川にキャンパスを持つ広域通信制高校です。感性をのばすオリジナルコースの一つとして「音楽コース」を設置。ボーカル・ギター・ベース・ドラムの4専攻から選べます。
ボーカル専攻の講師は洗足学園音楽大学卒業のボイストレーナーや、大手レコード会社からデビュー経験を持つ講師など、実績あるプロが指導。初心者から経験者まで、レベルに合わせたカリキュラムで学べます。
通学スタイルは週1日〜週5日まで選択可能。音楽コースは午前の通常授業の後、午後から受講する形式です。
専門コースの受講費は週1回・年間10万円、週2回・年間20万円が追加となります(2026年3月現在・要確認)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設置コース | 音楽コース(ボーカル・ギター・ベース・ドラム) |
| 講師 | 洗足学園音大卒ボイストレーナー、デビュー経験講師 ほか |
| 特徴 | 週1〜5日の柔軟な通学スタイル |
| 学費目安 | 音楽コース追加費10〜20万円/年(週1〜2回)※要確認 |
| 公式サイト | https://www.azusa1.ed.jp/ |
【音大進学サポート】ルネサンス高等学校(国立音楽院ダブルスクール)
こんな人におすすめ:音楽大学への進学を本気で目指したい人。スクーリングを最小限に抑えて音楽に集中したい人。
ルネサンス高等学校(茨城・愛知・大阪)の音楽コースは、国立音楽院(東京)とのダブルスクール形式です。高卒資格はルネサンス高等学校で取得(年4日のスクーリングのみ)し、音楽の専門教育は国立音楽院で受けます3。
国立音楽院では、ピアノ演奏科・シンガーソングライター科・ロックプレイヤー科・作曲アレンジ科など、20種類以上の学科から選べます4。
50以上の練習室・スタジオが完備され、年末年始を除く360日開館で授業時間外も自由に使えます5。音大受験に必要なソルフェージュ・楽典の指導にも対応しています。
マンツーマンレッスンで、メディアでも活躍する実力派講師から直接指導を受けられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設置コース | 音楽コース(国立音楽院20種類以上の学科) |
| 講師 | 国立音楽院の実力派講師(マンツーマン) |
| 特徴 | 年4日スクーリングで高卒資格、360日開館のスタジオ |
| 学費目安 | 高校分+国立音楽院費用(年間100万円程度が加算目安)※要確認 |
| 公式サイト | https://www.r-ac.jp/school/course/music/ |
✍️ 通信制高校カフェ運営者より スクーリングが年4日と最少水準なので、音楽専門校の授業との両立がしやすい構造です。音大受験を真剣に考えるなら、早めに相談してみてください。
【CD制作・楽曲制作まで体験】ヒューマンキャンパス高等学校
こんな人におすすめ:音楽の制作現場を体験しながら学びたい人。プロの制作プロセスを肌で感じたい人。
ヒューマンアカデミーグループが設置する通信制高校で、全国40か所以上に学習センターを展開しています6。ミュージック専攻では、現役プロ講師による少人数制の授業が特徴です。
CDやライブ・楽曲などの制作を実際に体験できる実践的なカリキュラムが組まれており、プロモーションや音楽ビジネスについても学べます。音楽を「作る側」として関わる経験が積める環境です。
クロスオーバーカリキュラム制度により、音楽専攻の授業に加えてデザイン・ビジネスなど他分野の授業も受けられるのが特徴です。将来、音楽制作に関わる幅広いスキルを身につけたい人に向いています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設置コース | ミュージック専攻 |
| 講師 | 現役プロ(少人数制) |
| 特徴 | CD・楽曲制作体験、クロスオーバーカリキュラム |
| 学費目安 | 要資料請求(学習センターにより異なる) |
| 公式サイト | https://www.athuman.com/hchs/ |
【大手×DTM講座が充実】N高等学校
こんな人におすすめ:自宅からオンラインで音楽を学びたい人。多様な課外授業に興味がある人。
ドワンゴ・角川が設立した通信制高校で、ネットコース・通学コースなどスタイルが豊富です。音楽専門コースはないものの、課外授業(300以上のプログラム・24,800以上の教材)の中にDTM・作曲・音楽理論に関する授業が多数含まれています7。
またネット部活としてN高グループ音楽部が設置されており、東京交響楽団のリハーサル見学など、音楽業界に触れる機会も提供しています。
「学業をしっかりこなしながら、独学で音楽を伸ばしていきたい」という自律型の生徒に向いています。自由な時間が多いネットコース(年間スクーリングは数日程度)を選べば、音楽の練習時間を最大化できます。
ある卒業生の例では、N高在学中に音大進学を決め、音楽と英語の勉強を中心にN高のレポートをこなしながら、最終的に音大へ進学しています。「単位を1年生のうちに多く取って、2〜3年生を受験に集中させた」という戦略的な活用法です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設置コース | 音楽専門コースなし(課外授業・ネット部活で対応) |
| 講師 | オンライン授業(動画+テキスト) |
| 特徴 | 300以上の課外授業プログラム、高い自由度 |
| 学費目安 | ネットコース年間約25万円程度(2025年度)※就学支援金適用で大幅軽減可・要確認 |
| 公式サイト | https://nnn.ed.jp/ |
📢 当サイトに投稿された口コミ
「私の場合は音大に進学することを決めていたので、1年生のうちに沢山の単位を取り2・3年生はかなり楽をできました。沢山のオープンキャンパスや講習会に参加し、受験に全力を出すことができました。就学支援金を利用すれば、年間6万円程まで抑えることができます。」(N高等学校卒業生・音大進学)
✍️ 通信制高校カフェ運営者より N高は音楽専門コースがない分、自分から動ける人向きです。逆に言えば、自律的に練習計画を立てて行動できる生徒にとっては、自由度の高さが最大の武器になります。
【音楽専攻コース充実】日本ウェルネス高等学校
こんな人におすすめ:ウッド・国立音楽院と連携した学びを、より通いやすい形で受けたい人。
タイケン学園グループが運営する広域通信制高校で、音楽専攻では「musicschoolウッド」と「国立音楽院」の2校と連携しています。
学べる内容は、ボーカル・ギター・ベース・ドラム・キーボード・ピアノ・DTM・作曲・音大受験対策など幅広く対応。週5日・週3日・週2日・週1日から登校スタイルを選べ、1日3時間の授業で卒業に必要な単位を取得できます。
午前中に学校の授業を終えて、午後は音楽の練習に充てるというスケジュールが組みやすい設計になっています。
東京キャンパス(板橋区成増)を中心に全国展開しており、吹奏楽専攻も設置。学校行事での演奏・定期演奏会・イベント出演など、発表の機会も豊富です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設置コース | 音楽専攻(ウッド・国立音楽院連携) |
| 講師 | ウッド・国立音楽院の講師陣 |
| 特徴 | 2つの音楽専門機関と連携、午前授業スタイル |
| 学費目安 | 入学金1万円+授業料1.2万円/単位(25単位)+専攻費(要確認)※2026年3月現在 |
| 公式サイト | https://www.taiken.ac.jp/ |
✍️ 通信制高校カフェ運営者より ウッドと国立音楽院という2つの音楽専門機関と連携しているのが最大の特徴です。午前中に高校の授業を終えて午後は音楽に集中できるスケジュールは、音楽志望の生徒にとって理想的な時間配分だと思います。
気になる費用は?音楽コースの学費・追加費用をまとめて比較
通信制高校の基本学費(年間の目安)
通信制高校の学費は、「1単位あたりの授業料」が基本です。
卒業に必要な74単位以上を3年間に分けて取得するため、年間25単位前後が目安です。
これに施設設備費・行事費・サポート授業料などが加わり、通信制高校の基本部分の年間学費は30〜70万円程度が目安です(学校によって大きく異なります)。
| 学費の種類 | 目安 |
|---|---|
| 授業料(1単位) | 学校により異なる(目安12,000円前後) |
| 年間必要単位 | 約25単位(3年間で74単位以上) |
| 施設設備費・行事費 | 学校による(5〜30万円程度) |
| 基本学費の年間目安 | 30〜70万円程度(学校により異なる) |
※学費は2026年3月現在の情報をもとにした目安です。最新の情報は各校にご確認ください。
音楽コース特有の追加費用(楽器実習費・スタジオ利用料)
音楽コースには、基本学費に加えて専門コースの費用が別途かかります。
あずさ第一高等学校の例では、週1回・年間10万円、週2回・年間20万円の追加費用が設定されています(2026年3月現在・要確認)。
その他、学校によっては以下の費用が別途発生する場合があります。
- 楽器実習費:楽器の使用・修繕にかかる費用
- スタジオ利用料:スクーリング日以外にスタジオを使う場合の追加料金
- 楽器レンタル費:自分の楽器がない場合の貸し出し料
- 音楽コース受講費:専門コースの授業料
「音楽コースの追加費用まで含めた年間・3年間の総額」を、見学・資料請求時に必ず確認してください。
学費を抑えながら音楽を学ぶ方法(奨学金・給付型支援)
通信制高校の学費負担を抑えるための制度があります。積極的に活用しましょう。
就学支援金(国の制度)
高等学校等就学支援金制度により、世帯年収に応じて授業料の一部または全部が支援されます。私立通信制高校の場合、世帯年収約590万円未満の家庭は1単位あたり最大12,030円(年額上限29万7,000円)が支給されます8。
授業料の多くをこの就学支援金でカバーできるため、基本部分の自己負担が大幅に減ります。実際には、私立通信制高校の約90%が1単位あたり12,030円以下の授業料を設定しているため、世帯年収590万円未満の家庭では授業料部分が実質無償になるケースが大半です。音楽コースの追加費用は別途かかりますが、基本の学費負担はかなり軽減されます。
2026年度からは支給額の引き上げが予定されており、最新情報は文部科学省または学校に確認してください。
奨学金制度
日本学生支援機構の奨学金は、通信制高校の生徒には直接適用されませんが、学校独自の奨学金・授業料減免制度を設けているところもあります。
補助制度の確認ポイント
- 各都道府県の私立高校授業料補助制度
- 学校独自の奨学金・授業料減免
- 音楽コース特有の費用に就学支援金が適用されるかどうか
就学支援金の申請は学校経由で行います。入学前に必ず確認しておきましょう。
✍️ 通信制高校カフェ運営者より 学費の総額が気になる場合は、まず資料請求で「3年間の費用シミュレーション」を出してもらうことをおすすめします。学校によっては個別相談で丁寧に計算してくれます。
よくある質問(FAQ)
通信制高校で音楽を専門的に学ぶことはできますか?
はい、できます。通信制高校の中には、プロ講師によるボーカル・バンド演奏・DTM・作曲などの専門コースを設置している学校が複数あります。スタジオ設備やレコーディング実習など、全日制の音楽科と同等かそれ以上の環境を持つ学校も存在します。
初心者でも音楽コースに入学できますか?
多くの学校で「音楽経験不問」「初心者歓迎」としています。入学試験で演奏技術を問われる学校はほとんどありません。基礎から丁寧に教えてくれるカリキュラムが用意されているので、ゼロからスタートしても問題ありません。
通信制高校の音楽コースは全日制の音楽科と何が違いますか?
全日制の音楽科は主に声楽・器楽・音楽理論を学校の授業として学ぶ形式です。通信制の音楽コースは、スクーリング日数が少ない分、自分の練習時間を多く確保できます。また、プロの音楽活動と両立しやすく、ダブルスクールで音楽専門学校とも組み合わせやすいのが通信制の特徴です。
通信制高校でDTMや作曲は学べますか?
学べます。ウッド高等部のように、DTM・作曲に特化したカリキュラムを持つ学校もあります。Cubase・Logic Pro・Studio One・VOCALOIDなど業界標準のソフトを使って、実践的に学べます。N高等学校の課外授業でもDTM・作曲関連のコンテンツが充実しています。
通信制高校に軽音楽部はありますか?
学校によってあります。ただし、スクーリング日数が少ないため、活動頻度は全日制より少ないのが一般的です。部活よりも音楽コースのほうが、専門的に音楽に取り組める環境が整っていることが多いです。見学時に軽音楽部の有無と活動実態を確認しましょう。
音楽コースのある通信制高校とサポート校の違いは何ですか?
通信制高校は、高校卒業資格を発行できる学校です。サポート校は、通信制高校の学習をサポートする施設で、単独では卒業資格を発行できません。音楽コースがある「学校」と「サポート校」は異なるため、資料請求・見学時に「高卒資格は誰が発行するのか」を必ず確認しましょう。
音楽コースのスクーリング(登校日数)は多いですか?
学校によって異なります。ルネサンス高等学校(ダブルスクール型)は年4日程度が最少水準。北海道芸術高等学校は年1週間(5日間程度)の本校スクーリングが基本です。週複数回の通学スタイルを選べる学校もあります。自分のライフスタイルや音楽活動のスケジュールに合わせて選びましょう。
通信制高校の音楽コースから音楽大学に進学できますか?
できます。ルネサンス高等学校(国立音楽院連携)では音大進学サポートを明示しています。N高等学校の卒業生が音大に進学した事例も確認されています。ただし、音大受験には実技・ソルフェージュ・楽典の対策が必要です。音大受験に特化したカリキュラムや個別指導があるかどうかを、入学前に必ず確認してください。
通信制高校の音楽コースでプロを目指せますか?
目指せます。北海道芸術高等学校では全国軽音楽大会での優勝実績があり、卒業生がプロミュージシャンとして活躍している例もあります。ただし、プロになれるかどうかは学校の環境だけでなく、本人の努力・才能・運も大きく関係します。「プロになる環境が整っているか」を確認しながら、自分自身の練習量・行動量で道を切り開いていくことが大切です。
通信制高校の音楽コースの学費はどのくらいかかりますか?
学校によって大きく異なります。通信制高校の基本部分は年間30〜70万円程度が多く、そこに音楽コース受講費(年間10〜30万円程度)が加わるケースが一般的です。就学支援金(世帯年収約590万円未満で授業料が大幅軽減)を活用すれば基本部分の自己負担を大幅に減らせます。必ず3年間の総額を確認してから判断してください。
通信制高校の音楽コースで楽器の貸し出しはありますか?
学校によって異なります。ドラムセットやアンプなどの大型機材は学校に備え付けのことが多いですが、個人用の楽器(ギター・ベースなど)は自分で用意するケースが一般的です。見学・説明会時に「楽器の貸し出しはあるか」「自前の楽器が必要か」を直接確認することをおすすめします。
音楽に特化した通信制高校はどこにありますか?(地方・東京など)
音楽コースを持つ通信制高校は、東京・首都圏を中心に全国各地にサテライトキャンパスがあります。北海道芸術高等学校は札幌・仙台・横浜・東京・名古屋・福岡にキャンパスを展開。ヒューマンキャンパス高等学校は全国40か所以上の学習センターがあります。地方在住の場合でも、スクーリングが年数日程度の学校を選べば、遠方からでも通学できます。
芸能活動をしながら通信制高校の音楽コースに通えますか?
通えます。スクーリングが少ない通信制高校なら、芸能活動や音楽活動のスケジュールに柔軟に対応できます。特に「年4日のスクーリング」のルネサンス高等学校や、ネットコース中心のN高等学校などは、活動が忙しいアーティスト志望の生徒にも利用されています。
通信制高校の音楽コースと音楽専門学校を同時に通うことはできますか?
できます。これが「ダブルスクール」と呼ばれる形態で、ルネサンス高等学校(国立音楽院)・日本ウェルネス高等学校(ウッド・国立音楽院)などが公式に連携しています。スクーリングが少ない通信制高校を選べば、音楽専門学校のスケジュールとの両立がしやすくなります。学費はその分増えるため、総額を事前に確認してください。
通信制高校の音楽コースを卒業した後の進路はどうなりますか?
進路はさまざまです。音楽大学・専門学校への進学、プロデビュー・オーディション挑戦、アルバイト・仕事をしながら音楽活動継続、一般就職など、生徒それぞれの選択があります。学校の「卒業後の進路実績」を見学時に確認し、自分が目指す進路のサポート体制があるかどうかを判断してください。
まとめ:音楽を諦めなくていい。あなたに合う学校を見つけよう
「全日制高校にいると、音楽の時間が取れない」という悩みは、通信制高校を選ぶことで解決できます。
スクーリングが少ない通信制高校なら、残りの時間を自分の音楽に使えます。プロ講師に学べる、プロ水準の設備で練習できる、同じ夢を持つ仲間と出会える——こうした環境が、通信制高校の音楽コースには揃っています。
学校を選ぶときは、次の5点を必ず確認しましょう。
1. 設備レベル(スタジオ・機材の充実度)
2. 講師陣の実績と指導スタイル
3. スクーリング日数と自分の生活リズムの相性
4. 3年間の総学費(就学支援金の活用込みで)
5. 卒業後の進路実績
一番大切なのは、「百聞は一見にしかず」です。気になった学校には、必ず見学・体験授業に行ってみてください。実際に施設を見て、講師と話して、雰囲気を感じてから判断することをおすすめします。
音楽を諦めなくていい。あなたに合う場所は、必ずあります。
保護者の方へ: 「音楽で食べていけるのか」という不安は、お子さん以上に感じていることかもしれません。でも通信制高校の音楽コースは、高卒資格という保険をかけながら、お子さんの「好き」を伸ばせる環境です。大切なのは、お子さん自身が「この学校に行きたい」と納得して選ぶこと。まずは一緒に資料を取り寄せて、親子で話し合うところから始めてみてください。
資料請求は無料で、学校からの連絡方法は選べます。まず比較検討のための情報収集として、気軽に取り寄せてみてください。
関連記事:都道府県別・通信制高校の口コミ一覧
脚注
1 「新しい学校の会」加盟校アンケート調査(通信制高校在籍生徒の不登校経験者割合)。文部科学省の調査(平成28年度)では広域通信制高校で66.7%という数値も報告されている。
2 全国高等学校軽音楽部対抗バンドバトル「冬の陣」2023年大会結果。出典:https://band-battle.com/fuyunojin/2024/history2023wt.html
3 ルネサンス高等学校 音楽コース公式ページ。出典:https://www.r-ac.jp/school/course/music/
4 国立音楽院の学科数は20種類以上(本科・研究科含む)。公式サイト確認:https://www.kma.co.jp/
5 国立音楽院 施設紹介ページ:50以上の練習室・スタジオ完備、360日開館。出典:https://www.kma.co.jp/about/facility/
6 ヒューマンキャンパス高等学校 公式サイト:https://www.hchs.ed.jp/campus/ (学習センター一覧。2025年時点で40か所以上)
7 N高等学校 コース紹介ページ:300以上のプログラム、24,800以上の教材(2025年度)。出典:https://nnn.ed.jp/course/
8 高等学校等就学支援金制度(文部科学省)。2025年度:世帯年収約590万円未満で1単位あたり最大12,030円(年額上限29万7,000円)支給。出典:https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/1342674.htm
不登校で通信制高校を選ぶ注意点
不登校生徒数は毎年過去最高を更新し、その不登校の子どもの受け皿になっている通信制高校。自由度が高いからこそ合った学校も見つけやすく、通信制高校に入ることは、再登校のきっかけにもなりやすいです。
ただし注意して欲しいことがあります。それが
「心のエネルギーが少ない状態のときに学校見学に行くと、最初に行った高校に決めてしまいがち」ということ。
これだと、複数校から検討できていないので、「入学したけど、やっぱり合わなかった…」というケースが少なくないのが現状です。
この失敗を避けるには、不登校の子どもを支える親が、先に複数の選択肢を持っておくことが重要。
そんな時に役立つのが、通信制高校の一括資料請求サービスです。住所を入力するだけで、通学圏内の学校のパンフレットを簡単に取り寄せられます。
各校の特徴や違いを把握しやすくなり、子どもに合った学校を見つけやすくなります。パンフレットがあることで、視覚的にも検討しやすく「この学校は違うな」見極めがしやすくなります。
本格的に学校選びを始めるまえにまずは、こうした資料請求サービスを活用してくださいね。
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