子どもから「通信制高校に行きたい」と言われた夜、あなたは今どんな気持ちで画面を見ていますか。不安で眠れない、誰にも相談できない、自分の子育てが間違っていたのかも——そんな思いを抱えながら、深夜にスマホで検索しているのではないでしょうか。
この記事は、子どもに通信制高校を勧めるための記事ではありません。「通信制?」と戸惑い、泣いてしまい、反対してしまったあなた自身の気持ちを整理するための記事です。通信制高校出身で300校以上の取材と5,000件以上の保護者相談を受けてきた「通信制高校カフェ」が、あなたの気持ちに寄り添いながらお届けします。
孤独・不安・罪悪感——その感情はすべて、子どもを大切に思うあなたの愛情から生まれています。通信制高校には全国で29万人以上の生徒が在籍しています。その背後には、同じ数だけの保護者がいます。あなたは決して一人ではありません。「通信制高校 親の気持ち」と検索している保護者の方が全国に何百人もいる事実が、あなたが一人ではないことを示しています。
この記事では、親御さんが感じやすい4つの気持ちを丁寧に整理し、通信制高校の正しい情報をお伝えし、気持ちを整えるための4つのステップをご紹介します。読み終わる頃には、今夜少しだけ深呼吸できるようになっているはずです。
まずは一人で抱え込まないことが大切です。子どもの不登校や進路に悩む保護者向けの無料講座も用意しています。→ 不登校無料講座はこちら


不登校で通信制高校を選ぶ注意点
不登校生徒数は毎年過去最高を更新し、その不登校の子どもの受け皿になっている通信制高校。自由度が高いからこそ合った学校も見つけやすく、通信制高校に入ることは、再登校のきっかけにもなりやすいです。
ただし注意して欲しいことがあります。それが
「心のエネルギーが少ない状態のときに学校見学に行くと、最初に行った高校に決めてしまいがち」ということ。
これだと、複数校から検討できていないので、「入学したけど、やっぱり合わなかった…」というケースが少なくないのが現状です。
この失敗を避けるには、不登校の子どもを支える親が、先に複数の選択肢を持っておくことが重要。
そんな時に役立つのが、通信制高校の一括資料請求サービスです。住所を入力するだけで、通学圏内の学校のパンフレットを簡単に取り寄せられます。
各校の特徴や違いを把握しやすくなり、子どもに合った学校を見つけやすくなります。パンフレットがあることで、視覚的にも検討しやすく「この学校は違うな」見極めがしやすくなります。
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「通信制高校に行きたい」と言われた親の気持ち——揺れて当然です
突然のことばで揺れてしまったとしても、それはあなたが正しくない親だからではありません。動揺することこそ、子どもの将来を真剣に考えてきた証拠です。
最初の言葉を聞いた瞬間の「え?」という気持ち
夕食後、何気ない会話の流れで「通信制にしたい」と言われた。その瞬間、「え?」と固まってしまった方は少なくありません。
「なんで突然」「通信制って何?」「全日制じゃダメなの?」——頭の中でさまざまな言葉が渦を巻いたのではないでしょうか。
その戸惑いは、ごく自然な反応です。あなたは「普通の高校生活」を子どもに経験させたいと思ってきた。それが突然、想定外の方向に向かおうとしている。動揺するのは当たり前のことです。「こんなに驚いてしまった私はおかしいのかな」と思う必要は、まったくありません。
動揺してしまったのは、子どもへの愛情があるから
泣いてしまった、思わず反対してしまった、感情的になってしまった——そんな自分を責めているとしたら、少しだけ立ち止まってください。
感情的になったのは、子どもの将来を心配しているからです。「友達はどうなるの」「卒業できるの」「就職できるの」——その心配の根っこには、「幸せになってほしい」という深い思いがあります。
感情的になることと「悪い親」であることは、まったく別の話です。それだけ必死に向き合ってきたということを、自分で認めてあげてください。
通信制高校カフェが多くの保護者の方からご相談をいただく中で感じるのは、最初に感情的になった方ほど、後から子どもに深く向き合おうとしているということです。感情の大きさは、愛情の大きさと比例しています。
✍️ 通信制高校カフェ運営者より 「通信制高校に行くと友達ができない」「遅れを取る」という不安は、多くの親御さんが最初に感じることです。私自身も通信制高校の出身ですが、当時の自分を振り返ると、親の心配は愛情から来ていたと今はよくわかります。最初の動揺が大きいほど、その後の受け入れに時間がかかることもありますが、それで構いません。
同じ気持ちを抱える親は、あなただけじゃない
「通信制高校 親の気持ち」というキーワードは、毎月数百件もの方が検索しています。今夜も、日本のどこかで同じようにスマホを開いて、同じような不安を抱えながら情報を探している保護者の方がいます。
学校に行けなくなったわが子を見て、休ませてあげたほうがいいのか、もっと背中を押すべきなのか——その葛藤を、一人で抱えてきた方もいるでしょう。
あなただけじゃない。その事実が、今夜のあなたの孤独を少しだけ和らげてくれることを願っています。
親が感じる4つの気持ちを正直に整理する
親御さんが感じている気持ちには、いくつかのパターンがあります。「恥ずかしい」「将来が心配」「罪悪感」「孤独」——これらは別々に見えて、実は同じ根っこから生まれています。一つずつ確認していきましょう。
「恥ずかしい」「世間体が気になる」という気持ち
「うちの子、通信制なんだよね」——ママ友にそう言えない。PTA活動で「どの高校に?」と聞かれるのが怖い。そんな気持ちを抱えている方は多いです。
「世間体を気にしている自分が嫌」という二次的な自責まで抱えてしまう方もいます。「子どものことより世間の目を気にしているなんて、最低な親だ」と。
でも、世間体を気にするのは人間として自然なことです。社会の中で生きていく以上、他者の目を意識するのは当たり前です。「世間体を気にすること」と「子どもを愛していないこと」は、まったく別の話。両方を同時に感じていても、何もおかしくありません。
通信制高校カフェに寄せられる相談の中でも、「世間体が気になってしまう自分がいやで、また自己嫌悪に陥る」という声は特に多いです。その繰り返しの苦しさを、一人で抱えている方がたくさんいます。
「将来が心配」「人生終わりじゃないのか」という不安
「通信制高校に行ったら大学に行けないんじゃないか」「就職できるのか」「友達が作れるのか」「勉強に遅れるんじゃないか」——複数の不安が同時に押し寄せてくることがあります。
「通信制高校に行くと人生終わり?」という検索をされた方もいるかもしれません。結論から言えば、そんなことはありません。この点については、次の章でデータをもとに詳しくお伝えします。
心配するのは親として当然のことです。ただ、「心配している」と「心配の根拠が正確かどうか」は別の問題です。まず感情を受け止めた上で、事実を確認する場所がこの記事です。
📢 当サイトに投稿された口コミ
「N高はネット学習を中心とし、自分のペースで学べる柔軟な環境が特長です。息子も時間を有効活用しながら、志望大学への対策や興味のある分野の学習に集中できました。通信制でも質の高い学びとサポートが受けられるN高での経験は、息子の自信や成長につながりました」
— ニッキー(保護者・N高等学校)
最初は将来が心配だった保護者の方が、入学後の子どもの変化を通じて安心されていくケースは数多くあります。
「子育てを失敗したのかも」という罪悪感
「もっと早く気づいていれば」「もっとうまく接していれば」「何かを見落としていたのかも」——そんな自責の声が頭をぐるぐると回っているとしたら、一つだけ伝えたいことがあります。
罪悪感を抱くのは、それだけ深く子どもと向き合ってきたからこそです。適当に流していた親は、罪悪感を感じません。
過去を悔やむことと、「今から何ができるか」を考えることは別のことです。今この記事を読んでいるあなたはすでに「何かできることはないか」と動き出しています。それだけで、十分に前を向いています。
✍️ 通信制高校カフェ運営者より シークレッツオンラインセミナーで繰り返しお伝えしているのは「過去を悔いるよりも、今からどんなことができるかを考えていくことをおすすめしたい」ということです。親御さんが自分を責める必要はありません。今から何ができるかを考えることが、本当の意味での前進につながります。
誰にも言えない孤独感
職場でも、ママ友の間でも、PTA活動の中でも、「うちの子、通信制に行くことになって」とはなかなか言い出せない。一人で抱え込んでいる——そんな状況の方も多いのではないでしょうか。
孤独は気持ちを重くします。「自分だけがこんなに悩んでいる」「他の家は普通なのに」という思いが、さらに苦しさを増やします。
実は同じ悩みを持つ保護者の方は、あなたが想像するよりはるかに多くいます。文部科学省「令和の日本型学校教育」の実現に向けた通信制高等学校の在り方に関する調査研究によると、通信制高校在籍生徒の約半数が小・中学校や前在籍校で不登校を経験しています。全国にはあなたと同じ状況を経験してきた保護者が、何万人もいます。
一人で抱え込まなくていいです。同じ悩みを持つ保護者の方と話せる場所もあります。
今の通信制高校は親が知っている「通信制」じゃない
通信制高校に対してどんなイメージをお持ちですか。「孤独に自宅で勉強するだけ」「卒業できても就職できない」「学費が安い分、中身が薄い」——もしそう思っているとしたら、一緒に確認させてください。今の通信制高校は、10年前・20年前のイメージとはまったく異なっています。
「孤独で勉強するだけ」のイメージはもう古い
現在の通信制高校は、スクーリング(登校)の機会が充実しています。週1〜5日から通い方を選べる学校も多く、体験学習・部活動・修学旅行・文化祭など、全日制に近い学校生活を送れる環境が整っています。
不登校を経験した生徒への配慮も手厚くなっています。スクールカウンセラーの常駐、個別の学習サポート、メンタルヘルスケアなど、子ども一人ひとりに合わせた支援体制が整っている学校が増えています。
単位制であるため、自分のペースで卒業できることも特徴です。体調が悪い時期があっても、取り直しが可能な仕組みです。
📢 当サイトに投稿された口コミ「小中学校と不登校で通信制高校を3校見学、体験、説明会に参加しましたが、クラーク記念国際高等学校は全日制に近い全日型という通い方があり、小中学校でやり残したことを高校生活でリベンジできると思い、入学を決めました。先生もひとりひとりに寄り添ってくれて、でも厳しくするところではきちんと厳しくしてくれます。福岡キャンパスはいろんな体験をさせてくれ、卒業したくないくらいの学校です」
— ずん(保護者・クラーク記念国際高等学校 福岡キャンパス)
「孤独に勉強するだけ」ではない学校を選べる時代になっています。まず見学や体験授業に参加することで、現実のイメージがつかめてきます。
大学進学・就職はできるのか?(データで答える)
「通信制高校から大学進学なんてできるの?」という心配は、多くの親御さんが抱えています。
文部科学省「学校基本調査(令和5年度)」によると、通信制高校卒業生の大学進学率は約26.5%(2023年度)で、私立通信制高校では約27.7%、公立通信制高校では約16.4%となっています。過去5年で増加傾向にあり、難関大学への合格実績を持つ通信制高校も増えています。通信制高校の現実|進学・就職データの詳細はこちらでご確認いただけます。
なお、当サイトの調査では、私立通信制高校全体の進学率(大学+専門学校)は約47%に達しています。大学進学者数はこの5年で約2倍に増えており、通信制高校からの進学は年々一般的になっています。
就職についても、高校卒業資格があれば通信制・全日制の区別はありません。履歴書には「○○高等学校 通信制課程 卒業」と記載するだけです。
学費は全日制より安くなることも多い
私立通信制高校の年間学費は、通学コースや選択科目によって幅がありますが、年間20〜50万円程度が一般的な相場です(通信制高校ナビ「通信制高校の学費」参照)。公立通信制高校であればさらに安く、就学支援金制度を活用することで実質的な負担を大きく抑えられるケースもあります。
さらに、就学支援金制度を活用すれば、多くの家庭で授業料の実質負担を大きく抑えられます。2026年度からは所得制限が撤廃される予定のため、さらに多くの世帯が対象になる見込みです。私立通信制高校の多くが支給上限内に収まるため、「学費が高い」というイメージとは大きく異なります。また、高校中退から再入学する場合に活用できる「学び直し支援金」(最長2年・最大年間297,000円)など、返済不要の支援制度も複数用意されています。
全日制私立高校と比較すると、通信制の方が学費が低い場合も少なくありません。「通信制は安かろう悪かろう」というイメージは、現在の実態とは異なります。
不登校経験者の多くが通信制を選んでいる事実
文部科学省「令和の日本型学校教育」の実現に向けた通信制高等学校の在り方に関する調査研究によると、通信制高校の在籍生徒のうち約半数が小・中学校または前籍校で不登校の経験があることがわかっています。
不登校を経験してから通信制高校を選ぶことは、決して特別なことではありません。「うちだけが特殊では」という孤独感を、この事実が直接解消してくれます。
「反対していた私が"選んでよかった"と思うまで」——先輩保護者の体験談
最初は反対していた保護者が、時間をかけて気持ちを変えていく——その過程を知ることで、「今の自分の感情は自然なことなんだ」と感じてもらえれば嬉しいです。
「最初は泣きながら反対しました」
通信制への転入を最初に相談された時、涙が出てしまったという親御さんは珍しくありません。「普通の高校生活を経験させてあげたかった」「修学旅行も体育祭も経験してほしかった」——そんな思いがあったからこそ、すんなり受け入れられなかったのではないでしょうか。
「なぜちゃんと学校に行けないの」と言ってしまった。反対しすぎて、子どもとの間に壁ができてしまった。そんな経験をされた方も多いです。その後悔が、今の罪悪感につながっていることもあります。
📢 当サイトに投稿された口コミ
「高校1年生の時に全日制から転入しました。母子ともども不安でしたが、先生方は私たちの気持ちを尊重してくれましたし、週3日コースといっても、必ず3日通わなければならないわけではないと、自分のペースで良いといってくださり、とても気が楽になりました。実際学校が始まっても、子どものペースを尊重してくださり、自分の意思で動けるように、自然な形で学校と関わっていけるよう配慮してくださいました」
— まち(保護者・クラーク記念国際高等学校)
「母子ともども不安でした」という言葉が、多くの保護者の方の心に刺さります。子どもだけでなく親も不安だった——その正直な気持ちが、これほどリアルに伝わってきます。
子どもが活き活きしている姿を見て、気持ちが変わった
転入から数ヶ月が経つと、多くの親御さんが「あの時決断してよかったかもしれない」と感じ始めます。その変化のきっかけは、ほぼ例外なく「子どもの表情の変化」です。
「また笑うようになった」「自分から学校の話をするようになった」「朝起きられるようになった」——小さな変化かもしれませんが、その変化がどれほど大きな安堵をもたらすか、経験した親御さんなら分かるはずです。
通信制高校カフェが相談を受けた中にも、「親御さんの接し方が変わってから2〜3か月で、お子さんが自分から『この学校に通いたい』と前向きな変化を見せた」というケースが複数あります。環境と関係性の変化が、子どもの変化を引き出すのです。
📢 当サイトに投稿された口コミ
「1年生の時に全日制から転入しました。校長先生が非常に熱くて親切だったほかに、事務の方が同級生をつないでくれるなどの働きかけをしてくださり、子供も落ち着いて通うことができました。特別活動などを通じて、他の学年の子たちとも仲良くすることができたことは、高校生生活をさせることができたかなと思います」
— 坪井エレノア(保護者・くまもと中央高等学院)
✍️ 通信制高校カフェ運営者より 「最初は不安だったけど、子どもが変わった」という声は、当サイトに届く保護者の方の体験談の中でも特に多いパターンです。実際、運営者の通信制高校の同級生たちは、国立大学を経て税理士になった方、IT企業で活躍する方、美容師として独立した方、テレビプロデューサーになった方など、多様なキャリアを歩んでいます。環境が変わることで、その子に合ったペースで成長していける——通信制高校はそのための選択肢の一つです。
「選んで良かった」と思えるまでの時間
受け入れるまでの時間は、人によってまったく違います。数週間で気持ちが変わる方もいれば、1年以上かかる方もいます。「もうとっくに受け入れなければいけない時期なのに、まだ引きずっている」と自分を責める必要はありません。
「すぐに前向きになれなくていい」——これは許可ではなく、事実です。感情には自分のペースがあります。「選んでよかった」と思える日が来るかどうかは、今の段階ではわからなくていいんです。
あなたのペースで、気持ちを整理していってください。
親の気持ちを整理するための4つのステップ
親の気持ちが少し整うと、子どもへの接し方も自然と変わってきます。ここからは、具体的に「どうすれば気持ちを整理できるか」をお伝えします。この4つのステップは「すべてをやらなければならない」という話ではありません。「今の自分にできることから」でいいんです。
このステップ全体の土台となるのは「自己受容」です。心理学の研究では「自己受容と他者受容には正の相関がある」ということが示されています(参考:自己受容と他者受容に関する研究、教育心理学研究 1972年)。近年の心理学研究でも同様の結果が報告されています。自分の気持ちを受け入れられるようになると、子どもの気持ちも受け入れやすくなります。
自己受容とは、「欠点を克服できたら自分はOK」ではなく、「欠点があってもなお自分はOK」と思える状態を指します。まず自分の気持ちを丸ごと受け入れることが、子どもへの寄り添いの出発点になります。
まず自分自身を大切にすることが、子どもへの最大のサポートになります。
実際に自己受容に取り組んだ保護者の方からは「以前はイラッとしてそのまま怒りをぶつけていたが、自己受容できるようになりイライラしにくくなった」「子どもへの接し方が自然と変わった」という声も寄せられています。
STEP1 まず、今の自分の気持ちをすべて書き出す
「恥ずかしい」「不安」「罪悪感」「孤独」——頭の中でぐるぐる回っているその感情を、一度言葉にしてみましょう。
ノートでも、スマホのメモ帳でも、なんでも構いません。「こんなこと書いてどうなるの」と思うかもしれませんが、感情を言語化することで、それが少しだけ客観的に見えてきます。
「恥ずかしいと思っている」という事実と「自分が恥ずかしい人間だ」という評価は違います。感情を言葉にすることで、その区別がつきやすくなります。
書いたものを誰かに見せる必要はありません。翌朝捨てても構いません。まず、外に出す——それだけでいいんです。
STEP2 子どもの話を「まず聞く」から始める
反対してしまった後の関係修復で、最初のステップは「聞くこと」です。
「なぜ通信制に行きたいのか」「何が嫌だったのか」「どんな学校生活を望んでいるのか」——頭ごなしに否定するのではなく、まず聞く場を作ることが大切です。
「聞く=賛成する」ではありません。「聞くことで、子どもの本音を知る機会が生まれる」ということです。
声かけのOK例・NG例を確認しましょう。
NG例1:「なんで普通の高校に行けないの!」
→ 子どもは「また責められた」と感じ、本音を話せなくなります。正論しか返ってこないと感じると、心を閉ざしてしまいます。
OK例1:「そうか、大変だったんだね。もう少し聞かせてくれる?」
→ まず受け取る。その後に「どんな学校か一緒に調べてみようか」と次のステップへ繋げやすくなります。
NG例2:「通信制なんてどんな人が行くの。お母さん、ちょっと不安で……」
→ 親の不安を子どもが受け取ってしまい、余計に罪悪感を感じさせます。
OK例2:「行動しようと思えただけで十分だよ。お母さんも一緒に考えたい」
→ 子どもが動こうとしていることを肯定する言葉が、関係修復の第一歩になります。
「そうだよね、怖いよね。そう感じるのも自然だよね」——まず感情に寄り添うことが、子どもとの対話の扉を開きます。「どうせ話しても聞いてくれない」と感じていたら、子どもは本音を話す気にはなりません。まず聞く姿勢を見せることが、その壁を少しずつ溶かしていきます。
心理学では、人に話を聞いてもらうことで感情が解放される効果を「カタルシス効果」と呼びます。子どもが「聞いてもらえた」と感じるだけで、心理的な負担が軽くなり、自分の考えを整理しやすくなります。「聞く」ことは受動的な行為ではなく、子どもの回復を促す積極的なサポートです。
コミュニケーションの名著『人を動かす』(デール・カーネギー)では、人を動かす3原則として「批判しない」「重要感を持たせる」「相手の立場に立つ」を挙げています。子どもに通信制高校の話をされた時も、この3原則が当てはまります。批判から入るのではなく、まず子どもの立場に立って聞くことが、対話の土台になります。
STEP3 正しい情報を一緒に調べる
感情が少し落ち着いてきたら、次は「情報を集める」ステップです。
「学校説明会に参加する」「オープンキャンパスに行く」「資料を取り寄せる」——親だけで調べても、子どもと一緒に調べても構いません。焦る必要はありませんが、情報を得ることで不安が和らぐこともあります。
どんな通信制高校があるかは、こちらの記事で確認できます。
STEP4 一人で抱え込まず、相談できる場所を探す
「誰にも言えない」という孤独が、最も気持ちを重くします。
スクールカウンセラーへの相談、学校の担任への連絡、保護者向けの相談窓口——利用できる場所は思ったより多くあります。
親も誰かに話すことが必要です。話すことで気持ちが整理され、次の一歩が見えやすくなります。一人で全部抱えなくていいんです。
学校側のサポート体制を心強く感じている保護者の声も届いています。
📢 当サイトに投稿された口コミ
「先生方の必ず卒業させるという意思が伝わってきます。レポートが遅れていると公式LINEや電話などから連絡があります」
— 坪井エレノア(保護者・くまもと中央高等学院)
「一人で抱え込まなくていい」と思えるとき、学校もサポーターの一員になってくれます。
通信制高校のことを配偶者・祖父母・ママ友にどう伝えるか
周囲に伝える前にまず大切なのは、親御さん自身が「通信制高校でも将来はどうにかなる」と思えるようになっていることです。自分がまだ不安な状態で説明しようとすると、その不安が言葉ににじみ出てしまいます。
子どもへの気持ちが少し整ってきたら、次に待っているのが「周囲への説明」という壁です。夫・祖父母・ママ友・親戚——それぞれへの対処法を、具体的なフレーズ例とともにお伝えします。
夫婦で温度差があるとき——まず配偶者と認識を合わせる
「お父さんが絶対反対している」「夫が世間体を気にして首を縦に振らない」——このパターンは非常に多いです。
お父さんが反対するのは、世間体・子どものキャリアへの不安・「甘えだ」という価値観からくることがほとんどです。悪意ではなく、「子どもに良い人生を歩んでほしい」という思いからです。
ここで重要なのは「情緒感染」の概念です。親御さんが落ち込んだ状態でいると、暗い気持ちは子どもにも伝わります。夫婦間の温度差が大きく、家庭の雰囲気が重くなると、それが子どもにも影響します。夫婦で認識を合わせることは、子どものためでもあるのです。
また、アドラー心理学でいう「課題の分離」の考え方も役立ちます。学校に行くか行かないかは子ども自身の課題であり、親が自分の不安を解消するために子どもの進路を決めるのではなく、子どもから協力を求められた時に「共同の課題」として取り組む——この姿勢を夫婦で共有できると、家庭全体の方向性が定まりやすくなります。
もしこの記事をお父さん自身が読んでいるとしたら——お子さんが動けなくなっているのは「甘え」ではありません。本人も苦しんでいます。どうか、まず奥さんの話を聞いてみてください。
配偶者への伝え方フレーズ例:
- 「通信制について一緒に調べてみない?私も最初は反対したんだけど、知ってみると違った」
- 「子どもが選んだことを一度、否定する前に聞いてあげてほしい。まずそれだけでいいから」
祖父母が反対する場合——世代間ギャップへの対処
「そんな学校聞いたことない」「普通の高校に行かせなさい」——これは、祖父母世代に多い反応です。悪意があるわけではなく、「通信制高校=問題のある子が行く学校」という古いイメージが残っているためです。
長々と説明しようとすると、かえって反発されることがあります。シンプルなフレーズで伝えることが効果的です。
祖父母への伝え方フレーズ例:
- 「今の通信制は全日制とほとんど変わらなくなっていて、大学に進学する子も多いんだよ」
- 「あの子のペースで卒業できる学校を選んだんだ。応援してあげてほしい」
詳しい説明より、「孫の味方になってほしい」という一点に絞ったメッセージが、伝わりやすいことが多いです。
ママ友に言えないとき——言う・言わないの判断基準
「ママ友に通信制と言ったらどう思われるか」——この不安は、多くの方が感じることです。
正直に言えば、言わなくていいです。ママ友への説明義務はありません。「高校はどこ?」と聞かれたら「○○という学校です」とだけ答えれば十分です。わざわざ「通信制なんです」と説明する必要はありません。
言えない自分を責める必要もありません。今の自分が話せる相手に、話せる分だけ話す。それで十分です。
もし「信頼できる友達に話したい」と思った時は、「うちの子、学校をちょっと変えることになって」という言い方から始めてみるのも一つの方法です。反応を見ながら、続けて話すかどうか判断できます。
ママ友への伝え方フレーズ例(信頼できる相手に話す場合):
- 「うちの子、通信制に転校したんだけど、今は毎日笑顔で通えてるんだよね」
- 「最初は私も戸惑ったんだけど、子どもに合った環境を選べて良かったって今は思ってる」
親戚・兄弟姉妹への説明
お盆・お正月・法事——家族全員が集まる場で「高校はどこに行ってるの?」と聞かれる場面を想像するだけで、憂鬱になる方もいます。
子どもの代わりに親が説明する義務はありません。「本人が頑張ってるから、温かく見守ってあげてほしい」——その一言で十分です。
どうしても説明が必要な場合は、短いフレーズで対応できます。
親戚・兄弟姉妹へのひと言フレーズ:
- 「通信制の高校なんだけど、本人が自分で選んだから、応援してあげてほしいな」
- 「自分のペースで勉強できる学校で、卒業後の進路もきちんと考えてるよ」
長々と説明しなくていいです。詳しく知りたい人には「後で調べて送るね」と伝えて、その場を切り上げる勇気も大切です。
📢 当サイトに投稿された口コミ
「息子が高校2年のときに全日制から転入しました。最初は通信制ということでちゃんと卒業できるのか不安もありましたが、学校は本人のペースに合わせてくれたのがありがたかったです。スクーリングも楽しく、何より自信を取り戻してくれたことが親としては何より嬉しかったです」
— Juudo(保護者・クラーク記念国際高等学校 横浜キャンパス)
「自信を取り戻してくれたことが親としては何より嬉しかった」——この一言に、多くの保護者の方が感じる本音が詰まっています。成績でも進路でもなく、子どもの自信。それが戻ってきた時、親の気持ちは変わります。
「自分だけじゃない」——まとめと次の一歩
ここまで、通信制高校をめぐる親の気持ちを一緒に見てきました。最後に伝えたいことがあります。
あなたの気持ちは、すべて正しい
動揺した。泣いた。反対した。孤独を感じた。罪悪感があった。
そのすべての感情が正しいです。間違っていない。それだけ子どものことを考えてきたからこそ、感じる感情です。
「早く前を向かなければ」と自分を急かさなくていいです。気持ちを整理するのに時間がかかって当然です。今日この記事を最後まで読んだということは、すでにあなたは前を向いています。
「できない自分を責めている限り、永遠に幸せにはなれないだろう。今の自分を認める勇気を持つ者だけが、本当に強い人間になれるのだ」——これはアドラー心理学の考え方をもとにした言葉です。完璧じゃなくていい。今の自分を、そのまま受け入れることから始めましょう。
✍️ 通信制高校カフェ運営者より 通信制高校カフェの運営者自身も、通信制高校出身です。最初は後悔した時期もありましたが、自分に合った環境を見つけたことで人生が大きく変わりました。どんな道を選んでも、その子の可能性は閉じません。あなたのお子さんも大丈夫です。
通信制高校カフェが支援した保護者の中には、「不登校という経験が、親子関係をより深くするきっかけになった」と語る方も少なくありません。
次のステップ——子どもに合う通信制高校を一緒に探す
気持ちが少し落ち着いてきたら、次は「どんな学校があるか」を調べてみましょう。まずは診断ツールで、わが子に合いそうな学校のタイプを確認できます。
わが子に合う通信制高校を診断してみませんか?
関連記事:通信制高校診断ツール——わが子に合う学校を5分で確認
人気の通信制高校をまとめた記事も参考にしてください。学校の雰囲気・コース・費用を比較しながら、一緒に調べていきましょう。
この記事を読んでくれたあなたへ。今夜、少しだけ肩の力が抜けたなら嬉しいです。
あなたが感じている孤独・不安・罪悪感——それは全部、子どもへの愛情の裏返しです。完璧な親はいません。今の自分を認めながら、一つずつ進んでいきましょう。
一人で抱え込みそうになったら、こちらの無料講座も活用してみてください。
不登校で通信制高校を選ぶ注意点
不登校生徒数は毎年過去最高を更新し、その不登校の子どもの受け皿になっている通信制高校。自由度が高いからこそ合った学校も見つけやすく、通信制高校に入ることは、再登校のきっかけにもなりやすいです。
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これだと、複数校から検討できていないので、「入学したけど、やっぱり合わなかった…」というケースが少なくないのが現状です。
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>>通信制高校・サポート校情報提供フォームはこちら
この記事で解決できなかった場合
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の記事を読んで「もっとここが知りたかった」「この部分がわかりづらい」などのご意見をご入力いただき、『送信』ボタンをクリックしてください。
ご意見を送られない場合は、『閉じる』ボタンをクリックしてください。
いただいた貴重なご意見は今後の運営に活かしてまいります。
※当フォームにお問い合わせをいただいても、お答えできかねますのでご了承ください。
※当フォームにはカード番号をはじめとした個人情報(氏名・住所・電話番号など)を記載なさらないようお願いいたします。






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