通信制高校には、プログラミング、ゲーム制作、eスポーツ、Webデザイン、動画編集などを学べる学校があります。高校卒業を目指しながら、好きな分野を学べる点は大きな魅力です。
ただし、「ITコース」「ゲームコース」と書かれていても、学べる内容や費用、卒業までの支援は学校ごとに違います。学校名やコース名だけで決めず、授業内容、通学頻度、スクーリング、追加費用、進路支援まで見ることが大切です。
この記事では、プログラミング・ゲーム制作を学べる通信制高校の選び方を、保護者向けに紹介します。
専門分野全体から見たい方は、通信制高校の専門コース一覧もあわせて読んでみてください。


不登校で通信制高校を選ぶ注意点
不登校生徒数は毎年過去最高を更新し、その不登校の子どもの受け皿になっている通信制高校。自由度が高いからこそ合った学校も見つけやすく、通信制高校に入ることは、再登校のきっかけにもなりやすいです。
ただし注意して欲しいことがあります。それが
「心のエネルギーが少ない状態のときに学校見学に行くと、最初に行った高校に決めてしまいがち」ということ。
これだと、複数校から検討できていないので、「入学したけど、やっぱり合わなかった…」というケースが少なくないのが現状です。
この失敗を避けるには、不登校の子どもを支える親が、先に複数の選択肢を持っておくことが重要。
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プログラミングやゲーム制作を学べる通信制高校とは
プログラミングやゲーム制作を学べる通信制高校とは、高校卒業に必要な学習に加えて、ITやデジタル分野の授業を受けられる学校です。
学校によって、普通科目の学習を通信制高校で進めながら、専門コースとしてプログラミングを学ぶ場合もあります。サポート校や高等部と組み合わせて、日常的に教室で専門授業を受ける場合もあります。
| 学べる内容 | 例 |
|---|---|
| プログラミング | Web制作、アプリ制作、Python、JavaScriptなど |
| ゲーム制作 | ゲーム企画、Unity、3D、シナリオ、キャラクター制作 |
| eスポーツ | ゲーム実技、チーム練習、配信、イベント運営 |
| Web・デザイン | HTML/CSS、画像編集、動画編集、UIデザイン |
| IT基礎 | パソコン操作、情報リテラシー、資格対策 |
大切なのは、専門授業の華やかさだけでなく、高校卒業まで続けられる仕組みがあるかです。
通信制高校でIT・ゲーム系を学ぶメリット
IT・ゲーム系の通信制高校を選ぶメリットは、好きな分野をきっかけに高校生活へ戻りやすいことです。
不登校経験がある生徒さんの中には、全日制の授業には気持ちが向かなくても、プログラミングやゲーム制作なら取り組める場合があります。好きな分野があると、登校や学習の目的を持ちやすくなります。
好きな分野を学習の入口にできる
プログラミングやゲーム制作は、作品づくりを通じて学べる分野です。
「画面に動きが出る」「自分で作ったものが形になる」という体験があるため、座学だけでは意欲が続きにくい生徒さんにも合うことがあります。
高校卒業と専門分野を同時に進められる
通信制高校では、レポート、スクーリング、試験を進めながら高校卒業を目指します。
そこに専門コースを組み合わせることで、高校卒業と将来の進路を同時に見られる場合があります。
少ない登校日数から始められる学校もある
学校によっては、週1回、週2回、オンライン中心など、登校日数を選べる場合があります。
不登校経験がある生徒さんでも、少ない登校日数から始め、先生や教室の雰囲気に少しずつ慣れていける学校だと通いやすくなります。
不登校から学校を探す場合は、不登校におすすめの通信制高校の記事も参考になります。
注意点は「専門授業」と「高校卒業」を分けて見ること
プログラミングやゲーム制作を学べる学校を選ぶときは、専門授業と高校卒業の仕組みを分けて見ます。
専門授業が魅力的でも、レポート支援が弱い、スクーリング会場が遠い、費用が高い、進路支援が合わない場合は、途中で負担が大きくなることがあります。
| 分けて見ること | 見る内容 |
|---|---|
| 高校卒業 | 在籍する高校、単位、レポート、スクーリング |
| 専門授業 | プログラミング、ゲーム制作、eスポーツ、デザイン |
| 通学頻度 | 週何日通うか、オンライン併用できるか |
| 費用 | 高校費用、専門コース費、教材費、機材費 |
| 進路 | 専門学校、大学、就職、作品制作 |
学校資料や学校見学、個別相談では、専門授業の内容、卒業までの単位、スクーリング会場、追加費用をあわせて確認しておきましょう。
通信制高校の卒業条件は、通信制高校の卒業条件を解説した記事でも紹介しています。
コース名だけでは学べる内容が分からない
「ITコース」「ゲームコース」「プログラミングコース」と書かれていても、授業内容は学校によって違います。
基礎的なパソコン操作が中心の学校もあれば、Web制作、アプリ制作、ゲームエンジン、動画編集、3D制作まで扱う学校もあります。ゲームが好きなだけで入ると、想像していた内容と違うことがあります。
| コース名で見落としやすいこと | 見るポイント |
|---|---|
| ITコース | プログラミングなのか、情報基礎なのか |
| ゲームコース | 制作なのか、eスポーツ中心なのか |
| eスポーツコース | 競技練習だけでなく進路支援があるか |
| Webデザイン | デザイン中心か、コーディングも学ぶか |
| 動画・配信 | 編集、企画、配信、著作権まで扱うか |
「ゲームが好き」だけでなく、作る側に興味があるのか、競技として取り組みたいのか、デザインや動画に寄せたいのかを分けて見ます。
費用は通常の通信制高校より高くなることがある
専門コースがある通信制高校では、通常の通信制高校より費用が高くなることがあります。
高校の授業料に加えて、専門コース費、教材費、パソコン購入費、ソフト利用料、実習費、イベント費などがかかる場合があります。
| 費用項目 | 見る内容 |
|---|---|
| 高校授業料 | 就学支援金の対象になる部分か |
| 専門コース費 | IT・ゲーム系授業の追加費用 |
| 教材費 | 教材、テキスト、オンライン教材 |
| 機材費 | パソコン、周辺機器、ソフト |
| 交通費 | 通学やスクーリングでかかる費用 |
学校資料や学校見学、個別相談では、初年度費用、2年目以降の費用、専門コース費、機材費をあわせて確認しておきましょう。
学費全体の見方は、通信制高校の学費を解説した記事も参考になります。
スクーリング会場と登校頻度を見る
プログラミングやゲーム制作を学べる通信制高校でも、スクーリングは必要です。
オンラインで専門授業を受けられる学校でも、本校や指定会場でスクーリングを受けることがあります。本校が遠方にある場合は、交通費や宿泊費がかかることがあります。
| 見ること | 理由 |
|---|---|
| 専門授業の場所 | 自宅、キャンパス、提携校のどこで学ぶか |
| スクーリング会場 | 本校・指定会場・近隣キャンパスを見る |
| 登校頻度 | 週何日通うか、オンライン併用できるか |
| 宿泊の有無 | 合宿型や遠方会場の負担を見る |
| 振替対応 | 体調不良時に補えるかを見る |
学校資料や学校見学、個別相談では、専門授業の受け方、スクーリング日数、会場、本校所在地、交通費・宿泊費の目安をあわせて確認しておきましょう。
スクーリングの見方は、通信制高校のスクーリングの記事でも詳しく紹介しています。
不登校経験がある生徒さんは支援体制を見る
不登校経験がある生徒さんがIT・ゲーム系の通信制高校を選ぶ場合、専門授業の内容だけでなく、学校生活の支援体制も見ます。
専門分野に興味があっても、教室に入る不安、人間関係、課題提出、生活リズムでつまずくことがあります。先生との距離感や、レポート支援の有無も大切です。
| 見ること | 内容 |
|---|---|
| 登校開始のしやすさ | 週1回・短時間から始められるか |
| レポート支援 | 専門授業だけでなく普通科目も支えてくれるか |
| 教室の雰囲気 | 人数、先生との距離、休憩スペース |
| 欠席時の対応 | 体調不良や不安が強い日の扱い |
| 進路相談 | 専門学校、大学、就職の相談ができるか |
不登校への対応が分かっている先生が多く、少ない登校日数から始められる学校だと、不登校経験のある生徒さんでも通いやすい環境があります。
進路は「ゲーム会社に行けるか」だけで見ない
ゲーム制作やプログラミングを学ぶとき、将来の進路も気になるところです。
ただし、高校段階で見るべきなのは、いきなりゲーム会社に就職できるかだけではありません。専門学校、大学、短大、就職、フリーランス的な働き方など、卒業後の選択肢を広げられるかも見ます。
| 進路の見方 | 内容 |
|---|---|
| 専門学校進学 | ゲーム、IT、デザイン系へ進む |
| 大学進学 | 情報系、メディア系、経営系など |
| 就職 | IT基礎、資格、ポートフォリオを見る |
| 作品制作 | 制作物を残せる授業があるか |
| 資格 | ITパスポート、情報系資格などへの対応 |
高校で専門分野を学ぶ目的は、将来を一つに決めることではなく、好きな分野を試しながら進路の幅を広げることです。
学校選びで見るポイント
プログラミング・ゲーム制作を学べる通信制高校を選ぶときは、次の項目を並べて見ます。
| 比較項目 | 見る内容 |
|---|---|
| 学べる内容 | プログラミング、ゲーム制作、eスポーツ、デザイン |
| 授業レベル | 初心者向けか、経験者向けか |
| 通学頻度 | 週何日通うか、オンライン併用できるか |
| 普通科目支援 | レポート、スクーリング、試験の支援 |
| 費用 | 高校費用、専門コース費、機材費 |
| 進路 | 進学、就職、作品制作、資格 |
学校資料や学校見学、個別相談では、授業内容、作品制作の有無、費用総額、卒業までの支援、進路サポートをあわせて確認しておきましょう。
複数校を比較したい方は、通信制高校の資料請求ページから学校資料を取り寄せられます。
よくある質問
通信制高校でプログラミングは学べますか?
学べる学校があります。Web制作、アプリ制作、ゲーム制作、IT基礎など、内容は学校やコースによって違います。
ゲーム制作とeスポーツは同じですか?
同じではありません。ゲーム制作は作る側の学びが中心で、eスポーツは競技やチーム練習、イベント運営が中心になることがあります。学校ごとの授業内容を見ます。
初心者でもプログラミングコースに入れますか?
初心者向けに基礎から学べる学校もあります。ただし、パソコン操作や課題提出の進め方は学校ごとに違います。体験授業や個別相談で授業レベルを見ます。
不登校でもIT・ゲーム系の通信制高校に通えますか?
通える場合があります。少ない登校日数から始められる学校や、レポート支援がある学校もあります。専門授業だけでなく、普通科目の支援も見ます。
専門コースは学費が高くなりますか?
高くなることがあります。高校授業料に加えて、専門コース費、教材費、機材費、ソフト利用料などがかかる場合があります。卒業までの総額で見ます。
好きな分野を入口にして高校卒業まで続ける
プログラミングやゲーム制作を学べる通信制高校は、好きな分野をきっかけに高校生活へ戻りたい生徒さんにとって魅力があります。
ただし、専門授業だけで選ぶと、普通科目、スクーリング、費用、通学頻度でつまずくことがあります。
学校を選ぶときは、学べる内容、登校日数、普通科目の支援、スクーリング会場、追加費用、進路サポートを分けて見ます。本人が興味を持てる分野と、卒業まで続けられる環境の両方を見ていきましょう。
どの学校タイプが合うか迷う方は、通信制高校診断で今の状況に近い選択肢を見てみてください。
不登校で通信制高校を選ぶ注意点
不登校生徒数は毎年過去最高を更新し、その不登校の子どもの受け皿になっている通信制高校。自由度が高いからこそ合った学校も見つけやすく、通信制高校に入ることは、再登校のきっかけにもなりやすいです。
ただし注意して欲しいことがあります。それが
「心のエネルギーが少ない状態のときに学校見学に行くと、最初に行った高校に決めてしまいがち」ということ。
これだと、複数校から検討できていないので、「入学したけど、やっぱり合わなかった…」というケースが少なくないのが現状です。
この失敗を避けるには、不登校の子どもを支える親が、先に複数の選択肢を持っておくことが重要。
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各校の特徴や違いを把握しやすくなり、子どもに合った学校を見つけやすくなります。パンフレットがあることで、視覚的にも検討しやすく「この学校は違うな」見極めがしやすくなります。
本格的に学校選びを始めるまえにまずは、こうした資料請求サービスを活用してくださいね。
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