「通信制高校に進ませて、本当に大丈夫だろうか」
お子さんの進路として通信制高校を検討し始めたものの、デメリットが気になって踏み出せない——そんな保護者の方は多いのではないでしょうか。
「自分で勉強を続けられるのか」「友だちはできるのか」「大学受験で不利にならないか」「世間からどう見られるのか」……。調べれば調べるほど不安が膨らみ、夜中にスマホで検索し続けてしまう方もいるかもしれません。
その気持ちは当然です。お子さんの将来がかかった選択だからこそ、慎重になるのは親として自然なことです。
しかし、結論からお伝えすると、通信制高校のデメリットの9割は「学校選び」で解決できます。
通信制高校は学校ごとにサポート体制、スクーリングの形式、進学実績、卒業率が大きく異なります。「通信制だからデメリットがある」のではなく、「自分の子どもに合わない学校を選んでしまうからデメリットが生まれる」——これが実態です。
この記事では、通信制高校のデメリット7つを忖度なしで正直にお伝えしたうえで、それぞれを学校選びでどう解消できるのかを具体的に解説します。学校選びでは解決しにくい「残り1割」についても包み隠さずお伝えしますので、読み終えたときには「何を基準に、どう選べばいいか」が明確になっているはずです。
お子さんの進路に悩むすべての保護者の方へ。後悔しない選択をするために、ぜひ最後まで読み進めてみてください。


不登校で通信制高校を選ぶ注意点
不登校生徒数は毎年過去最高を更新し、その不登校の子どもの受け皿になっている通信制高校。自由度が高いからこそ合った学校も見つけやすく、通信制高校に入ることは、再登校のきっかけにもなりやすいです。
ただし注意して欲しいことがあります。それが
「心のエネルギーが少ない状態のときに学校見学に行くと、最初に行った高校に決めてしまいがち」ということ。
これだと、複数校から検討できていないので、「入学したけど、やっぱり合わなかった…」というケースが少なくないのが現状です。
この失敗を避けるには、不登校の子どもを支える親が、先に複数の選択肢を持っておくことが重要。
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通信制高校とは?まず知っておきたい基本の仕組み
「通信制高校ってどんな学校なの?」——お子さんの進路として初めて検討する保護者の方にとって、わからない点は多いはずです。デメリットを正しく理解するためにも、通信制高校の基本的な仕組みを押さえておきましょう。
通信制・全日制・定時制の違い
高校には大きく分けて「全日制」「定時制」「通信制」の3つの課程があります。それぞれの違いを表で整理しました。
| 項目 | 全日制 | 定時制 | 通信制 |
|---|---|---|---|
| 登校頻度 | 毎日(週5日) | 毎日(主に夕方〜夜) | 年数日〜週数日(学校による) |
| 授業形式 | 教室での対面授業 | 教室での対面授業 | 自宅学習+スクーリング |
| 修業年限 | 3年 | 3〜4年 | 3年以上(自分のペースで) |
| 学費目安(年間) | 公立:約12万円 / 私立:約70万円〜 | 公立:約3万円〜 | 公立:約5万円 / 私立:約25万〜70万円 |
| 卒業資格 | 高卒 | 高卒 | 高卒(全日制とまったく同じ) |
ここで重要なのは、通信制高校の卒業資格は全日制とまったく同じ「高校卒業」である点です。卒業証書に「通信制」と書かれることはありません。
通信制高校の卒業条件(単位制・レポート・スクーリング)
通信制高校を卒業するには、以下の3つの条件を満たす必要があります。
- 74単位以上の修得:レポート提出と試験に合格して単位を積み上げる
- 3年以上の在籍:最短3年で卒業可能(転入の場合、前の学校の在籍期間も通算できる)
- スクーリングへの出席:年間数日〜週数日、学校が定めた日数の対面授業に参加する
全日制のような「学年制」ではなく「単位制」を採用している学校がほとんどのため、留年という概念がありません。自分のペースで単位を取得し、条件を満たせば卒業となります。
通信制高校を選ぶ人が増えている背景
文部科学省の調査によると、通信制高校の生徒数はここ10年で大きく増加しています。2023年度には約29万人を超え、高校生全体の約10人に1人が通信制を選ぶ時代になりました。
増加の背景には、不登校やいじめといった消極的な理由だけではなく、「自分のやりたい活動に時間を使いたい」「自分のペースで学びたい」といった前向きな動機も多く含まれています。スポーツや芸能活動に打ち込む生徒、プログラミングや起業に挑戦する生徒など、通信制を「自由な学びの場」として積極的に選ぶケースが年々増えているのが実情です。
とはいえ、通信制高校にデメリットがないわけではありません。次の章では、保護者の方がとくに気になる7つのデメリットを、忖度なしで正直にお伝えしていきます。
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通信制高校のデメリット7つ|よくある不安を正直に解説
通信制高校を検討するうえで、「本当にデメリットはないの?」という不安は当然の感情です。ここでは、保護者や生徒が感じやすい7つのデメリットを包み隠さずお伝えします。まずは現実を知ることが、後悔しない選択への第一歩です。
①自己管理やモチベーションの維持が難しい
通信制高校の学習スタイルは、基本的に「自宅での自主学習」が中心になります。毎朝決まった時間に学校へ行く全日制と違い、勉強のペースを自分で決めなくてはなりません。
「今日はやる気が出ないから明日やろう」——この繰り返しで、レポートが溜まってしまう生徒は少なくありません。とくに中学校で不登校を経験したお子さんの場合、学習習慣そのものが途切れているケースもあり、いきなり一人で計画を立てて実行するのはかなりハードルが高いのが現実です。
「自由に学べる」という通信制の強みは、裏を返せば「自分を律する力が求められる」という厳しさでもあります。
②友だちをつくる機会が少ない
全日制であれば、毎日教室で顔を合わせるうちに自然と友人関係が生まれます。一方、通信制高校では登校日数が限られているため、クラスメイトと過ごす時間は圧倒的に少なくなります。
「高校生活で友だちと過ごす時間が減るのでは」「孤立して引きこもりが悪化しないか」——保護者の方からよく聞かれる不安の一つです。
実際、週1〜2回のスクーリングだけでは、深い人間関係を築くのが難しいと感じる生徒もいます。部活動や学校行事が少ない学校を選んでしまうと、同世代との交流がほとんどないまま3年間を過ごす可能性も否定できません。
③大学受験・進学で不利になりやすい
「通信制から大学に行けるのか」——これは保護者の方にとって最も切実な悩みの一つでしょう。
通信制高校の授業内容は、卒業に必要な最低限のレベルに設定されている学校が大半です。大学受験を目指す場合、学校の授業だけでは対策が不十分になりがちで、別途塾や予備校に通う必要が出てきます。
文部科学省の「学校基本調査」によると、通信制高校卒業者の大学等進学率は約24%。全日制の約60%と比べると、大きな差があるのは事実です。ただし、この数字には「進学を目指していない生徒」も含まれているため、単純に「通信制だから不利」とは言い切れません。
とはいえ、受験対策を学校任せにできないという点は、デメリットとして認識しておくべきでしょう。
④世間の偏見・社会的イメージが気になる
「通信制=不登校の子が行く学校」「普通の高校に行けなかった人の受け皿」——残念ながら、こうしたイメージを持つ人はまだ一定数います。
親戚の集まりやご近所との会話で、「お子さん、高校はどちらに?」と聞かれたとき、通信制と答えることにためらいを感じる保護者の方は少なくないはずです。お子さん本人も、中学時代の友人から「なんで通信制にしたの?」と聞かれて気まずい思いをする場面があるかもしれません。
通信制高校の生徒数が増え、社会的な認知は確実に広がっています。しかし、偏見が完全になくなったとは言えないのが現状です。
⑤生活リズムが崩れやすい
毎朝決まった時間に登校する必要がないため、生活リズムが乱れやすいのも通信制ならではのデメリットです。
「午前中は寝ていて、夜中にゲームやスマホ」——こうした昼夜逆転の生活に陥る生徒は珍しくありません。一度崩れた生活リズムを立て直すのは想像以上に大変で、レポートの遅れや体調不良にもつながりかねません。
とくに不登校を経験しているお子さんの場合、すでに生活リズムが不規則になっていることも多く、通信制に入ったことでさらに悪化するリスクも考えておく必要があります。
⑥費用が想定より高くなる場合がある
「通信制は学費が安い」というイメージを持つ方も多いですが、必ずしもそうとは限りません。
確かに公立の通信制高校であれば年間数万円程度で通えます。しかし、私立の通信制高校にサポート校を併用する場合、年間の費用が50万〜100万円を超えるケースも珍しくないのが実態です。
費用の内訳としては以下のようなものがあります。
- 授業料(1単位あたり7,000〜12,000円程度 × 年間25単位前後)
- サポート校の月額費用(月3万〜6万円程度)
- スクーリング時の交通費・宿泊費
- 教材費・施設利用費
「公立は安いが手厚いサポートは期待しにくい」「私立はサポートが充実しているが費用がかさむ」——この二択のジレンマに悩む保護者の方は非常に多いのが現実です。
⑦卒業までに時間がかかる・卒業できないリスク
通信制高校は最短3年で卒業できる仕組みですが、実際には3年で卒業できない生徒も一定数います。
レポートの未提出や、スクーリングの出席不足で単位が取れず、4年目・5年目に突入するケースがあるほか、途中で通学自体をやめてしまう生徒もいます。全日制のように「クラスメイトと一緒に卒業する」というプレッシャーが薄いぶん、モチベーションの低下が卒業の遅れに直結しやすいのです。
学校によっては卒業率が60〜70%台にとどまるところもあり、「入学すれば卒業できる」と安易に考えるのは危険と言えるでしょう。
ここまで読んで、「やっぱり通信制は不安だ」と感じた方もいるかもしれません。しかし、ここで挙げた7つのデメリットのほとんどは、学校の選び方次第で解消できます。次の章では、その具体的な方法をデメリットごとに解説していきます。
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通信制高校のデメリットは学校選びで9割解決できる理由
前の章で挙げた7つのデメリットを見て、不安が大きくなった方もいるかもしれません。しかし、これらの課題のほとんどは「どの学校を選ぶか」で結果が大きく変わります。ここでは、デメリットごとに「どんな基準で学校を選べば解決できるのか」を具体的に解説していきます。
①自己管理の不安 → サポート体制が充実した学校を選ぶ
「一人で勉強を続けられるか心配」——この不安は、サポート体制の手厚い学校を選ぶだけで大幅に軽減されます。
近年の通信制高校やサポート校には、以下のような仕組みを備えた学校が増えています。
- 担任制で定期的な面談がある
- 学習の進捗をアプリやシステムで管理し、遅れがあれば声かけしてくれる
- 個別指導や少人数授業で、わからない箇所をすぐ質問できる
「通信制=完全に一人で勉強する」というイメージは、もはや過去のものです。学校説明会や個別相談で「レポートが遅れた生徒にどう対応していますか?」と質問してみてください。その回答で、サポートの本気度がわかります。
②友だちができない不安 → スクーリングや行事が多い学校を選ぶ
友人関係の不安は、登校機会の多い学校を選ぶことで解消しやすくなります。
通信制高校のなかには、週1日〜5日の通学コースを設けている学校が数多くあります。文化祭や体育祭、修学旅行といった学校行事を積極的に実施している学校も珍しくありません。部活動やサークル活動が充実している学校であれば、共通の趣味を持つ仲間と自然につながれる環境が整っています。
ポイントは、「年に数日だけ通えばいい学校」と「週に何日も通える学校」では、友人関係の築きやすさがまったく違うという点です。お子さんの性格や希望に合わせて、登校頻度を柔軟に選べる学校を候補に入れましょう。
③大学受験の不安 → 進学実績とサポートで選ぶ
「通信制から大学進学は難しい」と思われがちですが、進学に力を入れている通信制高校を選べば状況は一変します。
大学受験対策に特化したコースを設けている学校では、予備校講師による授業や志望校別の個別カリキュラムを受けられるケースがあります。指定校推薦の枠を多く持つ学校を選べば、一般入試以外のルートで大学進学を目指す道も開けます。
学校選びの際にチェックすべきポイントは以下の3つです。
- 大学進学率(卒業生のうち何%が大学に進学しているか)
- 合格実績の具体的な大学名
- 受験対策の内容(塾や予備校に別途通う必要があるかどうか)
「進学率が高い学校」を選べば、別途予備校に通う費用を抑えられる可能性もあります。進学を重視するなら、この3つの数字を必ず比較してください。
④偏見が心配 → 知名度と進路実績がある学校を選ぶ
世間の偏見に対しては、「実績で黙らせる」のが最も効果的な対策です。
全国的に知名度のある通信制高校や、大学進学・就職の実績が豊富な学校であれば、「通信制だから」という偏見を受ける場面は大幅に減ります。履歴書に学校名を書いたとき、相手が「聞いたことがある学校だ」と感じるかどうかは、想像以上に大きな違いを生みます。
偏見を気にするあまり無理に全日制に通い続け、心身を消耗してしまうほうが、将来にとってはるかに大きなリスクです。「どの通信制を選ぶか」にこだわることで、偏見の影響は最小限に抑えられます。
⑤生活リズムの乱れ → 登校日数・通学コースで選ぶ
生活リズムの崩れが心配であれば、「毎日通学できるコース」がある学校を選ぶのが最もシンプルな解決策です。
週5日通学コースを設けている通信制高校やサポート校なら、全日制に近い生活リズムを保てます。「朝決まった時間に起きて、学校に行く」という習慣があるだけで、昼夜逆転のリスクは大きく下がります。
いきなり週5日が難しいお子さんには、「最初は週2日からスタートし、慣れてきたら日数を増やす」という段階的な通学プランを用意している学校もあります。お子さんの今の状態に合わせて、登校ペースを柔軟に調整できる学校を選びましょう。
⑥費用の不安 → 就学支援金制度と学費体系で選ぶ
費用面の不安には、「制度を知ること」と「総額で比較すること」で対処できます。
国の「高等学校等就学支援金」を利用すれば、世帯年収約910万円未満の家庭は授業料の一部〜全額が実質無償になります。私立の通信制高校でも、1単位あたり最大12,030円が支給されるため、授業料の負担は大幅に軽減されるケースがほとんどです。
学校を比較する際は、以下の項目を「3年間の総額」で計算して並べてみてください。
- 授業料(就学支援金適用後の自己負担額)
- サポート校の費用(併用する場合)
- スクーリングにかかる交通費・宿泊費
- 教材費・施設費などの諸経費
「月額」や「年額」だけを見て安いと思っても、3年間トータルでは大きな差が出る場合があります。複数の学校から資料を取り寄せ、同じ条件で比較するのが鉄則です。
⑦卒業できないリスク → 卒業率と個別フォロー体制で選ぶ
「入学したのに卒業できなかった」——これが保護者にとって最も避けたいシナリオではないでしょうか。
この不安を解消するには、学校の「卒業率」と「中退防止の取り組み」を必ず確認しましょう。卒業率95%以上を公表している学校であれば、生徒が途中で挫折しない仕組みが整っていると判断できます。
具体的には、以下のようなフォロー体制がある学校は卒業率が高い傾向にあります。
- レポート提出が遅れた際の個別催促・サポート
- スクーリング欠席時の振替制度
- スクールカウンセラーによるメンタルケア
- 保護者への定期的な連絡・情報共有
「卒業率を公表していない学校」は、数字に自信がない可能性もあるため注意が必要です。学校説明会では遠慮せず「卒業率は何%ですか?」と聞いてみてください。
ここまでお伝えしたように、通信制高校のデメリットの大半は「学校選び」という一つの行動で解決の道筋が見えてきます。ただし、すべてが学校選びで解消できるわけではありません。次の章では、学校を変えても解決しにくい「残り1割」のデメリットについて、正直にお伝えします。
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学校選びでは解決しにくい「残り1割」のデメリットと向き合い方
ここまで「学校選びで9割は解決できる」とお伝えしてきました。しかし、どれだけ良い学校を選んでも避けられないデメリットが存在するのも事実です。この章では、その「残り1割」について正直にお伝えしたうえで、どう向き合えばいいのかを一緒に考えていきます。
全日制と同じ「普通の高校生活」は得られない現実
毎朝友だちと教室で顔を合わせ、休み時間に他愛ない話をして、放課後に部活で汗を流す——いわゆる「普通の高校生活」を思い描いている方にとって、通信制高校の日常はやはり異なります。
週5日通学コースがある学校でも、クラス全員が毎日揃う全日制の雰囲気とは違いがあります。体育祭や文化祭を実施している学校もありますが、規模や盛り上がりは全日制ほどではないケースが多いでしょう。
「テレビドラマで見るような青春」をそのまま通信制に求めると、ギャップに苦しむ可能性があります。通信制には通信制ならではの人間関係や過ごし方があり、それを「違う形の充実」として捉えられるかどうかが、満足度を左右する大きなポイントです。
本人の意志と目標がなければ環境だけでは変わらない
どれほどサポートが手厚い学校を選んでも、お子さん本人に「卒業したい」「こうなりたい」という気持ちがなければ、環境だけで状況は好転しません。
通信制高校は全日制よりも自由度が高いぶん、「何のために通っているのか」という目的意識が薄れやすい環境でもあります。周囲に流されて勉強する全日制とは違い、自分の意志で机に向かわなければ前には進めないのです。
ただし、「今の時点で明確な目標がなければダメ」というわけではありません。入学してから目標を見つける生徒もたくさんいます。大切なのは、「現状を変えたい」「高校は卒業したい」という最低限の意志があるかどうか。その小さな意志さえあれば、良い学校のサポートが背中を押してくれます。
「残り1割」を受け入れたうえで前向きに選ぶことが大切
ここまで読んで、「やはり全日制のほうがいいのでは」と迷う方もいるかもしれません。しかし、全日制にもデメリットはあります。毎日の通学が精神的・身体的に大きな負担になるお子さんにとって、無理に全日制に通い続けることこそが最大のリスクになり得るのです。
完璧な選択肢はどこにもありません。重要なのは、デメリットを「知らなかった」と後悔するのではなく、「わかったうえで選んだ」と納得できる状態で決断することです。
9割のデメリットは学校選びで解消できる。残り1割は、「通信制という選択自体に伴う特性」として受け入れる。この両方を理解したうえで進路を決められれば、後悔する可能性は格段に低くなります。
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後悔しない通信制高校の選び方チェックリスト
ここまでの内容で、「学校選びが重要だ」という点はご理解いただけたと思います。しかし、実際に学校を比較しようとすると「何をどう見ればいいのか」で迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。この章では、後悔しない学校選びのために確認すべき6つのポイントを、具体的なチェックリスト形式でお伝えします。
学習サポート体制(個別指導・担任制・質問対応)
通信制高校を選ぶうえで、最も重視すべきポイントがこの「学習サポート体制」です。
同じ通信制高校でも、レポートを郵送で提出して終わりの学校と、担任が毎週進捗を確認してくれる学校では、学習の質も卒業率もまったく異なります。
チェックすべき項目は以下の通りです。
- 担任制の有無:固定の担任がつくか、それとも毎回違う先生が対応するか
- 質問対応の方法:対面・オンライン・チャットなど、どんな手段で質問できるか
- レポート遅延時の対応:遅れたときに放置されるのか、個別に声かけがあるのか
- 個別指導の有無:一人ひとりの理解度に合わせた指導を受けられるか
パンフレットに「サポート充実」と書いてあっても、その中身は学校によって大きく違います。抽象的な表現に惑わされず、具体的な仕組みを確認してください。
スクーリングの頻度と形式
スクーリング(対面授業)の頻度と形式は、お子さんの生活スタイルに直結する重要な要素です。
通信制高校のスクーリングは大きく分けて3つのタイプがあります。
- 通学型:週1〜5日、決まった曜日に学校へ通う
- 集中型:年に数回、数日間まとめてスクーリングを行う(合宿形式の場合も)
- ハイブリッド型:普段はオンライン、一定期間だけ対面で行う
「できるだけ家にいたい」お子さんには集中型、「生活リズムを整えたい」お子さんには通学型が向いています。ここで大切なのは、「保護者の希望」と「お子さん本人の希望」をすり合わせることです。
親としては毎日通ってほしいと思っていても、お子さんにとっては週1回が精一杯という場合もあります。最初のハードルを低く設定し、慣れてきたら日数を増やせる柔軟なコース設計がある学校を優先的に検討しましょう。
進学・就職の実績とサポート内容
お子さんの「卒業後」を見据えるなら、進路実績の確認は欠かせません。
学校のホームページやパンフレットには、進学先の大学名や就職先の企業名が掲載されていることが多いですが、見るべきポイントは「華やかな合格実績」だけではありません。
- 進学率:卒業生のうち何%が大学・専門学校に進学しているか
- 進学先の幅:難関大だけでなく、幅広い進学先に対応しているか
- 就職支援の有無:履歴書指導や面接練習、インターン紹介があるか
- 進路未決定率:卒業時に進路が決まっていない生徒の割合
とくに「進路未決定率」はあまり公表されませんが、学校の本当の力を測る重要な指標です。説明会で直接聞いてみる価値は十分にあります。
費用の総額と利用できる支援制度
前の章でも触れましたが、費用は「月額」や「年額」ではなく、必ず「3年間の総額」で比較してください。
以下の表を使って、候補の学校ごとに総額を書き出してみるのがおすすめです。
| 費用項目 | A校 | B校 | C校 |
|---|---|---|---|
| 授業料(3年間・支援金適用後) | |||
| サポート校費用(3年間) | |||
| スクーリング交通費・宿泊費 | |||
| 教材費・施設費・その他 | |||
| 3年間の合計 |
あわせて、利用できる支援制度も忘れずに確認しましょう。
- 高等学校等就学支援金:国の制度。世帯年収に応じて授業料が実質無償〜大幅減額
- 都道府県独自の補助金:自治体によっては上乗せ支援がある
- 学校独自の奨学金・特待制度:成績や活動実績に応じた減免制度を設けている学校も
「私立は高いから無理」と最初から選択肢を狭めるのではなく、支援制度を適用した後の実質負担額で比較するのが賢い方法です。
卒業率と中退率の確認ポイント
卒業率は、学校のサポート力を最も端的に表す数字と言っても過言ではありません。
卒業率95%以上の学校は、生徒が挫折しにくい仕組みが整っていると判断できます。逆に、卒業率を公表していない学校は、数字に自信がない可能性があるため慎重に検討すべきでしょう。
確認する際の注意点が一つあります。「卒業率」の計算方法は学校によって異なる場合があるという点です。「入学者に対する卒業者の割合」なのか、「3年次に在籍していた生徒の卒業率」なのかで、数字の印象は大きく変わります。説明会では「この卒業率はどういう計算ですか?」と聞くことで、より正確な実態が見えてきます。
学校見学・個別相談で必ず聞くべき3つの質問
資料やホームページでは見えない情報を得るには、実際に学校を訪問するのが一番です。学校見学や個別相談の場では、以下の3つの質問を必ず投げかけてみてください。
質問①「レポートが遅れている生徒にはどう対応していますか?」 この質問への回答で、学校のサポートが「仕組み」として機能しているのか、それとも「生徒の自主性任せ」なのかが見えてきます。具体的なエピソードを交えて答えてくれる学校は信頼度が高いと言えます。
質問②「卒業後の進路が決まらなかった生徒の割合はどのくらいですか?」 華やかな合格実績ではなく、この質問にどれだけ誠実に答えてくれるかで、学校の姿勢がわかります。数字を正直に開示してくれる学校は、課題と向き合っている証拠です。
質問③「入学後に合わないと感じた場合、コース変更や転校のサポートはありますか?」 「入ってみたら想像と違った」という事態は誰にでも起こり得ます。その際に柔軟な対応ができる学校かどうかは、保護者として事前に確認しておくべきポイントです。
この3つの質問に対する回答を、候補の学校ごとにメモして比較するだけでも、学校選びの精度は格段に上がります。
💡 チェックリストを活かすには「まず資料を揃える」こと この章でお伝えした6つのポイントを比較するためには、複数の学校の情報が手元に必要です。おすすめの資料請求サービスなら、都道府県別に通信制高校を検索でき、気になる学校の資料をまとめて無料で取り寄せられます。届いた資料を並べて、このチェックリストに沿って比較してみてください。
通信制高校のメリット5つ|デメリットだけでは見えない強み
ここまでデメリットと対策を中心にお伝えしてきましたが、通信制高校にはデメリットだけでは語れない大きな魅力があります。「全日制にはできないこと」が通信制では実現できる——その強みを5つに絞って紹介します。
自分のペースで学習を進められる
通信制高校の最大の強みは、学習のペースを自分でコントロールできる点です。
全日制では、クラス全員が同じ速度で授業を受けます。理解が早い生徒は退屈し、ゆっくり考えたい生徒は置いていかれる——この「一律のペース」が合わないお子さんは少なくありません。
通信制であれば、得意な科目はどんどん先に進み、苦手な科目にはじっくり時間をかけるという学び方が可能です。「わからないまま次に進む」というストレスから解放されるだけでも、学習に対する意欲が大きく変わる生徒は多いのが実態です。
自由な時間を活かしてやりたいことに挑戦できる
登校日数が少ないぶん、通信制の生徒には全日制にはない「自由な時間」があります。この時間をどう使うかは、お子さん次第です。
実際に通信制高校に通いながら、以下のような活動に打ち込んでいる生徒がいます。
- スポーツの強化練習や大会出場
- 芸能活動・音楽活動
- プログラミングやデザインの学習
- アルバイトで社会経験を積む
- ボランティア活動や海外留学
「学校に拘束される時間が少ない」という特徴は、目標を持っているお子さんにとって最大の武器になります。全日制では時間的に両立が難しかった挑戦が、通信制なら実現できるかもしれません。
入学・転入・編入のタイミングが柔軟
全日制の場合、入学のタイミングは基本的に4月のみです。転校も手続きが煩雑で、タイミングを逃すと次の年度まで待たなければならないケースも珍しくありません。
一方、通信制高校の多くは4月と10月の年2回入学を受け付けています。学校によっては、随時転入・編入に対応しているところもあります。
「今の学校に通えなくなったけれど、次の4月まで待てない」——こうした切迫した状況でも、通信制であれば空白期間を最小限に抑えて新しいスタートを切れる可能性があるのです。前の学校で取得した単位も引き継げるため、卒業時期が大幅に遅れる心配もほとんどありません。
単位制だから留年がない
全日制の多くは「学年制」を採用しており、1科目でも単位を落とすと留年になるリスクがあります。留年をきっかけに学校に行けなくなる生徒も少なくありません。
通信制高校は「単位制」のため、留年という概念がそもそも存在しません。ある科目の単位を落としても、翌年に再挑戦すれば問題なく卒業を目指せます。
「失敗してもやり直せる」——この安心感は、学校生活に不安を抱えるお子さんにとって大きな支えになります。完璧を求めなくていい環境だからこそ、一歩ずつ前に進める生徒がたくさんいるのです。
多様な背景を持つ生徒と出会える
通信制高校には、さまざまな背景を持つ生徒が集まっています。
不登校を経験した生徒、スポーツや芸能活動に打ち込む生徒、社会人として働きながら高卒資格を目指す生徒、海外から学ぶ生徒——全日制ではなかなか出会えない多様な価値観に触れられるのは、通信制ならではの強みです。
「みんな同じ」が当たり前の環境ではなく、「それぞれ違って当たり前」という空気のなかで過ごす経験は、お子さんの視野を広げてくれるでしょう。人と違うことに悩んできたお子さんほど、「ここなら自分のままでいい」と感じられる場所になるかもしれません。
デメリットばかりに目を向けると不安が膨らみがちですが、通信制高校にはこれだけの強みがあります。大切なのは、デメリットとメリットの両方を理解したうえで、お子さんに合った環境を選ぶ姿勢です。
💡 メリットを最大限に活かせる学校を探すには 同じ通信制高校でも、自由な時間の使い方やサポートの手厚さは学校によって大きく異なります。おすすめの資料請求サービスでは、人気の通信制高校をまとめて紹介する特集記事も掲載されています。お子さんの興味や目標に合った学校をじっくり探してみてください。
通信制高校が向いている人・向いていない人の特徴
ここまでデメリット・メリットの両面をお伝えしてきましたが、結局のところ「うちの子に通信制は合っているのか?」が最も気になるポイントではないでしょうか。この章では、通信制高校が向いている人・向いていない人の特徴を整理し、迷ったときの判断基準もお伝えします。
通信制高校が向いている人
以下のような特徴に当てはまるお子さんは、通信制高校との相性が良い傾向にあります。
自分のペースで物事を進めたい人 集団のペースに合わせるのが苦手で、自分のリズムで学びたいタイプのお子さんには、通信制の自由な学習スタイルがフィットしやすいでしょう。「周りに合わせなくていい」という環境が、本来の力を発揮するきっかけになるケースは多く見られます。
学校以外にやりたいことがある人 スポーツ、芸能、プログラミング、アートなど、打ち込みたい活動がある場合、通信制の時間的な自由度は大きな武器になります。全日制では不可能だった「学業との両立」が、通信制なら実現できる可能性があります。
体調面や精神面に不安を抱えている人 起立性調節障害や心身の不調で毎日の通学が困難なお子さんにとって、登校日数を調整できる通信制は現実的な選択肢です。「通えないから学べない」ではなく、「通えなくても学べる」環境を選べるのは大きな意味があります。
人間関係のストレスから離れたい人 いじめや対人関係のトラブルで学校が辛くなったお子さんにとって、環境をリセットできる通信制は回復の場になり得ます。少人数制の学校やオンライン中心の学校を選べば、対人ストレスを最小限に抑えながら学習を続けられます。
通信制高校が向いていない人
一方で、以下のような場合は通信制高校を選ぶ前に慎重な検討が必要です。
「みんなと同じ高校生活」を強く望んでいる人 毎日クラスメイトと教室で過ごし、部活や行事を全力で楽しむ——そんな「全日制の高校生活」を本人が強く望んでいるなら、通信制に進むことで後悔が残る可能性があります。通信制にも交流の場はありますが、全日制と同じ雰囲気を期待すると、ギャップを感じるでしょう。
自分から行動を起こすのが極端に苦手な人 通信制は自由度が高いぶん、「誰かに決めてもらわないと動けない」タイプのお子さんには負担になる場合があります。ただし、サポート体制の手厚い学校を選べばこの点はカバーできるため、「向いていない」と即断するのではなく、学校選びで補えないかをまず検討してみてください。
通信制高校への進学を本人がまったく望んでいない場合 保護者の判断だけで通信制への転入を決めてしまうと、お子さんのモチベーションが続かないリスクが高まります。最終的に通うのはお子さん本人です。本人が「行きたくない」と強く感じている状態で入学しても、良い結果にはつながりにくいのが現実です。
迷ったときの判断基準
「向いている点も向いていない点もある」「正直どちらとも言えない」——そう感じる方のほうが多いのではないでしょうか。白黒はっきり判断できるケースのほうがむしろ少ないものです。
迷ったときに試していただきたいのが、以下の3つのステップです。
ステップ①:「今の環境を続けた場合のリスク」を考える 全日制に通い続けることで心身の状態が悪化する可能性があるなら、環境を変えること自体に大きな意味があります。「通信制が合うかどうか」よりも、「今の環境にいるリスク」のほうが判断材料として重要な場合もあるのです。
ステップ②:複数の学校を見学して「合いそうな学校があるか」を確かめる 通信制高校は学校によって雰囲気がまったく異なります。1校見ただけで「通信制は合わない」と判断するのは早計です。最低でも3校は見学し、お子さん本人の反応を観察してみてください。「ここなら通えそう」と感じる学校が1つでも見つかれば、大きな前進です。
ステップ③:お子さんと一緒に情報を見ながら話し合う パンフレットや学校のホームページを親子で一緒に見る時間を作ってみてください。「この学校、こんなコースがあるんだって」と情報を共有するだけで、お子さんの反応から向き・不向きのヒントが見えてくることがあります。
向き・不向きの判断は、情報が多いほど精度が上がります。「まだ決められない」という段階でも、まずは情報を集めるところから始めてみてください。
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親ができるサポートと心構え|通信制高校を検討中の保護者へ
「通信制を選ばせるのは甘やかしではないか」「親として何をしてあげればいいのか」——お子さんの進路に悩む保護者の方にとって、自分自身の不安や迷いも大きいはずです。この章では、通信制高校を検討・選択する際に親ができるサポートと、持っておきたい心構えについてお伝えします。
子どもの意志を尊重しつつ情報収集を一緒に進める
通信制高校への進路を考えるとき、最も大切なのは「お子さん本人の意志」です。しかし、本人に任せきりにするのもまた違います。
10代のお子さんが一人で通信制高校の情報を集め、比較し、最適な学校を選ぶのは現実的に難しいでしょう。かといって、親がすべて決めてしまうと「自分で選んだ」という納得感が生まれず、入学後のモチベーションに影響します。
理想的な進め方は、情報収集は親が主導し、最終判断はお子さんと一緒に行うというスタイルです。
具体的には、以下のような役割分担がうまくいきやすい傾向にあります。
- 親の役割:資料請求、学校見学の予約、費用の比較、支援制度の確認
- お子さんの役割:パンフレットを一緒に見る、見学に同行する、「ここは嫌だ」「ここなら行けそう」という感想を伝える
「あなたのために調べたよ」ではなく、「一緒に見てみようか」という姿勢が、お子さんの心を動かす第一歩になります。
「甘やかし」ではなく「環境を整える」という考え方
通信制高校を選ぶことに対して、「逃げではないか」「甘やかしているだけではないか」と感じる保護者の方は少なくありません。配偶者や親族から「普通の高校に行かせるべきだ」と言われ、板挟みになっている方もいるでしょう。
ここで一つ、視点を変えてみてください。
全日制に通えなくなったお子さんを無理に登校させ続けた結果、心身の状態がさらに悪化するケースは決して珍しくありません。「学校に行けない自分はダメだ」という自己否定が深まり、回復に何年もかかってしまう場合もあります。
通信制高校を選ぶのは「逃げ」ではなく、お子さんが前に進める環境を整える行為です。
たとえるなら、足を怪我した子どもに「走り続けなさい」と言うのではなく、「治るまでは歩いていいよ」と伝えるようなものです。歩けるようになった子どもは、やがて自分のペースで走り出します。環境を変えるのは甘やかしではなく、回復と成長のための戦略的な選択です。
周囲の声に揺れそうになったときは、「この子が3年後に笑っていられる環境はどこか」を判断の軸にしてみてください。
入学後に親がやるべきこと・やってはいけないこと
無事に入学が決まった後も、保護者のサポートは続きます。ただし、距離感を間違えると逆効果になりかねないため、やるべきことと避けるべきことを整理しておきましょう。
やるべきこと
- 生活リズムの見守り:起床時間や就寝時間を完全に管理するのではなく、大きく崩れていないかを「さりげなく」観察する
- 学校との連携:担任やサポート校のスタッフと定期的に連絡を取り、お子さんの状況を共有する。「親からも見守っている」と学校に伝えるだけで、対応が手厚くなる場合がある
- 小さな変化を認める:「レポートを1枚出せた」「スクーリングに参加できた」——全日制の基準で見れば小さなことでも、お子さんにとっては大きな一歩です。その一歩を見逃さず言葉にしてあげてください
やってはいけないこと
- 「全日制の同級生」と比較する:「○○君はもう大学受験の勉強を始めているらしいよ」といった何気ない一言が、お子さんの自己肯定感を大きく損なう可能性があります
- 毎日の学習状況を細かくチェックする:レポートの進捗を毎日確認し、「今日は何をやったの?」と聞き続けるのは過干渉です。管理は学校やサポート校の役割と割り切り、親は「いつでも相談に乗るよ」というスタンスを保ちましょう
- 「せっかく通信制にしたんだから」とプレッシャーをかける:環境を変えたからといって、すぐに劇的な変化が起きるとは限りません。入学直後に成果を求めすぎると、お子さんは「ここでもうまくいかなかったらどうしよう」と追い詰められてしまいます
親の役割は、「管理者」ではなく「安全基地」です。お子さんが困ったときに帰ってこられる場所であり続けることが、何よりも大きなサポートになります。
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通信制高校のデメリットに関するよくある質問(FAQ)
通信制高校を検討していると、細かな疑問が次々と浮かんでくるものです。ここでは、保護者の方からとくに多く寄せられる4つの質問にお答えします。
通信制高校を卒業すれば高卒資格を得られる?
はい、得られます。通信制高校は学校教育法で定められた「高等学校」であり、卒業すれば全日制とまったく同じ「高校卒業資格」が与えられます。
卒業証書や卒業証明書に「通信制課程」と記載されることは基本的にありません。大学受験の出願資格も、就職時の応募条件も、全日制の卒業生と同等に扱われます。
ただし、通信制高校と混同されやすい「高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)」は、あくまで「高校卒業と同等の学力がある」と認定するものであり、学歴としては「高卒」にはなりません。通信制高校を卒業した場合は正式な「高卒」ですので、この違いは明確に区別しておきましょう。
通信制高校の卒業は就職で不利になる?
結論から言えば、通信制高校の卒業が直接的な理由で不採用になるケースはほとんどないと考えて問題ありません。
履歴書の学歴欄に記載するのは学校名のみで、「通信制」と書く必要はありません。採用担当者が学校の課程まで調べることも通常はないでしょう。
ただし、注意点が一つあります。通信制高校では、全日制のように学校が積極的に就職先を斡旋してくれるとは限らないという点です。就職を希望する場合は、以下のサポートがある学校を選んでおくと安心です。
- 履歴書の書き方指導・面接練習
- 就職先の紹介やインターンシップの機会
- ビジネスマナー講座やキャリア教育
「通信制だから不利」なのではなく、「就職支援が弱い学校を選んでしまうと不利になる」——これが正確な捉え方です。
不登校でも通信制高校に通える?
通えます。むしろ、通信制高校の生徒のなかには不登校を経験した方が多く在籍しています。
通信制高校は入学時に学力試験を課さない学校がほとんどで、面接と作文のみで入学できるケースが一般的です。中学校の出席日数や成績が合否に大きく影響することも少ないため、不登校の期間が長いお子さんでも問題なく入学できます。
不安なのは「入学した後に通い続けられるか」という点でしょう。この不安に対しては、前の章でもお伝えしたように、スクーリングの頻度を柔軟に調整できる学校や、スクールカウンセラーが常駐している学校を選ぶことで対処が可能です。
「学校に行けなかった過去」があるからこそ、お子さんに合った環境を選ぶ意味は大きくなります。不登校は通信制高校への入学において、ハンデにはなりません。
全日制から通信制に転校するベストなタイミングは?
一般的に、転入(転校)のタイミングは**「このままでは進級が難しい」と判断された時点**が一つの目安になります。
全日制では出席日数が不足すると進級できず、留年になる可能性があります。留年をきっかけに完全に学校から離れてしまうケースも少なくないため、そうなる前に通信制への転入を検討するのは合理的な判断です。
タイミングとして意識しておきたいポイントは以下の通りです。
- 単位の引き継ぎ:全日制で取得済みの単位は通信制に引き継げるため、早めに転入するほど「振り出しに戻る」感覚が少なくて済む
- 転入時期:多くの通信制高校は4月と10月に転入を受け付けているが、随時対応している学校もある
- 学年の途中でも可能:学期の切れ目を待たずに転入できる学校もあるため、「今すぐ環境を変えたい」という場合でも選択肢はある
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まとめ|通信制高校のデメリットは「正しい学校選び」で解決できる
この記事では、通信制高校のデメリットを7つ正直にお伝えしたうえで、そのほとんどが「学校選び」で解決できる理由を解説してきました。
改めて、要点を振り返ります。
通信制高校には「自己管理の難しさ」「友人関係の築きにくさ」「大学受験の不安」「世間の偏見」「生活リズムの乱れ」「費用」「卒業できないリスク」という7つのデメリットがあります。しかし、これらの課題は、サポート体制・スクーリング形式・進学実績・卒業率といった基準で学校を比較し、お子さんに合った環境を選ぶことで9割は解消できます。
学校選びでは解決しにくい「残り1割」——全日制と同じ高校生活は得られない点や、本人の意志が不可欠である点——についても、事前に理解しておけば「こんなはずじゃなかった」と後悔するリスクは大幅に下がります。
大切なのは、デメリットを「知らなかった」と後悔するのではなく、「わかったうえで選んだ」と納得できる状態で決断することです。
納得のいく学校選びのために、今日からできることは「情報を集めて比較する」というシンプルな一歩です。おすすめの資料請求サービスを活用すれば、その一歩を効率よく踏み出せます。
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複数の学校を比較検討することが、失敗しない学校選びの最大のコツです。1校だけを見て決めるのではなく、最低でも3〜5校の資料を手元に揃えたうえで、この記事のチェックリストに沿って比較してみてください。
お子さんの未来を左右する大切な選択だからこそ、「十分に調べて、納得して選んだ」と胸を張れる決断をしていただきたいと思います。
不登校で通信制高校を選ぶ注意点
不登校生徒数は毎年過去最高を更新し、その不登校の子どもの受け皿になっている通信制高校。自由度が高いからこそ合った学校も見つけやすく、通信制高校に入ることは、再登校のきっかけにもなりやすいです。
ただし注意して欲しいことがあります。それが
「心のエネルギーが少ない状態のときに学校見学に行くと、最初に行った高校に決めてしまいがち」ということ。
これだと、複数校から検討できていないので、「入学したけど、やっぱり合わなかった…」というケースが少なくないのが現状です。
この失敗を避けるには、不登校の子どもを支える親が、先に複数の選択肢を持っておくことが重要。
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