あなたはどっち向き?通信制・定時制タイプ診断(10問)
いまの自分(お子さん)が「通信制寄り」か「定時制寄り」か、まず相談かの傾向を見立てます。直感でA・B・Cから選んでください。
この診断は傾向の目安です。結果で向き不向きが決まるものではありません。最終的な相性は、資料請求や相談で確かめてください。
通信制と定時制の最大の違いは「登校頻度」「卒業までの年数」「入学・転入の時期」の3点です。通信制は登校日数をコースで選べて入学時期も柔軟、定時制は決まった時間に通って対面で学ぶ——ここが2択の分かれ目になります。
ただ、項目の違いが分かっても「で、自分(うちの子)はどっちが続くの?」という肝心の問いは残ります。全日制で朝起きられず欠席が増え、教室にも疲れた。そんな状態のまま2つを見比べても、合うほうを選び切るのは難しいものです。
ここで多くの人がつまずきます。違いの一覧をいくら読んでも、「自分の生活リズムや性格に、どちらが合うか」までは表だけでは分からないからです。 私自身、全日制を中退して通信制に編入した経験があるからこそ言えますが、表の比較だけで選び切るのは本当に難しいのです。学費や進路の不安も重なり、選べないまま時間だけが過ぎてしまう——これは誰にでも起こります。
そこでこのページは、最初に10問のタイプ診断を置きました。答えると「通信制寄り」「定時制寄り」「まず相談」のどの傾向かが分かり、自分を起点に違いを読み解けます。卒業資格は3課程とも同じ高卒なので、どちらを選んでも進路の土俵は変わりません。 まずは安心して試してみてください。
私も全日制を中退したあと、公立の通信制高校に編入し、4年かけて卒業しました。進路を変えるのは逃げではなく、自分に合う環境への選び直しです。だからこそ、ここで一度立ち止まって選ぶ価値があります。進路で損をしないために、納得して決めましょう。
このあとは早見表で3課程を一望し、7項目で定時制と通信制を比較、学費と就学支援金の最新ルール、向いている人のチェックリスト、編入・転入の順に進みます。診断と読み進めれば、自分に合う一方が見えてきます。


この記事でわかること
- 通信制と定時制の違いは「登校頻度・修業年限・入学時期」の3点
- 3課程の早見表と、定時制・通信制を7項目で並べた比較表
- 就学支援金の最新ルール(通信制は基準額が別建て)
- 通信制が向いている人・定時制が向いている人のチェックリスト
- 編入・転入での選び直しと、今日できる一歩
不登校で通信制高校を選ぶ注意点
不登校生徒数は毎年過去最高を更新し、その不登校の子どもの受け皿になっている通信制高校。自由度が高いからこそ合った学校も見つけやすく、通信制高校に入ることは、再登校のきっかけにもなりやすいです。
ただし注意して欲しいことがあります。それが
「心のエネルギーが少ない状態のときに学校見学に行くと、最初に行った高校に決めてしまいがち」ということ。
これだと、複数校から検討できていないので、「入学したけど、やっぱり合わなかった…」というケースが少なくないのが現状です。
この失敗を避けるには、不登校の子どもを支える親が、先に複数の選択肢を持っておくことが重要。
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各校の特徴や違いを把握しやすくなり、子どもに合った学校を見つけやすくなります。パンフレットがあることで、視覚的にも検討しやすく「この学校は違うな」見極めがしやすくなります。
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あなたはどっち向き?通信制と定時制のタイプ診断
まずは10問のタイプ診断で、今の自分(お子さん)が「通信制寄り」か「定時制寄り」か、それとも「まず相談」かの傾向を見立てます。生活リズムや通学への気持ちを答えるだけです。
この診断は、結論を出すための道具ではありません。どちらが向くかの理由や判断基準は、このあとのセクションで一つずつ確かめます。診断はあくまで、自分を起点に違いを読み解くための足場づくりだと考えてください。
結果は3つの傾向で表示します。Aが多ければ通信制寄り、Bが多ければ定時制寄り、Cが多いか拮抗していれば「まず相談・資料請求で具体化」の傾向です。
ただし、これは現時点の傾向の目安にすぎません。同じ結果でも、住んでいる地域や学校のコースによって最適解は変わります。「なぜそう向くのか」は早見表や7項目比較、向いている人のチェックリストで確かめてください。
診断で傾向をつかんだら、まずは気になる学校を絞り込むのが近道です。上の10問を試したうえで、このあとの早見表や7項目比較を読み進めれば、自分に合う一方が具体的に見えてきます。学校選びと資料請求まで一気に進めたい人は、記事の最後で通信制高校診断への入り口を案内します。
全日制・定時制・通信制の違いを早見表で確認
3つの課程の違いを、まず1つの表でつかみましょう。登校頻度・修業年限・学習制度・卒業資格の4点を並べると、自分の生活に近いのはどれかが見えてきます。
最初に結論をお伝えします。卒業資格は全日制・定時制・通信制のどれを選んでも、同じ「高等学校卒業資格」です。 どの課程を出ても、大学進学や就職の土俵は変わりません。
| 項目 | 全日制 | 定時制 | 通信制 |
|---|---|---|---|
| 登校頻度 | 平日週5日・1日5〜8時間 | 週5日前後・1日4時間程度 | コースで選択(年数日〜週5日) |
| 修業年限 | 3年 | 4年が基本(多部制の3修制なら3年も可) | 3年以上(単位制) |
| 学習制度 | 学年制が多い | 学年制が多い | 単位制 |
| 卒業資格 | 高等学校卒業資格 | 高等学校卒業資格 | 高等学校卒業資格 |
出典:文部科学省 高等学校教育の現状について(制度概要)。
表のいちばんの読みどころは、登校頻度と修業年限です。通信制は登校日数をコースで選べるので、生活リズムに合わせやすいのが特徴です。定時制は通う時間が決まっている分、毎日のリズムを保ちやすい良さがあります。
卒業資格はこの早見表で確定です。以降のセクションでは、この点を繰り返さず「卒業資格は同じ高卒」という前提で読み進めてください。
早見表のポイント
- 通信制は登校日数をコースで選べる(年数日〜週5日)
- 定時制は通う時間が決まっていてリズムを保ちやすい
- 卒業資格は3課程とも同じ高卒で、進路の土俵は変わらない
定時制高校とは?通信制との違いの前に押さえる基本
定時制高校とは、1日の授業時間を短くし、決まった時間帯に通って学ぶ高校です。「夜間だけ」という印象を持たれがちですが、実際はそうではありません。
定時制の時間帯は、大きく4つのパターン。午前を中心に学ぶ昼間部、夕方以降に学ぶ夜間部、昼と夜の両方に対応する昼夜開講、そして午前部・午後部・夜間部などに分かれる多部制があります。
このうち多部制は、複数の時間帯を組み合わせて学べる単位制の定時制です。多部制で履修を工夫すれば、定時制でも3年での卒業が可能になります。 「定時制は必ず4年かかる」というわけではないのです。
定時制の魅力は、対面での学びとつながりにあります。学校によっては給食や学校行事、部活動が全日制に近い水準で用意されています。決まった時間に通い、先生や仲間と顔を合わせたい人には合う環境です。
修業年限は4年が基本で、多部制の3修制なら3年も選べます。入学は学力試験が基本となる学校が多く、ここは通信制との違いになります。
出典:文部科学省 制度概要(修業年限・課程の区分)。
定時制の仕組みをもっと詳しく知りたい人は、定時制高校の仕組みをもっと詳しくで解説しています。この記事では、通信制との比較に絞って進めます。
通信制高校とは?定時制と何が違うのか
通信制高校とは、自宅での学習(レポート提出)と、決まった日数の登校(スクーリング)を組み合わせて学ぶ高校です。定時制との最大の違いは、登校頻度を自分で選べる点にあります。
通信制は単位制です。学年で進級・留年が決まる仕組みではなく、所定の単位を修得すれば卒業できます。 「留年」という概念がないため、自分のペースで学習を進められます。
登校頻度はコースで選べます。年4日程度の少ない登校から、週5日通うコースまで幅があります。自学自習を中心にしたい人も、ある程度通って学びたい人も、自分に合う通い方を選べるのが通信制の特徴です。
卒業の要件は、3年以上の在籍と所定の単位修得です。ここは定時制の「4年が基本」とは異なる論点になります。
入学・転入のしやすさも違いの一つです。通信制は作文・面接を中心とした選考が多く、随時受け入れている学校も少なくありません。学力試験が基本の定時制と比べ、思い立った時に動きやすい傾向があります。
出典:文部科学省 制度概要(単位制・スクーリング・入学者選抜)。
通信制の基礎をもっと知りたい人は、通信制高校の基本をもっと詳しくで解説しています。ここでは定時制との対比に絞ります。
通信制と定時制の違いを7項目で徹底比較
ここが記事の核です。定時制と通信制を7項目で並べ、どこで差が出るかを一覧にしました。自分が重視する項目から見比べてみてください。
単位制とは、決められた科目の単位を積み上げて卒業する仕組みで、留年の概念がありません。学年制は学年ごとに進級・卒業が決まる仕組みです。通信制は単位制、定時制は学年制が中心という違いがあります。
| 比較項目 | 定時制 | 通信制 |
|---|---|---|
| 学費の目安 | 公立は比較的低額(詳細は次章) | 公立は特に低額・私立は単位数で幅(詳細は次章) |
| 通学頻度・授業時間帯 | 週5日前後・1日4時間程度 | コースで選択(年数日〜週5日) |
| 修業年限 | 4年が基本(多部制の3修制なら3年も可) | 3年以上 |
| 学年制・単位制 | 学年制が多い | 単位制(留年の概念がない) |
| 入学・転入の時期 | 年度の区切りが基本・学力試験中心 | 随時受け入れの学校が多い・作文/面接中心 |
| 向いている人 | 通学リズムと対面指導がほしい人 | 登校頻度を抑え自分のペースで進めたい人 |
| 卒業資格 | 高等学校卒業資格 | 高等学校卒業資格 |
出典:文部科学省 制度概要。
表を読み解くと、最大の分かれ目は通学頻度と入学時期の2つです。定時制は通う時間が決まっていて、年度の区切りで入学するのが基本です。通信制は登校日数を選べて、入学のタイミングも柔軟な学校が多くあります。
「どっちが楽か」は人によって逆転します。自分で計画を立てて自学自習を進めたい人には通信制が楽に感じられます。一方、教室で先生に直接教わりながら進めたい人には定時制のほうが続けやすいでしょう。
実際に公立の通信制を選んだ卒業生の声を紹介します。
📢 当サイトに投稿された口コミ
「全日制高校を中退後、今後どうしたらいいか悩んでいる時に通信制高校があることを知り入学しました。平日はバイトをしながら自宅で学習し、日月のどちらか都合が良い日に、授業を受けに学校へ行きました。自分のペースで学習できるのが私には合っていて、挫折することなく無事に卒業できました。同期生には様々な年代の人が居て、それぞれ通信制で学ぶ理由は様々でした。いろんな境遇の人と知り合えて、今思うと貴重な人生経験だったなぁと思います。通信制に行って良かったと思っています。」
— すたぶる(長野県松本筑摩高等学校)
数字で見る通信制と定時制のいま
いま、高校生はどの課程を選んでいるのでしょうか。最新のデータで、進路選択のリアルを確認します。
最新の令和7年度(2025年度)学校基本調査では、通信制で学ぶ生徒数が305,221人と過去最多になりました。高校生全体に占める通信制の割合は9.6%で、いまや約10人に1人が通信制を選んでいる計算です。
課程別の内訳を人数で見ると、次のとおりです(定時制の課程別人数は令和6年度の確定値、通信制は令和7年度の速報値)。
| 課程 | 生徒数 | 高校生全体に占める割合 |
|---|---|---|
| 定時制(令和6年度) | 72,191人 | 約2.3% |
| 通信制(令和7年度・速報値) | 305,221人 | 約9.6% |
| 全日制・定時制(令和7年度・確定値) | 2,873,619人 | — |
出典:文部科学省 学校基本調査。定時制の課程別人数は令和6年度確定値、通信制305,221人は令和7年度速報値(2025年8月公表)、全日制・定時制2,873,619人は令和7年度確定値(2025年12月公表)。
通信制は伸び続けています。2015年度の180,393人から、直近では305,221人へと増え、10年で約1.7倍になりました。学校数も2014年の231校から2024年の303校に増えています。通信制の9.6%は、約10人に1人が選んでいる計算です(学校基本調査)。 珍しい選択ではありません。
数字の読み方には注意があります。令和7年度の「全日制・定時制の生徒数2,873,619人」には、通信制は含まれていません。通信制は別に集計され、305,221人です。両者を足した全課程の合計は約318万人で、いまは通信制が定時制を大きく上回っています。



約10人に1人が通信制を選ぶ時代です。数字を見て、特別な選択ではないと知ってもらえたら嬉しいです。
学費が安いのはどっち?就学支援金の最新ルール
学費を正確に理解するには、まず「学費の目安」と「就学支援金」を分けて考えると分かりやすいです。
まず学費の目安です。公立は3課程とも比較的低額で、なかでも公立通信制は特に低額になりやすい傾向があります。私立通信制は、履修する単位数やコースによって学費に幅が出ます。具体額は学校差が大きいため、ここでは目安として扱いましょう。
通信制は全日制とは別建ての基準額です。公立通信制は年6,240円、私立通信制は年337,200円が上限で、全日制の118,800円・457,200円とは数字が異なります。さらに私立通信制は単位数で支給額が決まるため、上限額がそのまま全員に出るわけではありません。
就学支援金(高等学校等就学支援金)とは、国が授業料の負担を軽くする制度です。この制度は2025年度から2026年度にかけて、二段階で大きく変わりました。
2025年度(令和7年度)は、高校生等臨時支援金によって全世帯が基準額(全日制で118,800円)を受け取れるようになりました。これは経過措置で、所得制限の撤廃そのものが正式に決まったわけではありません。続く2026年4月1日(令和8年4月1日施行)の法改正で所得制限が正式に撤廃され、私立の加算分も対象に入って、私立全日制等の支給上限が年457,200円に引き上げられます。あわせて国の費用負担は全額から4分の3に変わります。
ここで重要なのが、通信制は基準額が別建てだという点です。 令和8年度の支給限度額(年額)は、公立通信制が6,240円(月額520円)、私立通信制が337,200円が上限となります。全日制の数字とは別なので、混同しないよう注意してください。
| 区分 | 令和8年度 支給限度額(年額・上限) |
|---|---|
| 公立 全日制 | 118,800円 |
| 公立 定時制 | 32,400円 |
| 公立 通信制 | 6,240円 |
| 私立 全日制・定時制 | 457,200円 |
| 私立 通信制 | 337,200円 |
出典:文部科学省「高等学校等就学支援金制度」・令和8年度説明会資料。
通信制で特に押さえたいのは、単位制ゆえの仕組みです。私立通信制は1単位ごとに支給額が決まる単位制が中心で、履修する単位数によっては上限額に届かない場合があります。 上限額がそのまま全員に支給されるわけではない点に注意してください。
なお、私立通信制への所得制限撤廃がどこまで含まれるかは、制度の移行期で流動的な部分があります。最終的な金額は、各校の最新の募集要項と文部科学省「高等学校等就学支援金制度」のページで必ず確認してください。
大学進学・就職で不利になる?卒業後の進路の違い
「通信制や定時制を出ると、進学や就職で不利にならないか」という不安は多くの人が抱えます。結論から言えば、選考の土俵そのものは変わりません。
早見表で確認したとおり、卒業資格は3課程とも同じ高卒です。大学受験の出願資格も、就職時の応募資格も、全日制と同じ条件で得られます。
ただし、進学・就職の結果を分けるのは、課程よりも本人の取り組みが大きい部分があります。通信制は自分で学習時間を確保できるかが効いてきますし、定時制も日々の積み重ねが進路につながります。過度に楽観も悲観もせず、準備の手を打つことが大切です。参考までに、高校全体の大学・短大進学率は令和7年3月卒で約61.4%です(学校基本調査)。これは全体の目安で、課程別の数字を断定するものではありません。
サポート体制には学校ごとに差があります。通信制はコースやサポート校によって進路支援の手厚さが変わりますし、定時制も学校ごとに支援内容が異なります。学校を選ぶときは、進路指導の中身まで確かめると安心です。学校選びで本当に効くのは偏差値より「自分が安心して所属できるか」だと感じています。これは私自身が通信制で居場所を得た実感でもあります。
通信制が向いている人・定時制が向いている人
ここでは、どちらが向くかの判断基準をチェックリストにします。診断で傾向をつかんだ人は、なぜそう向くのかをここで確かめてください。
通信制が向いている人は、次のような人です。
- 生活リズムを自分で作れる、または作りたい
- 通学頻度を抑えたい
- 趣味・仕事・体調と学校を両立したい
その根拠はシンプル。通信制は単位制で登校頻度を選べるため、自己管理ができる人ほど自分のペースを活かせます。時間の使い方を自分で決めたい人に向いている課程です。
定時制が向いている人は、次のような人です。
- 毎日でなくても通学リズムがほしい
- 教室で先生に直接教わりたい
- 同年代との関わりを一定ほしい
定時制が向く根拠も明確です。決まった時間に通うため、生活リズムや対面のサポートが続けやすさにつながります。一人だと進めにくい人に向いています。



チェックリストで迷ったら、両方に資料請求して雰囲気を比べるのが一番確実ですよ。
迷ったときは、ペルソナ別のおすすめも参考になります。
| 状況・希望 | おすすめの選び方 |
|---|---|
| 仕事・芸能・スポーツと両立したい | 広域通信制の年4日程度登校コース |
| 学費をできるだけ抑えたい | 公立通信制 |
| 毎日のリズムと対面指導がほしい | 定時制 |
どちらとも言い切れない人もいます。その場合は、無理に決めず「まず相談・資料請求」で具体化するのが安全です。気になる学校を見比べたい人は、人気の通信制高校を見るから探してみてください。
向いている環境を選べた卒業生の声を紹介します。
📢 当サイトに投稿された口コミ
「高校2年の秋頃に対人関係に悩み、別の全日制高等学校を中退しました。自分のペースで悩まずに通える通信制高校を探してみたところ、本校を知り編入しました。いざ入学してみたら、周りの同級生や先生方が親しく接してくれて、対人関係に悩まずに毎回通うのが楽しくなりました。充実した高校生活を送れ、あの時の決断は間違っていなかった。」
— サカサカコーコー(大宮中央高等学校)
全日制が合わなくなったら?編入・転入という選び直し
全日制が合わないと感じたとき、途中から進路を変える方法があります。それが編入・転入です。
受け入れ時期には違いがあります。全日制・定時制は受け入れ時期が限定されやすい一方、通信制は随時受け入れている学校が多めです。前の学校で修得した単位を引き継げる場合もあり、卒業が大きく遅れずに済むこともあります。
ここで、私自身の経験を少しお話しします。
✍️ 通信制高校カフェ運営者より 私は全日制の高校を中退したあと、公立の通信制高校(開陽高校)に編入しました。4年かけて卒業し、在学中は生徒会長も務めました。卒業後は就職もでき、いまも後悔はありません。進路を変えるのは、あきらめではなく、自分に合う環境への選び直しだと実感しています。
最後に、はっきり伝えたいことがあります。「普通のレールから外れたら人生終わり」という見方は、事実に反する歪んだ人生観です。前述のとおり進路の道は一つではありません。一度つまずいても、自分に合う環境を選び直せば、前に進めます。
お住まいの地域から探したい人は、お住まいの地域の通信制高校を探すも使ってみてください。
通信制と定時制の違いに関するよくある質問
Q. 定時制と通信制、卒業までの年数はどれくらい違いますか?
定時制は4年が基本ですが、多部制の3修制なら3年での卒業も可能です。通信制は3年以上の在籍と所定の単位修得で卒業できます。どちらも自分のペースに合わせて進められます。
Q. 定時制と通信制で、登校頻度はどう違いますか?
定時制は週5日前後の通学が基本です。通信制はコースによって年数日から週5日まで選べます。通学頻度を抑えたいか、毎日のリズムがほしいかで選び方が変わります。
Q. 不登校でも定時制・通信制に通えますか?
どちらも通えます。特に通信制は登校頻度を選べるため、自分のペースで再スタートしやすい環境です。定時制も少人数で対応する学校があり、無理なく通い直せます。
Q. 定時制と通信制、入学試験はありますか?
全日制・定時制は学力試験が基本です。通信制は作文・面接を中心とした選考が一般的で、随時受け入れている学校も多くあります。思い立った時に動きやすいのは通信制です。
Q. 偏差値で選べますか?
通信制・定時制は、偏差値での序列より「自分に合うか」で選ぶのが基本です。学力試験より、生活リズムや学び方との相性を重視して選びましょう。
Q. 通信制・定時制は就職や進学で見られ方が不利になりますか?
卒業資格は全日制と同じ高卒で、選考の土俵は同じです。気にする人がゼロとは言いませんが、本人の取り組みと準備で十分に道は開けます。私自身も公立通信制を卒業して就職できました。
Q. 結局、定時制と通信制はどっちがいいですか?
優劣ではなく、生活リズム・学び方・通学頻度の相性で決まります。毎日のリズムと対面指導がほしいなら定時制、登校頻度を抑えて自分のペースで進めたいなら通信制が向いています。
まとめ:通信制と定時制、今日できる一歩
通信制と定時制の違いの要点を、もう一度整理します。分かれ目は通学頻度・修業年限・入学時期の3つです。通信制は登校日数を選べて入学も柔軟、定時制は決まった時間に通って対面で学びます。そして卒業資格は、どちらも同じ高卒です。
今日できる一歩は具体的です。まだ冒頭のタイプ診断を試していなければ、まずそこから始めてください。傾向をつかんだら、気になる学校1〜2校に資料請求するか、あなたに合う通信制高校を診断するで絞り込みましょう。
判断に迷ったら、向いている人のチェックリストをもう一度見直すのがおすすめです。傾向だけ知りたいなら、冒頭の診断に戻って確かめてみてください。一歩動けば、自分に合う一方が見えてきます。
出典・参考資料
- 文部科学省「令和7年度学校基本統計(確定値・2025年12月公表)」※全日制・定時制の生徒数 https://www.mext.go.jp/content/20251226-mxt_chousa01-000044291_01.pdf
- 文部科学省「学校基本調査-令和7年度 結果の概要-(速報・2025年8月公表)」※通信制の生徒数305,221人 https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/kekka/k_detail/2025.htm
- 文部科学省「令和6年度学校基本調査(確定値)」 https://www.mext.go.jp/content/20241213-mxt_chousa01-000037551_01.pdf
- リクルート進学総研「高校の通信制課程 その現状と卒業生の進路変化」 https://souken.shingakunet.com/research/pdf/2024_souken_report/2024_souken_report_tsushin.pdf
- 文部科学省「高等学校等就学支援金制度」 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/1342674.htm
- 文部科学省「高等学校等就学支援金制度に関するQ&A」 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/1342600.htm
- 文部科学省 高等学校教育の現状について(制度概要・修業年限・単位制/学年制・入学・転入・卒業資格) https://www.mext.go.jp/content/202404619-mxt_00033-000036463_8.pdf
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不登校生徒数は毎年過去最高を更新し、その不登校の子どもの受け皿になっている通信制高校。自由度が高いからこそ合った学校も見つけやすく、通信制高校に入ることは、再登校のきっかけにもなりやすいです。
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