通信制高校のスクーリングとは、通信制高校で必要になる対面授業のことです。自宅学習やオンライン授業が中心の学校でも、卒業までに必要なスクーリングへ出席する必要があります。
通信制高校を探していると、「年数日だけ」「月1回」「週1回」「合宿型」など、学校によって説明が違って見えることがあります。ここを曖昧にしたまま選ぶと、入学後に登校負担や交通費で困ることがあります。
この記事では、通信制高校のスクーリングの意味、日数、会場、費用、休んだときの対応、不登校経験がある生徒さんの見方を紹介します。
通信制高校の仕組みから見たい方は、通信制高校の基本を解説した記事もあわせて読んでみてください。


不登校で通信制高校を選ぶ注意点
不登校生徒数は毎年過去最高を更新し、その不登校の子どもの受け皿になっている通信制高校。自由度が高いからこそ合った学校も見つけやすく、通信制高校に入ることは、再登校のきっかけにもなりやすいです。
ただし注意して欲しいことがあります。それが
「心のエネルギーが少ない状態のときに学校見学に行くと、最初に行った高校に決めてしまいがち」ということ。
これだと、複数校から検討できていないので、「入学したけど、やっぱり合わなかった…」というケースが少なくないのが現状です。
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通信制高校のスクーリングとは
スクーリングとは、通信制高校で行われる面接指導、つまり対面で受ける授業のことです。
通信制高校では、自宅でレポートを進め、学校が指定するスクーリングに出席し、試験を受けながら単位修得を目指します。レポートだけ、オンライン授業だけで卒業できるわけではありません。
| 通信制高校の学習 | 内容 |
|---|---|
| レポート | 教科書や教材を使って課題を提出する |
| スクーリング | 学校や会場で対面授業を受ける |
| 試験 | 単位認定のために受ける |
| メディア学習 | オンライン授業や動画視聴などを使う場合がある |
文部科学省の通信制高校情報でも、通信制高校の学習方法として、レポート、スクーリング、試験、多様なメディアを使った学習が示されています。
通信制高校は登校日数を抑えやすい一方で、スクーリングが完全になくなるわけではありません。
スクーリングの日数は学校によって違う
スクーリングの日数は、学校やコースによって大きく違います。
年に数日だけ集中して通う学校もあれば、月に数回、週1回、週3日、週5日など、通学型に近い学校もあります。コース名が同じように見えても、実際の登校日数は学校ごとに違います。
| スクーリング・登校の形 | 特徴 |
|---|---|
| 年数日集中型 | 本校や指定会場に数日まとめて通う |
| 月1回・月数回型 | ふだんは自宅学習、定期的に登校する |
| 週1回型 | 登校習慣を少しずつ作りたい生徒さんに合うことがある |
| 週3日・週5日型 | 通学型に近く、教室で支援を受けやすい |
| 合宿型 | 宿泊を伴う場合があり、交通費や宿泊費も見る |
スクーリング日数が少ないほど楽、というわけではありません。自宅学習の比重が大きくなるため、レポート管理や生活リズムを家庭で支える場面が増えることがあります。
学校資料や学校見学、個別相談では、年間のスクーリング日数、登校曜日、欠席時の扱い、レポート提出の進め方をあわせて確認しておきましょう。
スクーリング会場はどこになる?
スクーリング会場も学校によって違います。自宅近くのキャンパスで受けられる学校もあれば、本校や指定会場まで行く必要がある学校もあります。
オンライン中心校の場合、普段は自宅学習でも、スクーリングだけ県外の本校や指定会場に行くことがあります。
| 会場の種類 | 見るポイント |
|---|---|
| 近隣キャンパス | 通学時間、駅からの距離、通える曜日 |
| 本校 | 所在地、宿泊の有無、移動時間 |
| 指定会場 | 年度ごとの変更、会場までの交通手段 |
| 合宿会場 | 宿泊日数、費用、集団生活の負担 |
| 提携施設 | どの授業を受けられるか |
オンライン中心でも、スクーリング会場が遠いと負担が大きくなることがあります。本校や指定会場が県外にある場合は、交通費や宿泊費もあわせて見ます。
オンライン型の学校を検討している方は、通信制高校のオンライン授業の記事も参考になります。
スクーリングにかかる費用
スクーリングでは、授業料以外の費用がかかることがあります。
学校によっては、スクーリング費が授業料や施設費に含まれている場合もあります。一方で、本校や県外会場に行く場合は、交通費、宿泊費、食費、実習費などが別にかかることがあります。
| 費用項目 | 見る内容 |
|---|---|
| 交通費 | 自宅から会場までの往復費用 |
| 宿泊費 | 合宿型や遠方会場で必要になる場合がある |
| 食費 | 宿泊や長時間滞在でかかる場合がある |
| 実習費 | 体育、芸術、専門授業などでかかる場合がある |
| 追加費用 | 会場利用料、教材費、行事費など |
学校資料や学校見学、個別相談では、スクーリング会場、交通費、宿泊費、年間の追加費用をあわせて確認しておきましょう。
学費全体の見方は、通信制高校の学費を解説した記事でも紹介しています。
スクーリングを休んだらどうなる?
スクーリングを休んだ場合の扱いは、学校や科目によって違います。
すぐに退学になるわけではありませんが、必要な出席時間を満たせないと、単位修得に影響することがあります。体調不良や家庭の事情で休む可能性がある場合は、振替授業や補講の仕組みを見ておきます。
| 休んだときに見ること | 内容 |
|---|---|
| 振替授業 | 別日で受けられるか |
| 補講 | 不足分を補える仕組みがあるか |
| 診断書や連絡 | 欠席理由によって必要書類があるか |
| 単位への影響 | どの時点で単位不認定になるか |
| 相談先 | 担任、教務、学習担当へ相談できるか |
スクーリングを休みそうな不安がある場合は、入学前に振替や補講の扱いを見ておくことが大切です。
すでに欠席が増えて留年が不安な方は、高校で留年しそうなときの記事も読んでみてください。
不登校経験がある生徒さんの見方
不登校経験がある生徒さんにとって、スクーリングは大きな不安になりやすい部分です。
「年数日なら大丈夫そう」と感じることもありますが、初対面の人が多い会場、遠方への移動、宿泊、集団授業が負担になることもあります。一方で、週1回など少ない登校日から教室に慣れていける学校のほうが合う生徒さんもいます。
| 生徒さんの状態 | 見る学校タイプ |
|---|---|
| 家から出る不安が強い | オンライン中心、少ない登校日数 |
| 人が多い場所が苦手 | 少人数キャンパス、個別支援 |
| 生活リズムを戻したい | 週1回・週2回の通学型 |
| レポートが止まりやすい | サポート校併用、学習管理あり |
| 遠方移動が苦手 | 近隣キャンパスでスクーリングできる学校 |
少ない登校日数から始め、先生や教室の雰囲気に少しずつ慣れていける学校だと、不登校経験のある生徒さんも通いやすくなります。
不登校から学校を探す場合は、不登校におすすめの通信制高校の記事も参考になります。
オンライン中心校を選ぶときの注意点
オンライン中心校は、毎日の通学負担を抑えたい生徒さんに合うことがあります。
ただし、オンライン中心でもスクーリングは必要です。本校や指定会場が県外にある場合は、交通費や宿泊費がかかることがあります。自宅学習のしやすさだけでなく、スクーリングの場所と日数まで見ます。
| 見ること | 理由 |
|---|---|
| 本校所在地 | 年数日の移動負担に関わる |
| 指定会場 | 自宅から通える範囲かを見る |
| 宿泊の有無 | 費用と心理的負担に関わる |
| 振替対応 | 体調不良時の単位修得に関わる |
| 学習管理 | 自宅学習を続ける仕組みに関わる |
学校資料や学校見学、個別相談では、スクーリング日数、会場、本校所在地、交通費・宿泊費の目安をあわせて確認しておきましょう。
通学型の通信制高校を選ぶときの注意点
通学型の通信制高校は、週1回、週3日、週5日など、登校日数を選べる学校があります。
教室に通うことで生活リズムを作りやすく、先生に質問しやすい一方、登校日数が多いと負担も増えます。とくに不登校経験がある生徒さんは、最初から週5日にこだわらず、少ない日数から始められるかを見ます。
| 見ること | 理由 |
|---|---|
| 登校日数 | 本人が通い続けられるか |
| 時間割 | 午前・午後・短時間登校の有無 |
| 教室の人数 | 落ち着いて過ごせるか |
| 先生との距離 | 質問や相談がしやすいか |
| コース変更 | 慣れてから登校日数を増やせるか |
「通える」と「通い続けられる」は別です。スクーリングや登校日の少なさだけでなく、本人が続けられる通い方かを見ます。
スクーリングで学校を比べるポイント
通信制高校を比べるときは、スクーリングの説明を同じ項目で見ます。
学校ごとにパンフレットの表現が違うため、「登校日数が少ない」「オンライン中心」「通学コースあり」だけでは足りません。実際にどこへ、何日、何時から、どのくらい費用をかけて行くのかを見ます。
| 比較項目 | 見る内容 |
|---|---|
| 年間日数 | 年何日・月何回・週何回か |
| 会場 | 本校、キャンパス、指定会場、合宿会場 |
| 時期 | 夏休み、冬休み、平日、土日など |
| 費用 | 交通費、宿泊費、実習費 |
| 振替 | 欠席時に補えるか |
| 支援 | 不安がある生徒さんへの対応 |
学校資料や学校見学、個別相談では、年間スクーリング予定、会場、欠席時の対応、卒業までの単位計画をあわせて確認しておきましょう。
複数校を比較したい方は、通信制高校の資料請求ページから学校資料を取り寄せられます。
よくある質問
通信制高校のスクーリングとは何ですか?
通信制高校で必要になる対面授業のことです。自宅学習やレポートだけでなく、学校や指定会場で授業を受ける時間があります。
スクーリングは何日くらいありますか?
学校やコースによって違います。年数日だけの集中型、月1回、週1回、週3日、週5日などがあります。資料では年間日数と会場を見ます。
オンラインの通信制高校でもスクーリングは必要ですか?
必要です。オンライン中心校でも、本校や指定会場でスクーリングを受けることがあります。県外会場の場合は、交通費や宿泊費も見ます。
スクーリングを休んだら単位は取れませんか?
必要な出席時間を満たせないと単位修得に影響することがあります。ただし、振替や補講を用意している学校もあります。休む可能性がある場合は、入学前に扱いを見ておきます。
不登校でもスクーリングに参加できますか?
参加できる場合があります。ただし、会場の雰囲気、人数、登校日数、先生の支援は学校ごとに違います。不安が強い場合は、少人数や少ない登校日数から始められる学校も候補になります。
スクーリングは通信制高校選びの重要ポイント
通信制高校のスクーリングは、卒業に必要な対面授業です。登校日数が少ない学校でも、スクーリングの場所、日数、費用、欠席時の対応は必ず見ます。
とくに不登校経験がある生徒さんや、オンライン中心校を検討している家庭では、スクーリングが本人の負担になりすぎないかが大切です。
学校名だけで選ばず、年間日数、会場、本校所在地、交通費・宿泊費、振替対応、先生の支援まで見てください。本人が通い続けられる形を選ぶことが、卒業までの近道になります。
どの学校タイプが合うか迷う方は、通信制高校診断で今の状況に近い選択肢を見てみてください。
不登校で通信制高校を選ぶ注意点
不登校生徒数は毎年過去最高を更新し、その不登校の子どもの受け皿になっている通信制高校。自由度が高いからこそ合った学校も見つけやすく、通信制高校に入ることは、再登校のきっかけにもなりやすいです。
ただし注意して欲しいことがあります。それが
「心のエネルギーが少ない状態のときに学校見学に行くと、最初に行った高校に決めてしまいがち」ということ。
これだと、複数校から検討できていないので、「入学したけど、やっぱり合わなかった…」というケースが少なくないのが現状です。
この失敗を避けるには、不登校の子どもを支える親が、先に複数の選択肢を持っておくことが重要。
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各校の特徴や違いを把握しやすくなり、子どもに合った学校を見つけやすくなります。パンフレットがあることで、視覚的にも検討しやすく「この学校は違うな」見極めがしやすくなります。
本格的に学校選びを始めるまえにまずは、こうした資料請求サービスを活用してくださいね。
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