高卒認定試験(公認)は、かつての大学入学資格検定に代わり、2005年度から導入された文部科学省の試験です。この試験に合格すると、高校を卒業したと同等の学力があると認められ、大学や専門学校の受験資格を得ることができます。
こんな生徒におすすめ
・短期間で高卒資格を取得して大学受験勉強に集中したい
・経済的な負担を減らしたい
・自分のペースで勉強を進めたい
試験は合計8科目から10科目あり、すべてに合格すると公認合格となります。ただし、高校で既に修得済みの科目については、試験の対象から免除される場合があります。
2014年度からは、高校の新課程に合わせて、理科や数学の試験科目と出題範囲に変更が加えられました。理科の合格要件は以下のいずれかを満たす必要があります。「科学と人間生活」と他の1科目の合計2科目に合格するか、「科学と人間生活」を除いた理科3科目すべてに合格することが求められます。
高認の受験者数
高等学校卒業程度認定試験(高認)の受験者数は、ここ数年、毎年「2万数千人」に達しています。受験者数は多いものの、大学入試のように「不合格者を選別するための試験」ではなく、「必要な学力を持っているかを判断するための試験」です。そのため、受験者が多いからといって難しく感じる必要はありません。必要な知識をしっかり身につければ、誰でも合格を目指すことが可能です。また、試験会場は各都道府県ごとに原則として2カ所ずつ設置されているため、受験者は比較的アクセスしやすい環境で試験に臨むことができます。
公認の合格ラインは45点以上は目安
高認は複数の試験科目がありますが、すべての科目に一度で合格しなければならないわけではありません。科目ごとに合否が判定され、一度合格した科目については、以後の試験で再受験する必要はありません。試験は主にマークシート形式で実施されており、公式に合格ラインが公表されています。ただし、公認予備校の分析によると、各科目「45点以上」が合格の目安とされています。そのため、科目ごとの基準点を意識しながら学習を進めることで、効率的に合格を目指すことができるでしょう。
高認の注意点
高等学校卒業程度認定試験(高認)を受験する際の重要な注意点をお伝えします。
まず、「高認は学歴ではない」ということを理解する必要があります。高認は、あくまでも「大学や専門学校を受験できる資格」を取得するための試験であり、正式な最終学歴とは見なされません。そのため、履歴書に記載する際も学歴欄ではなく、資格欄に記載するのが適切です。これは、免許証や英検2級などと同じ扱いになります。ただし、学歴欄に記載してはいけないというわけではありませんが、一般的なルールとして資格欄に書く方が望ましいです。
また、高認の資格を取得しただけでは、最終学歴は「中卒」のままであることを認識しておきましょう。高認を取得した後、大学や専門学校に進学し、卒業することで初めて「高卒」または「大卒」といった学歴を得ることができます。
高認は、必ずしも全員に必要な資格ではありませんが、「大学や専門学校に進学することを確実に目指している」という場合には検討する価値があります。高認を取得することで、進学の選択肢が広がり、将来の可能性を広げる助けとなるでしょう。
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