「お腹が痛い」「学校に行きたくない」――朝、玄関先で泣き出すお子さんを前に、どうしたらいいかわからず立ちすくんでいませんか。無理に連れて行くべきか、休ませるべきか。答えが見つからないまま、毎朝がつらくなっているかもしれません。
この記事では、小学生が学校に行きたくないと訴える原因を低学年・高学年別に整理し、朝のNG対応と親にできる具体的な行動をお伝えします。読み終わる頃には「明日の朝、まずこれをやってみよう」と思える情報が手に入ります。
タイプ診断
5つの質問で、お子さんの登校しぶりの傾向と親にできることがわかります


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「心のエネルギーが少ない状態のときに学校見学に行くと、最初に行った高校に決めてしまいがち」ということ。
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小学生の「学校行きたくない」は甘えじゃない|13万8千人の子どもが同じ状況
お子さんが「行きたくない」と言い始めたとき、「甘やかしすぎたのかな」と自分を責めていませんか。夫や義母から「甘えさせるな」と言われて、板挟みになっている方も多いと思います。
でも、文部科学省の調査によると、小中学生の不登校は全国で35万3,970人。そのうち小学生だけで約13万8千人にのぼります。これは1クラスに約1人の割合です。お子さんだけが特別なわけではありません。
文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」1
「学校に行きたくない」は甘えではなく、お子さんなりのSOSです。まずは「うちの子だけじゃないんだ」と知ることから始めてみてください。
小学生が学校に行きたくない原因|低学年と高学年で理由が違う
「なぜ行きたくないの?」と聞いても、はっきり答えられないお子さんは少なくありません。実は、小学生の登校しぶりの原因は年齢によって大きく異なります。
低学年(小1〜小3)に多い原因
低学年の子どもに多いのは、次のような原因です。
- 母子分離不安:「ママと離れたくない」「学校の門の前で泣く」のは、発達段階として自然な姿です。特に小1は環境の変化が大きく、入学直後に不安が強まる子が多くいます
- 環境の変化への戸惑い:入学やクラス替えで知らない子ばかりになり、居場所がないと感じてしまうケースがあります
- 先生との相性:担任の声が大きくて怖い、怒り方が苦手、といった理由で教室に入れなくなることもあります
- 給食・体育・集団行動が苦手:偏食がある、運動が苦手、みんなと同じペースで動けないなど、集団生活そのものに負荷を感じる子もいます
高学年(小4〜小6)に多い原因
高学年になると、原因の中心は人間関係に移ります。
- 友人関係の複雑化:グループができ始め、仲間はずれや陰口が増える時期です。SNSをきっかけにしたトラブルも出てきます
- 学業のつまずき:特に算数は積み上げ型の教科で、一度つまずくと授業がわからなくなり、「行っても無駄」と感じやすくなります
- 自意識の芽生え:人前での発表や、容姿を気にし始める時期でもあります。「恥ずかしい」「見られたくない」が学校を避ける理由になることも
- いじめ:高学年のいじめは表面化しにくく、本人が言い出せないまま登校しぶりとして現れるケースもあります
「理由がわからない」と言うときの背景
「どうして行きたくないの?」と聞いても「わからない」と答える子は珍しくありません。本人にも言語化できないことがあるからです。
小さなストレスがいくつも重なって、「なんとなくつらい」状態になっていることもあります。問い詰めると子どもはますます追い込まれてしまうため、理由がわからなくても焦らなくて大丈夫です。
なお、発達障害やHSC(ひといちばい敏感な子)、感覚過敏といった特性が背景にある場合もあります。気になるときは、専門家への相談を検討してみてください。
「行きたくない」と言われた朝にやってはいけない4つのNG対応
ここからは「やってはいけないこと」をお伝えしますが、あなたを責めたいわけではありません。朝の忙しい時間に冷静でいるのは本当に難しいことです。知っておくだけで、明日の朝の対応が少し変わります。
「どうして行きたくないの?」と理由を問い詰める
朝の時間がないなかで「なんで?理由を言いなさい」と詰めてしまうこと、ありますよね。しかし、理由を聞かれるほど子どもは追い詰められます。特に低学年は自分の気持ちを言葉にする力がまだ育っていません。
「今は言えなくてもいいよ」と一旦受け止めるだけで、子どもの表情が変わることがあります。
無理やり学校に連れて行く
「泣いても引きずってでも行かせれば、そのうち慣れる」という考え方は根強くあります。けれど、無理やり連れて行かれた経験は子どもの心に「学校=怖い場所」という記憶を刻みます。
行き渋りが長引く原因になるリスクもあるため、力ずくの登校は避けたいところです。
「みんな頑張って行ってるよ」と他の子と比べる
「○○ちゃんは毎日行ってるよ」「お兄ちゃんはちゃんと行けたのに」。悪気はなくても、比較の言葉は子どもの自己肯定感を削ります。
お子さんが本当に聞きたいのは「あなたはあなたのままでいい」というメッセージです。
「また?」と気持ちを軽く受け流す
毎朝繰り返されると、つい「また?もう……」と言いたくなるのは当然です。ただ、気持ちを流されると子どもは「言っても無駄だ」と感じてしまいます。SOSを出すこと自体をやめてしまう危険があるのです。
もし今朝、上のどれかをやってしまっていても大丈夫。今夜「朝はごめんね。あなたの気持ち、ちゃんと聞くから」と伝えるだけで、お子さんは安心します。
登校しぶりの子どもに親ができる5つのこと
「やってはいけないこと」はわかった。では具体的にどうすればいいのか。明日の朝から使える行動を5つお伝えします。
まず「行きたくない気持ち」をそのまま受け止める
最初にやるべきことは、気持ちの受容です。「行きたくないんだね。教えてくれてありがとう」。この一言だけで構いません。
解決策を急がなくて大丈夫。「聞いてもらえた」という体験そのものが、子どもの心を安定させます。
「休んでもいいよ」と選択肢を渡す
「行きなさい」でも「休みなさい」でもなく、「今日は休んでもいいよ。どうする?」と選択肢を渡してみてください。
自分で決められたという経験が、子どもの自信につながります。「行く」と言った日は、たとえ途中で帰ってきても「行けたね」と認めてあげてください。
話を聴くタイミングは子どもに任せる
朝の混乱時に理由を聞き出そうとすると、お互いにつらくなるだけです。「話したくなったら、いつでも聞くからね」と伝えておけば十分。
子どもが話し始めるのは、寝る前やお風呂の中、車の助手席など、目が合わない場所が多いと言われています。そのタイミングを逃さず、手を止めて聴いてあげてください。
生活リズムだけはゆるやかに整える
学校に行かない日が続くと、昼夜逆転が心配になりますよね。起床時間と就寝時間だけ、ゆるやかに意識すれば十分です。
「朝9時に起きて、夜10時には布団に入る」程度のルールで大丈夫。日中の過ごし方は「学校の代わりに勉強させる」のではなく、「安心して休める環境を作る」を最優先にしてください。
「あなたの味方だよ」を言葉と態度で伝え続ける
「何があっても、お母さん(お父さん)はあなたの味方だからね」。この言葉を、繰り返し伝えてください。
一度言っただけでは子どもには届きません。言葉だけでなく、一緒にごはんを食べる、好きなことを隣でやる、といった「態度」で示すと伝わりやすくなります。
保護者の方だけで抱え込まないことも大切です。同じ悩みを持つ保護者の声に触れると、気持ちが楽になることがあります。
📢 当サイトに投稿された口コミ
「授業開始が午後なので朝早くに起きられなくても遅刻することはないのがとても良いです。体調的に毎日通えないから登校が週に二日というのにも助けられています。中学生の範囲の学び直しから始まり、高校生活を自分に合った環境で一からスタートできるというのはたいへん有難いです。」
— たまご(生徒の保護者・YMCA学院高等学校)
お子さんの「行きたくない」に向き合っている保護者の方に向けて、不登校の基礎知識や接し方のヒントをまとめた無料講座も用意しています。
「休ませていいの?」登校しぶりの段階と休ませる判断基準
「休ませたら癖になるのでは」「どこまでが行き渋りで、どこから不登校なの?」。この判断に悩んでいる方は多いはずです。
登校しぶりの3つの段階(行き渋り→断続的な欠席→不登校)
登校しぶりには段階があります。今お子さんがどの段階にいるかを知ることで、対応の方向性が見えてきます。
| 段階 | 特徴 | 期間の目安 |
|---|---|---|
| 行き渋り | 朝「行きたくない」と言うが、登校できる日もある | 数日〜数週間 |
| 断続的な欠席 | 週に数日休む。体調不良を訴えることが増える | 数週間〜数か月 |
| 不登校 | 年間30日以上の欠席。登校がほとんどできない | 数か月以上 |
段階が進むほど回復に時間がかかる傾向があります。ただし、どの段階でも「今の対応を変えること」で状況は改善できます。
「今日は休ませよう」と判断してよいサイン
以下のサインが見られるときは、無理に登校させず休ませる判断をしてよいでしょう。
- 朝から泣いている、パニックを起こしている
- 頭痛・腹痛・吐き気など体調不良を繰り返し訴える
- 「死にたい」「消えたい」など深刻な言葉が出ている
- 前日の夜から翌朝の登校を極度に怖がっている
- 表情が暗く、笑顔がほとんどなくなった
「休ませる=甘やかし」ではありません。心と体を回復させるための必要な時間です。
休んだ日の過ごし方のポイント
休んだ日に「何をさせるか」は、保護者が悩みやすいポイントです。
基本的な考え方は「安心して休める環境を作ること」が最優先。ゲームや動画を全面禁止にする必要はありませんが、1日中画面の前にいる状態は避けたいところです。
「午前中は好きなことをして、午後は一緒に散歩に出てみる」くらいのゆるさで十分。勉強を無理にさせると「家も安心できない場所」になってしまうため、学習は本人が「やりたい」と言ったときだけで大丈夫です。
一人で抱えないで|頼れる相談先と支援機関
「もう自分だけでは限界かも」と感じたら、外の力を頼ってください。相談することは弱さではなく、お子さんのためにできる立派な行動です。
まずは学校内で:担任・スクールカウンセラー・養護教諭
一番身近な相談先は学校です。担任に話しにくければ、スクールカウンセラー(SC)や養護教諭に直接連絡しても構いません。
スクールカウンセラーは子どもの心理の専門家で、保護者だけの相談にも応じてくれます。配置日が決まっているので、学校に問い合わせてみてください。
学校外の相談先:教育支援センター(適応指導教室)・教育相談ダイヤル
学校には行けないけれど、外出はできるという場合は教育支援センター(旧・適応指導教室)が選択肢になります。各市区町村が運営しており、利用料は無料です。通所した日を学校の出席扱いにできるケースもあります。
すぐに話を聞いてほしいときは電話相談も活用できます。
- 24時間子供SOSダイヤル: 0120-0-78310(24時間対応)
- よりそいホットライン: 0120-279-338(24時間対応)
フリースクールという選択肢
フリースクールは、学校以外の学びの場です。小学生を受け入れているフリースクールも増えています。月額の費用は施設によって異なりますが、3万〜5万円程度が目安です。
教育支援センターと同様に、一定の条件を満たせば学校の出席扱いになることがあります。費用が気になる場合は、自治体によって補助金制度を設けているところもあるため確認してみてください。
小学校の不登校、その後どうなる?|中学・高校への道筋
「このまま学校に行けなかったら、将来どうなるの?」。保護者として、その不安は当然のことです。結論からお伝えすると、小学校で不登校を経験しても、先の道はちゃんとあります。
小学校で不登校でも中学には進学できる
小学校は義務教育です。出席日数が足りなくても卒業できないということはありません。中学校へもそのまま進学できます。
「出席日数ゼロでも卒業できるの?」と驚く方もいますが、その通りです。義務教育の「義務」は子どもが教育を受ける権利を保障するものであって、「毎日学校に行かなければならない」という意味ではありません。
中学→高校の選択肢は思っている以上に多い
中学生になると内申点の話が出てきますが、不登校でも進学できる高校はたくさんあります。
- 通信制高校:自分のペースで学べるため、不登校を経験した生徒が多く在籍しています。登校日数を選べるコースもあり、無理なく続けやすい環境です
- 定時制高校:夕方からの授業なので、朝が苦手な子でも通いやすいのが特徴です
- チャレンジスクール・エンカレッジスクール:不登校経験者を積極的に受け入れている公立校です(東京都など一部の自治体)
今すぐ高校のことを考える必要はありません。「選択肢がある」と知っておくだけで、気持ちが少し楽になるはずです。
同じ経験をした保護者の声
実際に不登校を経験し、通信制高校で前向きに変わったお子さんの保護者の声を紹介します。
📢 当サイトに投稿された口コミ
「中学の時に人間関係のもつれから不登校気味になり、一般的な高校への進学をあきらめ通信校の栃木県立学悠館高等学校への進学を決めました。入学後は中学の時に問題となった人間関係が心配でしたが、毎日同じ人たちと行動を共にする必要も無かったこともあり思っていた以上に本人が明るく前向きに学習にも取り組めるようになりました。」
— ダイとケン(生徒の保護者・栃木県立学悠館高等学校)
小学校の「行きたくない」が、そのまま将来を閉ざすわけではありません。お子さんの成長に合わせて、道はいくつも開けていきます。
関連記事:学校に行きたくない中学生の親ができること
将来の進路が気になり始めた方は、通信制高校診断で、お子さんに合った学校の雰囲気をチェックしてみてください。
よくある質問
「学校行きたくない」と毎朝言われます。毎回休ませるべきですか?
毎回休ませる必要はありません。お子さんの様子を見ながら「今日は行けそう?」と聞いてみてください。行ける日は行き、休む日は休む。その繰り返しで問題ありません。大切なのは「休むこと=悪いこと」にしないことです。
学校に行きたくない理由を聞いても「わからない」と言います。どうすれば?
理由を問い詰めないでください。「わからない」は嘘ではなく、本当に言語化できないのかもしれません。「話したくなったら教えてね」と伝えて、待ってあげてください。お風呂や寝る前など、リラックスした場面でぽつりと話し出すことがあります。
小学生の不登校は何日休んだらカウントされますか?
文部科学省の基準では、病気や経済的理由以外で年間30日以上欠席した場合を「不登校」と定義しています。ただし、30日という数字にとらわれすぎる必要はありません。日数よりも、お子さんの心の状態に目を向けることが大切です。
夫や祖父母に「甘やかしすぎ」と言われて板挟みです。どうしたら?
家族の理解が得られないのは、とてもつらい状況です。まずはご夫婦で不登校に関する情報を一緒に見てみてください。「甘やかし」ではなく「必要な対応」だとわかる情報に触れることで、少しずつ理解が広がることがあります。
一人で説得するのが難しければ、スクールカウンセラーとの三者面談を検討してみてください。不登校の基礎知識をまとめた無料講座を夫婦で一緒に見るのもおすすめです。
登校しぶりは何年生に多いですか?
小学生の登校しぶりにはピークが2つあります。1つは小1(入学直後の環境変化)、もう1つは小4〜小5(友人関係の複雑化・学習内容の難化)です。ただし、どの学年でも起こりうるものなので「うちの子の年齢では珍しい」と考える必要はありません。
まとめ|「行きたくない」と言えたお子さんは、ちゃんとSOSを出せている
お子さんが「学校に行きたくない」と言えたのは、あなたを信頼している証拠です。言えずに我慢して、ある日突然動けなくなるケースもあるなかで、SOSを出せていること自体が大きな一歩。
この記事のポイントを振り返ります。
- 小学生の不登校は全国で約13万8千人。珍しいことではない
- 低学年と高学年で原因が違う。理由がわからなくても焦らなくていい
- 朝の対応で大切なのは、気持ちを受け止めて「あなたの味方だよ」と伝えること
- 一人で抱えず、スクールカウンセラーや教育支援センターを頼ってほしい
完璧な対応なんてありません。この記事を読んでお子さんのことを考えている時点で、あなたは十分いい親です。明日の朝、まず「行きたくないんだね」と受け止めることから始めてみてください。
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