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不登校の定義・割合・人数|クラスに1〜3人、一人で悩まない基礎知識

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中学校のクラス40人のうち、平均で約3人——これが「不登校」と数えられる子どもの今の比率です。不登校とは年間30日以上の欠席を指す文部科学省の公式定義で、令和5年度は小中高合計で約41.5万人。中学校では13人に1人、小学校では45人に1人の水準です。文部科学省は令和元年10月25日の通知で「不登校は問題行動として取り扱われてはならない」と明示しています。

お子さんが学校を週に何日か休むようになった。「まだ不登校じゃないよね」と自分に言い聞かせながら、夜中にスマホで検索している——通信制高校を自ら卒業し、全国300校以上を取材、年間5,000件以上の相談を受けてきた通信制高校カフェ運営者・小谷が、この記事をまとめました。

「様子を見ていれば元に戻るだろう」と思う気持ちは自然です。ただ、休み始めた初期の2〜4週間は、お子さんの回復ステージを見極める上でとても大切な時期でもあります。6段階の回復モデルで「今どの段階か」を把握しておくと、次に動くべきタイミングが見えてきます。

「定義の正確な理解」から「今夜できる最初の一歩」まで、保護者と当事者の両方に向けて整理しました。

通信制高校カフェ編集長小谷良太
こたにりょうた

通信制高校研究家のこたに( YouTube / Instagram / X )です!この記事は、通信制高校の卒業生であり、合同説明会で講演や進路相談を行ってきた僕、こたにが、自身の経験を基に解説します!

この記事でわかること

  • 不登校の文部科学省公式定義(年間30日以上)と正確な数え方
  • 令和5年度最新データ:小中高合計約41.5万人・中学校では13人に1人
  • ひきこもり・登校拒否・隠れ不登校との違いを整理
  • 学校種別(小学・中学・高校)で不登校の扱いがどう変わるか
  • 最初の1〜2週間、保護者として今夜できる3つのアプローチ
今の状況でどこを読む?3問でわかる読み方ガイド
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目次

不登校の定義とは?文部科学省が定める「年間30日」の基準を正確に知ろう

不登校の定義は、病気や経済的な理由などを除いて年間30日以上欠席した状態です。 文部科学省が毎年実施する「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」で使われる公式基準であり、診断名でも医療上の区分でもありません。

「うちの子はまだそこまでではないかも」と思いながらここにたどり着いた方も多いと思います。定義を正確に知ることは、「現状に名前をつける」ためでなく、「今どの段階にあるかを冷静に把握する」ための作業です。

不登校は「問題行動」ではない——令和元年10月25日の文部科学省通知

文部科学省は令和元年10月25日の通知で、「不登校は問題行動として取り扱われてはならない」と明確に記しています。 「不登校児童生徒への支援の在り方について」という通知で、学校・教育委員会・支援機関に向けて出された公式見解です。

「不登校になったということは、何か問題があったから」という思い込みは、今も社会に根強くあります。ただ、国の公式スタンスはすでに10年以上前から変わっています。お子さんが休んでいることは、子育ての失敗でも、お子さんの性格の問題でもありません。

この通知は、「不登校になった理由を断定するのではなく、一人ひとりの状況に応じた支援を行うこと」を教育関係者に求めるものです。また、文部科学省は不登校支援の目標を「学校に登校するという結果のみを目標にするのではなく、児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて、社会的に自立することを目指す必要がある」と明言しています。保護者として知っておいてほしい、最も重要な背景知識の一つです。

✍️ 通信制高校カフェ運営者より 通信制高校カフェに寄せられる相談の中でも、「とにかく学校に戻したい」という思いから始まる方は多いです。ただ、5,000件超の相談を経て私が確信しているのは、不登校の解決は「学校に行くか行かないか」ではなく、その先の「お子さんが自分の力で自分の人生を歩けるようになるか」にあるということです。文部科学省も同じ方向を向いています。今、結果を急がなくていい——そう感じてもらえると思います。

不登校の定義——文部科学省の公式基準と全文

文部科学省は不登校を次のように定義しています。

「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるため、年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」

この定義のポイントは3つあります。

  • 「年間30日以上の欠席」という数字的な基準
  • 「心理的・情緒的・身体的・社会的」という要因の幅広さ
  • 「したくともできない状況」という視点

「行きたくない」だけでなく「行きたくても行けない」状態も含まれます。身体的な不調(起きられない、腹痛など)も、心理的な要因が背景にある場合は不登校の定義に該当しえます。

文部科学省「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」1

「30日」の数え方——連続でなくてもよい理由

「30日」は、年度内に30日以上欠席すれば該当します。連続して30日休む必要はありません。 週に2〜3日ずつ休む状態が2〜3ヶ月続いた場合も、合計で30日を超えれば統計上の不登校として集計されます。

起算点は学年の始まり(4月)で、年度をまたいで計算しません。また、遅刻・早退は原則として欠席日数には含みませんが、保健室登校(校内別室への登校)は学校ごとの対応によって扱いが異なります。詳しくは次章のQ&Aで整理しています。

「30日」という基準を意識し過ぎる必要はありません。30日という数字は支援を受けるための目安であり、ペナルティの基準ではありません。

病気・経済的理由・出席停止による欠席は不登校にカウントされない

定義の中に「病気や経済的な理由による者を除く」とあります。具体的には以下の欠席は不登校にカウントされません。

  • 医師の診断書がある病気・けがによる欠席
  • 家庭の経済的な事情(進学費用が出せないなど)による欠席
  • 感染症による出席停止(インフルエンザ等の法定対応)
  • 学校長が認めた停学処分

「起立性調節障害」や「適応障害」など、医師が診断した疾患が背景にある場合は、病気による欠席として扱われることもあります。ただし、同じ症状でも診断がついていないケースでは不登校に分類される場合があります。「うちの子は病気なのか不登校なのか」と迷う場合は、かかりつけ医や学校のスクールカウンセラーに相談するのが確実です。

関連記事:不登校特例校(学びの多様化学校)とは

「うちの子は不登校になる?」定義のよくある疑問をQ&Aで整理する

定義は理解したけれど、「うちの子の場合はどうなのか」という疑問が出てくるのは自然なことです。保護者と当事者からよく届く疑問を4つ、Q&A形式で整理します。

「この状態を正確に名前で呼べるかどうか」が気になる気持ち、よくわかります。正しい言葉を使うことは、学校や相談機関と話すときに役立つでしょう。

前兆・葛藤期との見分け方——6段階回復モデルで「今どの段階か」を確認する

不登校は突然始まるのではなく、段階的に進むケースが大半です。通信制高校カフェの相談現場で5,000件以上の事例を整理してきた中で、不登校の回復には「前兆期→葛藤期→開始期→定着期→安定期→始動期」の6段階のステップがある、と私たちは捉えています。

段階状態の目安
前兆期「行きたくない」「朝体が重い」などのサインが出始める
葛藤期行こうとするが行けない。泣く・腹痛・頭痛などが続く。感情のぶつけ合いが起きやすく、親にとっても苦しい時期
開始期休みが続くが、本人は罪悪感を抱えている。「充電期間」の始まり
定着期休むことが日常化し、感情の振れが減る。罪悪感も少しずつ薄れてくる
安定期エネルギーが戻り始め、好きなことに取り組める。「暇だ」と言い始めたらこのサイン
始動期外に出る準備が整い、進路や次のステップを考え始める

特に「安定期」の入口に出やすいサインが、「暇だ」という言葉です。心の体力が回復し始めると、「何もしたくない」から「何かしたい」へ気持ちが向き始めます。お子さんが「暇だ」と言い出したら、責めるより、エネルギーが戻ってきたサインとして受け取ってあげてください。

今お子さんがどの段階にいるかを把握しておくと、「今日から動くべき」なのか「まず休ませることが大事」なのか、判断の指針になるでしょう。前兆期・葛藤期の段階では、無理に登校させようとすることが回復を遅らせることもあります。

冒頭文でも触れたように、休み始めた初期の2〜4週間は回復ステージを見極める重要な時期です。記事後半「最初の1〜2週間 親ができること」の章でも、親としてこの時期にできることを具体的にまとめました。

「今どの段階か」を把握する視点として、こう考えると整理しやすいでしょう。まず日常の会話が普通に成り立つか。次にお子さんが好きなことや興味関心を話してくれるか。そして「暇だ」「何かしたい」という言葉が出てきているか。これらが回復のサインを見極める参考になります。

Q. 不登校は「何日休んだら」なる?——30日の判定ルールを確認

A. 前述の定義通り、年間で累計30日以上の欠席があれば統計上の不登校に該当します。 1学期だけで30日に達する場合も、3学期にかけて少しずつ積み上がる場合も、同じ扱いです。

「今は20日だから、まだ不登校ではない」という感覚は理解できます。ただ、30日という数字は「支援を始めるタイミング」として機能するものです。19日でも心理的に追い詰められているなら、専門家への相談を遅らせる理由にはなりません。日数にかかわらず、お子さんや家族が辛いと感じたときが相談のタイミングです。

Q. 保健室登校・遅刻・早退は欠席日数に含まれる?

A. 保健室への登校は「出席」として扱われる場合が多く、欠席日数には含まれません。 遅刻・早退も同様で、学校に一度でも来た日は出席として記録するのが一般的です。

ただし、「別室登校(保健室・校長室・相談室など)が出席扱いになるかどうか」は学校の裁量によって異なります。欠席日数の記録方法が気になる場合は、担任や教務担当に確認するのが確実です。

「遅刻が多くて心配」という方へ——遅刻・早退は欠席日数に直接影響しませんが、睡眠のリズムが崩れているサインであることも多いです。欠席日数の数え方とは別に、状態そのものへの対応も並行して考えてみてください。

Q. フリースクールに通っている場合、出席扱いになる?

A. 条件を満たせば、フリースクールへの通所を学校の出席として認定できます。 2016年(平成28年)に文部科学省が通知を発出し、学校長の判断でフリースクールへの通所を指導要録上の出席として記録することが認められています。

実際に出席扱いにするには、在籍校の学校長が認める必要があります。認定されるかどうかはフリースクールの種類・活動内容・学校の判断によって異なるため、利用中または検討中のフリースクールと在籍校が連携できるか確認してみてください。

フリースクールへの通所が出席扱いになれば、「欠席日数が増えていく」という焦りが軽減されます。お子さんが通いやすい環境への移行を、制度的にサポートできる選択肢の一つです。

不登校の人数・割合は今どのくらい?最新データで見る小中高の実態

文部科学省「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、小中高全体の不登校児童生徒数は約41.5万人(小中で346,482人+高校で68,770人)に達し、過去最多を更新しました。10年前と比べると小中合計で約2.9倍の水準です。「珍しいこと」ではなく、学校という場全体が直面している問題として捉えることが必要です。

小学生・中学生の不登校人数と割合(2024年・最新)

令和5年度の調査(文部科学省)では、次のような結果が報告されています。

学校種別不登校人数在籍者数に占める割合
小学校130,370人(約13万人)2.21%(約45人に1人)
中学校216,112人(約21.6万人)7.80%(約13人に1人)

中学生では、クラス40人のうち平均で約3.1人(7.80%×40人)が不登校状態にあると計算できます。小学校でも増加傾向が続いており、以前は「中学で急増する」というイメージがありましたが、小学校でも無視できない人数になっています。

文部科学省「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」2

高校生の不登校人数と割合(2024年・最新)

高校生についても同調査で明らかになっています。

学校種別不登校人数在籍者数に占める割合
高校68,770人(約6.9万人)2.4%(約42人に1人)

高校生の場合、義務教育とは異なり「欠席が続くと単位・卒業に直接影響する」点が中学以前と大きく違います。この点は学校種別の章で詳しく扱います。数字の上では中学生より割合は低く見えますが、退学・転学につながるリスクも踏まえると、早期の対応が特に重要です。

「中学クラスに約3人」——41.5万人という数字を生活感で実感する

小中高を合計すると約41.5万人。この数字を生活感で置き換えると、次のようになります。

  • 中学校40人クラス換算で、平均「約3人」が不登校状態(出現率7.80%)
  • 小学校40人クラス換算では「約1人」(出現率2.21%)
  • 全国の中学校1校あたり平均で約22人、1学年に換算すると約7〜8人の不登校生徒がいる計算(不登校中学生216,112人÷全国の中学校9,944校での概算)

「うちだけがこんな状況なのか」と思う夜があるかもしれません。41.5万人という数字は、同じ思いを抱えている家族が全国にそれだけいるという事実を示しています。孤立して抱え込む必要はありません。

また、この数字には続きがあります。文部科学省「高等学校通信教育の現状について」(広域通信制高校を対象とした2017年度実施の調査)では、広域通信制高校の生徒のうち約7割弱に小中学校または前在籍校での不登校経験があったと報告されています7。不登校の経験があっても、高校という場に進み、新しい環境で前を向いている若者たちが確かにいます。数字が示すのは「苦しさ」だけではありません。

✍️ 通信制高校カフェ運営者より 「41.5万人」という数字は、毎年調査結果が出るたびに私自身も重くなる数字です。管理人・小谷は年間5,000件を超える相談を受けていますが、その一つひとつに固有の苦しさがあります。統計で見ると「中学クラスに約3人」ですが、その1人ひとりが誰かの子どもで、その家族がいる。数字に圧倒されそうになるときは、「41.5万人の中の一人」として孤立しているのではなく、同じ状況の人が全国にいるという意味でもあると、私はお伝えしています。一人で抱え込まないでください。

関連記事:学校行きたくない気持ちへの向き合い方(431人のリアルな声)

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こたにりょうた

34万人という数字を見たとき、「うちの子だけじゃないんだ」と感じていただけたら嬉しいです。孤立しないための最初の一歩は、数字を知ることだと思っています。

不登校・ひきこもり・登校拒否・隠れ不登校——似た言葉の違いを整理する

「不登校」と似た言葉がいくつかあり、混乱しやすいです。相談機関や学校と話す際に正確な言葉を使えると、状況の共有がスムーズになります。 表で視覚的に整理します。

「ひきこもり」と不登校の違い——年齢・期間・状態の定義差

ひきこもりは厚生労働省が定義する概念で、不登校とは別の区分です。

項目不登校ひきこもり
対象年齢主に小中高生(学齢期)年齢制限なし(成人を含む)
定義機関文部科学省厚生労働省
欠席・孤立の期間年間30日以上の欠席6ヶ月以上、自室や家から外出しない
主な場所学校への不登校家庭内・社会全体からの孤立

厚生労働省「ひきこもり支援に関する取組」3

不登校とひきこもりは重なる部分もありますが、「不登校 = ひきこもり」ではありません。 学校に行けていないが家では友人と出かけられる子もいます。状態の正確な把握のために、言葉を使い分けることが大切です。

不登校かひきこもりかの境界線として、「親子関係が安心・安全な状態にあるかどうか」が一つの目安になります。家庭が安心できる場所であれば、学校という外の場への歩み出しもしやすくなります。

「登校拒否」から「不登校」へ——1992年の呼称変更と意味

1992年(平成4年)以前、学校を休む状態は「登校拒否」と呼ばれていました。1992年に文部省(現・文部科学省)が「登校拒否(不登校)問題について」という通知を出し、「登校拒否」という呼称から「不登校」への移行が進みました。

「登校拒否」には「意図的に拒否している」というニュアンスがあります。 これが「本人の意志の問題」「親のしつけの問題」というスティグマにつながっていました。「不登校」という言葉には特定の意志や責任を示す語感がなく、「学校に行けていない状態」を中立的に表す表現として定着しました。

「隠れ不登校」とは何か——約33万人とも言われる実態

「隠れ不登校」とは、登校はしているものの、学校が辛くて行きたいと思えていない状態の子どもたちを指す言葉です。 文部科学省の定義上は不登校にカウントされませんが、心理的には同様の苦しさを抱えています。

日本財団の2018年調査(中学生を対象とした「不登校傾向にある子どもの実態調査」・全国の中学生約6,500人を対象としたインターネット調査)では、約33万人が不登校傾向にあると推計されています。「もし不登校していいなら学校に行きたくない」という回答が一定数あることも報告されました。4

統計上の不登校41.5万人に加え、同様の苦しさを持つ子たちが数十万人いる可能性があります。表面上の数字よりはるかに多くの子どもたちが、学校という場に苦しさを感じていることを知っておく必要があります。

「長期欠席」と不登校の違い——統計上の定義差

文部科学省の調査では、「長期欠席者」と「不登校者」は別のカテゴリとして集計されます。

項目長期欠席不登校
欠席日数の基準年間30日以上年間30日以上
欠席の理由病気・経済的理由・不登校などを全て含む心理的・情緒的・社会的要因が背景。病気・経済的理由を除く

つまり、「不登校は長期欠席のうちの一分類」です。 病気で長期入院している子は長期欠席者ですが、不登校にはカウントされません。相談機関や資料によって「長期欠席」「不登校」という言葉が使い分けられている場合があるため、数字を比較する際は定義を確認してください。

不登校はなぜ増えているのか——コロナ禍以降の急増と3つの要因

「不登校になったのは、うちの子どもの問題なのか、家庭の育て方のせいなのか」——そんな問いを抱える保護者は多いです。データが示すのは、不登校の急増が特定の家庭だけの問題ではなく、社会全体の変化と連動しているという事実です。

責める相手は、どこにもいません。

コロナ禍以降に急増した不登校——推移データで見る10年間の変化

文部科学省の調査では、不登校の子どもは10年以上にわたって増加を続けています。特に2020年度(令和2年度)以降の増加が顕著です。

年度不登校人数(小中合計)
2014年度(平成26年度)約12万人
2018年度(平成30年度)約16万人
2020年度(令和2年度)約19万人
2022年度(令和4年度)約29.9万人
2023年度(令和5年度)約34.6万人(小中計)

10年間でおよそ2.9倍近くになっています。2020年度から2023年度のわずか3年で約1.8倍に増えており、コロナ禍以降の変化が特に大きいことが読み取れます。5

親からすると不登校は急に始まったように感じがちですが、お子さんの心の中では、休み始めるずっと前から不登校はすでに始まっていることがほとんどです。急増する数字の背後には、ストレスを積み重ねてきた子どもたちが一人ひとりいます。

「無気力・不安型」が最多——令和時代の不登校の新しい姿

文部科学省の調査では、不登校の要因を複数の区分で集計しています。2023年度の調査では、「無気力・不安」を要因として挙げたケースが最も多く、全体の約5割を占めています。

「いじめ」「友人関係」「家庭環境」だけが不登校の原因ではありません。 文部科学省の令和5年度調査で「無気力・不安」を要因とした割合が約5割を占めるように、明確な理由が本人にも親にも説明できない「何となく行けない」状態が現代の不登校で最大のパターンとなっています。「なぜ行けないのかわからない」という言葉が出たとき、それは嘘をついているのではなく、本当にわからない状態であるケースを通信制高校カフェの相談でも繰り返し見てきました。

3要因モデルで見る不登校の背景——自己肯定感・学校ストレス・家庭環境

不登校の背景には複数の要因が絡み合っています。管理人・小谷が5,000件超の相談を通じて整理した3要因モデルでは、次の要因が複合的に作用すると捉えています。

1. 自己肯定感の低下

「自分は価値のない人間だ」「どうせ自分には無理」という感覚が積み重なると、学校という評価の場が苦しくなります。コロナ禍で友人関係が構築しにくかった世代は、自己肯定感の土台を作りにくかった背景があります。

2. 学校ストレス

授業の進度・テストのプレッシャー・部活動・人間関係など、学校には多くのストレス源があります。コロナ禍で「休むことが普通になった」時期を経験した子は、再び毎日通う生活リズムに戻りにくくなった側面もあります。

3. 家庭環境

家庭が安心できる場でない場合、外のストレスに対する耐性が下がります。ただしこれは「家庭に問題がある」という意味ではなく、保護者自身のストレスや孤立もこの要因に含まれます。親御さんが追い詰められているとき、子どもはその緊張感を敏感に受け取るものです。

3つの要因はどれか一つだけが原因になるケースは少なく、複合的に作用します。 この3つのうち、親が直接変えられるのは「家庭環境」だけです。自己肯定感はすぐには変えられず、学校のストレスは外から取り除けません。でも、今夜から家庭を少しだけ安心できる場所にすることはできます。「何が原因か」を一つに絞ろうとするより、今できる対応を一つずつ積み上げることが回復への近道です。

関連記事:不登校への社会的偏見に元不登校の筆者が答える

「なぜ増えたか」の3要因まとめ

  • 自己肯定感の低下(「自分はダメだ」と感じやすい社会になった)
  • 学校ストレスの多様化(コロナ休校による人間関係断絶・学習格差)
  • 家庭環境の変化(共働き増加・孤立しやすい家庭構造)

小学生・中学生・高校生で何が違う?学校種別の不登校の扱いと注意点

学校の種別によって、不登校の「リスク」が大きく変わります。義務教育では欠席が続いても卒業できますが、高校では単位・出席日数の不足が留年・転学につながります。 知っているかどうかで対処の早さが変わる情報なので、率直に伝えます。

小・中学校(義務教育)——欠席が続いても卒業できる仕組み

小学校・中学校は義務教育のため、出席日数が少なくても、原則として卒業できます。 欠席が多くても留年にはなりません(例外的なケースを除く)。

ただし、欠席が続くと「内申点の記録がない」「調査書(内申書)に影響する」という問題が高校受験の場面で出てくることがあります。また、欠席が多いと高校の一般入試が難しくなるケースがあり、この点は中学生の保護者にとって無視できません。

通信制高校・定時制高校・高卒認定試験など、義務教育後の進路は複数あります。「中学を休んでいたら高校に進学できない」ということはないので、焦らず状況を整理してみてください。

高校——単位・出席日数が足りないと留年・転学になる

高校は義務教育ではないため、単位と出席日数が卒業の条件になります。 多くの全日制高校では「各授業の3分の1以上を欠席すると単位が取れない」という基準を設けています。

具体的な影響は次の通りです。

  • 1年間の授業の3分の1以上を欠席 → 単位認定されない(留年の可能性)
  • 出席日数が大幅に不足 → 卒業要件を満たせず、留年または退学
  • 留年を繰り返す → 最終的に退学・転学を選ぶケースも

高校1年生・2年生の段階で欠席が増え始めた場合、早めに学校の担任・教務担当に相談することが重要です。 「今の状態が続くと単位がどうなるか」を把握しておくと、次の行動を考えやすくなります。

高校生の不登校対処法——出席日数不足になる前に動ける選択肢

出席日数が気になり始めた高校生・保護者が取れる選択肢には、次のようなものがあります。

在籍校での対応

  • 別室登校(保健室・相談室)で出席日数を確保する
  • 担任に相談し、課題提出や別日程での補講を調整する
  • スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカーに仲介を依頼する

転籍・転校

  • 通信制高校への転入(学年途中でも可能な学校がほとんど)
  • 定時制高校への転学

通信制高校への転入は、在籍校でのストレスを軽減しながら卒業資格を目指せる選択肢です。 通信制高校カフェで300校以上を取材した中でも、ほぼ全ての学校が学年途中の転入を受け入れており、前の学校での取得単位を引き継げる場合も多く「入学からやり直し」になるとは限りません。担任や教務担当に相談するハードルが高い場合は、通信制高校の説明会や相談窓口に直接問い合わせる方法もあります。

関連記事:不登校の中学生・高校生が通信制高校を選ぶポイント

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学校種別の対応まとめ

  • 小・中学生(義務教育):欠席が続いても留年・退学はなく、卒業は保障される
  • 高校生:単位・出席不足が続くと留年・退学になる可能性がある
  • 高校生は早めに学校・担任と相談し、通信制転学や単位制活用の選択肢を検討する

不登校の「その後」はどうなる?経験者の進路データから見る未来

「不登校になったら、将来が終わる」——そう思っている方は少なくありません。データは、その思い込みを否定しています。不登校経験者の多くが、5年後・10年後に自分なりのペースで前を向いています。

不登校経験者の5年後——文部科学省追跡調査が示す進路データ

文部科学省は、中学校在籍時に不登校だった生徒を5年後に追跡した調査を公表しています(「不登校に関する実態調査」)。その結果を見ると、以下のことがわかります。

文部科学省「不登校に関する実態調査 〜平成18年度不登校生徒に関する追跡調査報告書〜」6

  • 中学時代に不登校だった生徒の約7割が、5年後に高校・高専・大学等に在籍または卒業している(平成18年度不登校生徒に関する追跡調査・文部科学省)。同調査では、不登校経験者の高校進学率は85.1%、高校中退率は14.0%と報告されている
  • 就職している割合も一定数おり、「進路なし」の状態は全体の少数
  • ただし「自信をもって言える将来の夢がない」という回答も多く、メンタルサポートの重要性が示されている

※平成18年度の追跡調査はやや古いデータですが、不登校経験者の進路傾向を把握する上での参考値として広く引用されています。

「不登校 = 将来の詰み」ではないことが、追跡調査から読み取れます。 5年後に多くの経験者が何らかの形で自分の道を歩んでいます。

通信制高校カフェに寄せられた口コミでも、「自分に合った環境に出会って学校生活を前向きに歩めるようになった」という声を数多く受け取っています。不登校の経験があっても、自分のペースに合う環境に入ることで前向きな変化が生まれているケースを、私たちも繰り返し見てきました。

実際に、通信制高校カフェに寄せられた口コミにも、こうした声があります。

📢 当サイトに投稿された口コミ

「息子が中学校から不登校で、私立の高校も自らやめ、ルネサンス高等学校に転学しました。家にいながらレポート提出で、単位をとれ、年に1回だけ、本校のある茨木の高校へ合宿があります。学校にいけない子のためにサポートしてくださり、親としては、高校だけは卒業してもらいたかったので、安心材料になりました。通学できない子のためのこのような学校は必要だと感じました。」

— ゆっくりん(生徒の保護者・ルネサンス高等学校 / 2022年卒)

「高校だけは卒業してほしかった」という保護者の願いが、通信制という環境で叶ったという声は珍しくありません。

就職・社会人として活躍する不登校経験者の実態

小谷は通信制高校を自ら卒業し、現在は通信制高校カフェを運営しています。これまでの相談実績5,000件超を振り返ると、不登校経験があることが社会人として活躍する妨げになっているケースは、思っているより少ないです。

採用の場でも、不登校経験を問う企業は限られています。空白の説明を求められることがあっても、「その時期に何を感じ、どう乗り越えたか」を自分の言葉で話せれば、評価につながることも多いです。不登校の時期が、自分と向き合う時間になった人も多くいます。

小谷自身も通信制高校の卒業生で、当時の同級生たちは今、税理士として独立、短大経由でIT企業で働く、専門学校から美容師になる、テレビ局のADからプロデューサーへ——多様な道を歩んでいるのです。不登校の経験があっても、社会のさまざまな場所で活躍している人たちが、私の身近にも実在しています。

通信制高校という選択肢——不登校でも高校卒業を目指せる理由

通信制高校は、不登校状態から高校卒業を目指す上で、最もよく使われる選択肢の一つです。 全日制高校のように毎日の登校が必要なく、自分のペースで単位を取得できる仕組みが整っています。

通信制高校の主な特徴は以下の通りです。

  • 週1〜5日など、通学日数を自分で調整できる(学校により異なる)
  • レポート提出・スクーリング・テストで単位を取得する
  • 転入生を積極的に受け入れており、単位の引き継ぎができる学校も多い
  • 不登校経験者向けのサポート(カウンセラー・少人数クラス)が充実している学校もある

高校3年間をやり直す必要はありません。今の段階から転入を考えることで、卒業を現実的な目標として見直すことができます。

小中学校と不登校の時期があった保護者からは、こんな声も届いています。

📢 当サイトに投稿された口コミ

「小中学校と不登校で通信制高校を3校見学、体験、説明会に参加しましたが、クラーク記念国際高等学校は全日制に近い全日型という通い方があり、小中学校でやり残したことを高校生活でリベンジできると思い、入学を決めました。先生もひとりひとりに寄り添ってくれて、でも厳しくするところではきちんと厳しくしてくれます。全国にキャンパスがありそれぞれ特色があるようですが、福岡キャンパスはいろんな体験をさせてくれ、卒業したくないくらいの学校です。」

— ずん(生徒の保護者・クラーク記念国際高等学校)

長い不登校の期間があっても、本人に合った環境を見つけることで、高校生活を前向きに歩んでいる子どもたちが実際にいます。不登校でも将来はどうにかなる——まず親御さん自身がそう思えるようになることが、お子さんへの最初の支えになります。

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通信制高校を選ぶ理由(経験者の声)
  • 出席日数の制約が少なく、自分のペースで学べる
  • 高卒資格が取れるため、大学・就職に影響しない
  • 全日制復帰のプレッシャーなく卒業を目指せる
こたにりょうた

通信制高校を選んだことで「人生が戻ってきた」と言う子どもたちを、相談の中でたくさん見てきました。進路の選択肢は、想像より広いですよ。

「最初の1〜2週間」親ができること——今夜から始める3つのアプローチ

お子さんが休み始めてすぐの時期は、親として何をすれば良いのか、何もしないほうがいいのか、判断が難しいです。焦りと不安が入り混じる中で、「今夜できることは何か」を整理します。この時期の関わり方が、その後の回復のペースに大きく影響することもあります。

まず「休んでいい」と伝える——受容と観察の視点

最初の1〜2週間で最も大切なことは、お子さんに「休んでいい」と明確に伝えることです。 「学校に行かなくていい」という許可は、回復の第一歩になります。

「甘やかしている」と思う気持ちはあるかもしれません。ただ、前章で紹介した6段階回復モデルの「葛藤期」にある子どもは、「行かなければ」という義務感と「行けない」という現実の狭間で消耗しています。許可を与えることで、その消耗が止まるのです。

不登校経験者の方々に話を伺うと、「学校に行かなくていいよと言ってもらったとき、一番ホッとした」と口を揃えておっしゃいます。その一言が、回復の最初の扉を開く鍵になることもあるでしょう。

この段階では、「なぜ行けないのか」を問い詰めることより、「どんな状態にあるか」を観察することに集中してみてください。食事・睡眠・会話の量などを記録しておくと、学校や専門家への相談時に役立ちます。

学校・担任との連携——早めに動ける窓口を確認する

休み始めた段階で、担任・スクールカウンセラー・教務担当のいずれかに連絡を入れておくことをおすすめします。 「様子を見てから」と待ち続けると、学校側も動きにくくなります。

最初の連絡では、詳しい事情を説明する必要はありません。「体調が優れず、しばらく休みます」程度の報告で十分です。その上で、以下を確認しておくと後の対応がスムーズになります。

  • 出席日数の現在の状況(単位への影響が出る時期の目安)
  • スクールカウンセラーの相談日程
  • 別室登校・保健室登校が使えるかどうか

学校への連絡を「問い詰められるかも」と避けていると、出席日数の問題が気づかないうちに進行することがあります。担任が話しにくい場合は、教育委員会の教育相談窓口や、地域の子ども家庭支援センターへ相談する選択肢もあります。

心理的安全性をつくる家庭環境——親として整えられること

家庭に「安心できる場所」があることが、回復の土台になります。 心理的安全性とは、「何を言っても責められない」「失敗しても受け入れてもらえる」という感覚のことです。これは甘やかしではありません。安心できる土台があってこそ、お子さんが次のステップへ向かう力が生まれます。

親として今日からできることをいくつか挙げます。

  • お子さんの話を、結論や解決策を急がずに聞く(「それは大変だったね」で十分)
  • 「学校に行かなければ」という話題を、今は一時的に保留にする
  • 食事・睡眠など、生活の基本的なリズムを維持する
  • 保護者自身が孤立しないよう、信頼できる誰か(配偶者・友人・相談機関)に話す

親御さん自身が追い詰められていると、子どもはその緊張を感じ取ります。 情緒感染といって、親の落ち込んだ気持ちがお子さんにも伝わることがあります。前述の3要因モデルにあるように、家庭環境はお子さんの回復に影響します。あなた自身が支えられることも、子どもへの支えになります。

通信制高校カフェが支援した中に、親御さんの接し方が変わったことで、それまで一切進路の話を避けていたお子さんが変わったケースもありました。「最近お母さんは自分の気持ちを考えて話してくれている気がする。タイミングが来たら進路の話をしてみようかな」と心境が変わっていきました。お子さんのために何かを変えようとするより、まず家庭の空気を変えること——それが最も確実な第一歩です。

✍️ 通信制高校カフェ運営者より 「休んでいい」と伝えることに、勇気がいる保護者の方は多いです。管理人・小谷の相談経験の中でも、「許可を出したら、ずっと休み続けてしまうのでは」という不安から、その一言が言えずにいるケースを何度も見てきました。でも、不登校の解決とは、学校へ行くか行かないかではなく、お子さんが自分の力で歩けるようになることです。「休んでいい」という言葉は、逃げを許すのではなく、安心できる場所を作ることです。許可を出した後に子どもが変わったケースを、私は何十件も見ています。まずその一言から始めてみてください。

こたにりょうた

「どう声をかければいいかわからない」というご相談もよくあります。まず「ゆっくり休んでいいよ」という一言だけで、子どもは大きく安心するものです。

よくある質問

Q. 不登校になりやすい子の特徴はありますか?

特定の「なりやすい性格」はありません。文部科学省の調査では「無気力・不安」が最多要因(約5割)ですが、これは真面目で感受性が高い子に起きやすいとも言えます。いじめや友人関係のトラブル、学業のプレッシャー、家庭環境など複数の要因が重なるケースが多く、「この子がなりやすい」という単一の特徴はありません。

Q. 不登校の原因で最も多いのは何ですか?

文部科学省の令和5年度調査では、「無気力・不安」が最多で全体の約5割を占めます。次いで「生活リズムの乱れ」「友人関係のトラブル」が続きます。ただし複数の要因が重なるケースが多く、一つの原因に絞れないことも珍しくありません。「原因が分からない」という状態自体が、典型的な不登校のパターンです。

Q. 不登校は何年生から急増しますか?

中学1年生への進学(小中接続)のタイミングで大きく増加します。文部科学省の令和5年度調査でも、中学校の不登校率(7.80%)は小学校(2.21%)の約3.5倍です。これは「中1ギャップ」と呼ばれ、環境の急変・人間関係のリセット・学習量の増加などが重なる時期です。高校進学時にも同様の増加が見られます。

Q. 不登校の子どもに親がやってはいけないことはありますか?

特に初期に避けたいのは「毎朝登校を促す言葉がけ」と「理由を追及し続けること」です。葛藤期の子どもは「行けない理由」を自分でも説明できないことが多く、問い詰めると自己否定が深まります。また「他の子はちゃんと行っている」という比較表現も逆効果です。まず安心できる場所をつくることが優先です。

Q. 不登校でも高校に進学できますか?

進学できます。通信制高校・定時制高校・チャレンジスクールなど、不登校経験者を積極的に受け入れる学校が多いです。中学校の内申点を重視しない入試を採用している学校も増えてきました。また、高卒認定試験(高認)で大学・専門学校の受験資格を得るルートもあります。中学での欠席日数が多くても、進学の選択肢は十分に残されています。

Q. 不登校の相談窓口はどこですか?

主な相談窓口として、在籍校のスクールカウンセラー(無料・予約制)、各市区町村の教育委員会が設置する教育相談センター(電話・面談)、子ども家庭支援センター(0〜18歳対象)があります。また、文部科学省が設置する「子どもの学び応援サイト」や、NPOが運営するフリースクール相談窓口も利用できます。費用は窓口によって異なりますが、無料の公的窓口から始めるのが安心です。

Q. 不登校支援のCOCOLOプランとは何ですか?

COCOLOプランとは、2023年3月に文部科学省が策定した「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策」の通称です。不登校児童生徒への学習機会の確保、居場所の充実、相談体制の整備を柱とし、各学校・教育委員会に具体的な対策の実施を促しています。不登校の子どもが「学校の外でも学べる環境」を整備する国の方針として、2023年以降に進んでいます。

まとめ:不登校は「中学クラスに約3人」の時代——一人で抱え込まないための次の一歩

この記事で学んだ「不登校の定義・割合・人数」のポイント整理

この記事で取り上げた内容を簡単にまとめます。

定義・基準

  • 不登校 = 病気・経済的理由を除く年間30日以上の欠席(文部科学省の公式定義)
  • 「問題行動ではない」——令和元年10月25日の文部科学省通知で明示済み
  • 30日は連続でなくてもよく、累計で計算する

人数・割合(令和5年度)

  • 小中高合計で約41.5万人(小中34.6万人+高校6.9万人)
  • 中学校7.80%(約13人に1人、クラス40人で約3人)/小学校2.21%(約45人に1人)
  • 10年間で約2.9倍に増加しており、特にコロナ禍以降に急増

言葉の整理

  • ひきこもりとは別の定義。重なる部分もあるが「=」ではない
  • 1992年に「登校拒否」から「不登校」へ呼称変更。スティグマを減らすための変化
  • 隠れ不登校は統計に表れない約33万人規模の問題(中学生)

学校種別・その後

  • 義務教育(小中)は欠席が続いても卒業できる。高校は単位・出席日数が関係する
  • 不登校経験者の多くが5年後に自分の道を歩んでいる(文部科学省追跡調査)
  • 通信制高校は、ペースを保ちながら卒業資格を目指せる選択肢の一つ。広域通信制高校では生徒の約7割弱に小中学校または前在籍校での不登校経験がある(文部科学省調査)

一人で悩まないために——相談できる場所と次のステップ

不登校の定義・割合・人数を知ったとき、「うちだけではない」という感覚が少し生まれていればと思います。41.5万人という数字は、同じ夜に同じ検索をしている人が全国にいるということを意味しています。

次のステップとして、以下の窓口が役立ちます。

  • スクールカウンセラー(在籍校経由で相談可):学校との連携をサポート
  • 子ども家庭支援センター / 教育委員会の相談窓口:地域の無料相談
  • 通信制高校の個別相談会:高校生・中学生ともに参加可。入学前の相談も歓迎
  • 通信制高校カフェ(LINE無料講座):不登校の解決ステップを無料で学べる

「今夜できること」は一つで十分です。まず、お子さんに「休んでいい」と伝えることから始めてみてください。

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不登校で通信制高校を選ぶ注意点

不登校生徒数は毎年過去最高を更新し、その不登校の子どもの受け皿になっている通信制高校。自由度が高いからこそ合った学校も見つけやすく、通信制高校に入ることは、再登校のきっかけにもなりやすいです。

ただし注意して欲しいことがあります。それが

「心のエネルギーが少ない状態のときに学校見学に行くと、最初に行った高校に決めてしまいがち」ということ。

これだと、複数校から検討できていないので、「入学したけど、やっぱり合わなかった…」というケースが少なくないのが現状です。

この失敗を避けるには、不登校の子どもを支える親が、先に複数の選択肢を持っておくことが重要。

そんな時に役立つのが、通信制高校の一括資料請求サービスです。住所を入力するだけで、通学圏内の学校のパンフレットを簡単に取り寄せられます。

各校の特徴や違いを把握しやすくなり、子どもに合った学校を見つけやすくなります。パンフレットがあることで、視覚的にも検討しやすく「この学校は違うな」見極めがしやすくなります。

本格的に学校選びを始めるまえにまずは、こうした資料請求サービスを活用してくださいね。

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この記事を書いた人

通信制高校出身で生徒会長の経験を活かし、通信制高校・不登校について発信中。無料の不登校解決動画講座通信制高校選び方メルマガ講座 主催しています。

▶不登校→全日制高校退学→通信制高校
▶不登校・進路相談累計5000件以上
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