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「不登校の人ってずるいですよね」に元不登校の筆者が本気で答える

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「不登校の人ってずるいですよね」に元不登校の筆者が本気で答える

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この言葉を検索してここにたどり着いたあなたは、今どんな気持ちでしょうか。

「不登校はずるい」と言われて傷ついているのか。それとも、自分の中にある「ずるい」という感情に戸惑っているのか。

筆者自身、高校時代に不登校を経験しました。学校に行けない日々のつらさは、身をもって知っています。その後、通信制高校カフェを立ち上げ、300校以上の通信制高校を取材し、5,000件を超える相談を受けてきました。その中で、「ずるい」という言葉がどれだけ深い傷を残すかも見てきました。

だから今回は、どちらの立場にも正直に向き合いながら、本気で答えたいと思います。

この記事では、「ずるい」という言葉がなぜ生まれるのか、その背景を掘り下げます。そして、別室登校・兄弟・親それぞれの立場から具体的な対処法を伝え、最後に「ずるい」の先にある選択肢まで一緒に考えていきましょう。

先に結論をお伝えすると、不登校はずるくありません。そして、「ずるい」と感じてしまうこと自体も、悪いことではありません。この記事を読み終えるころには、「ずるい」という言葉の正体がわかり、具体的な対処法と次のステップが見えているはずです。

この記事でわかること

  • 「ずるい」と言われる背景と、その言葉にあなたの価値を決める力はないこと
  • 別室登校・兄弟・親それぞれの立場からの具体的な対処法
  • 不登校の先にある選択肢(通信制高校・フリースクール)
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目次

不登校で通信制高校を選ぶ注意点

不登校生徒数は毎年過去最高を更新し、その不登校の子どもの受け皿になっている通信制高校。自由度が高いからこそ合った学校も見つけやすく、通信制高校に入ることは、再登校のきっかけにもなりやすいです。

ただし注意して欲しいことがあります。それが

「心のエネルギーが少ない状態のときに学校見学に行くと、最初に行った高校に決めてしまいがち」ということ。

これだと、複数校から検討できていないので、「入学したけど、やっぱり合わなかった…」というケースが少なくないのが現状です。

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「ずるい」と言われて、この記事にたどり着いたあなたへ

こたにりょうた

僕自身も不登校を経験しているから、「ずるい」って言われる痛みはよくわかります。

もし今、「ずるい」と言われて胸が苦しいなら、まずこれだけ伝えさせてください。

あなたは何も悪くありません。

学校に行けないことを「ずるい」と言われると、まるで自分がわざとサボっているように聞こえます。「そうなのかもしれない」と自分を責めてしまうかもしれません。

でも、あなたが学校に行けないのには理由があります。その理由は、外からは見えにくいだけです。体が動かない朝、玄関で足が止まる瞬間、教室に入れない恐怖。それは「甘え」でも「なまけ」でもありません。

「ずるい」と言われて、何も感じない人なんていません。あなたがこの記事を読んでいるということは、その言葉がどこかに刺さっているということでしょう。

友達に直接言われた人もいるでしょう。SNSで目にして胸がざわついた人もいるはずです。あるいは、家族の何気ない一言がきっかけだったのかもしれません。どんな形であれ、「ずるい」という言葉は胸に刺さります。

だからこそ、はっきり言います。学校に行けないあなたに非はありません。

一方で、「ずるいと思ってしまう自分はダメなのかな」と感じている人もいるかもしれません。あなたの気持ちも、この記事ではちゃんと受け止めたいと思っています。「ずるい」と感じてしまうこと自体は、悪いことではありません。自分がつらいときに、楽をしているように見える人を見れば、そう思うのは人として自然なことです。

どちらの立場であっても、ここに来てくれたことに意味があります。一緒に、この「ずるい」という言葉の正体を見ていきましょう。

不登校で「ずるい」と言われて動けなくなった子を何人も見てきた

不登校の子どもたちをサポートする中で、「ずるい」という一言がきっかけで状況が悪化するケースを何度も目にしてきました。

言葉の力は、思っている以上に大きいものです。ここでは、支援の中で見てきた傾向を紹介します。個人が特定されないよう、複数のケースに共通するパターンとしてまとめています。

別室登校をやめてしまった子の話

別室登校とは、教室には入れないけれど、保健室や相談室など学校内の別の部屋で過ごす登校の形です。

別室登校を続けていた子たちの中に、クラスメイトから「あの子だけ別の部屋でずるい」と言われたことがきっかけで、学校そのものに行けなくなったケースがあります。

別室登校は、その子にとって精一杯の一歩でした。教室には入れなくても、なんとか学校には来ようとしていました。それなのに「ずるい」と言われた瞬間、その一歩を踏み出す気力が奪われてしまいます。

「頑張っているのに、頑張りとして認めてもらえない」——その絶望感は、大人が想像する以上に深いものです。せっかく見つけた居場所が、たった一言で壊れてしまうことがあります。

別室登校は、学校に完全に行けなくなる前のぎりぎりのラインです。そのラインを踏みとどまっていた子が、「ずるい」という言葉で足を滑らせてしまいます。一度完全に行けなくなると、再び学校に向かうハードルはさらに高くなります。

兄弟の一言で家から出られなくなった子の話

家庭内で兄弟から「お前だけ学校行かなくてずるい」と言われ、そこから家の中でも居場所を失ったケースも少なくありません。

学校に行けない子にとって、家は最後の安全な場所です。その家の中で「ずるい」と言われると、逃げ場がなくなってしまいます。

自分の部屋から出てこなくなったり、家族との食事を避けるようになったり。「家にいること自体が申し訳ない」と感じるようになってしまいます。

兄弟に悪意があるわけではありません。兄弟だって、自分は毎日頑張って学校に行っているのですから、そう感じるのは自然なことです。でも、その一言の重みは、言った側の想像をはるかに超えています。

家族の言葉は、友達や先生の言葉より深く刺さります。逃げ場のない空間で、最も近い存在から「ずるい」と言われることの破壊力は計り知れません。

通信制高校カフェに寄せられた相談の中にも、家で居場所を失った結果、何週間もお風呂に入れなくなったお子さんのケースがありました。本人に聞くと、「予定もない、誰にも会わない、だから入らない」と話していました。心の体力が枯渇すると、身だしなみに気を配る余裕すらなくなります。それほどまでに追い詰められていたのです。

共通していたのは「自分が悪い」と思い込んでいたこと

こうしたケースに共通するのは、「ずるい」と言われた子が例外なく「自分が悪いんだ」と思い込んでいたことです。

「みんなは頑張っているのに、自分だけ逃げている」「学校に行けない自分はダメな人間だ」。そんなふうに自分を追い詰めていました。

不登校の子どもたちは「行きたくない」のではなく「行けない」状態にあります。5,000件を超える相談を受けてきた中で、「本当は行きたいのに体が動かない」と語る子がほとんどでした。心や体が限界に達しているから、動けなくなっています。骨折した足で走れと言われても走れないのと同じで、心のエネルギーが枯渇した状態で「学校に行け」と言われても、行けるはずがありません。

「ずるい」という言葉は、すでに自分を責めている子の傷をさらに深くします。だからこそ、周囲の大人が「あなたは悪くない」と伝え続けることが大切です。

もしあなた自身が今、「自分が悪い」と思い込んでいるなら、少しだけ立ち止まってみてください。学校に行けない自分を責めているその時点で、あなたは十分にこの状況と向き合っています。何も考えていない人は、自分を責めたりしません。

こたにりょうた

「ずるい」と感じること自体は悪くない。大事なのは、その気持ちをどう扱うかです。

不登校が「ずるい」と言われる3つの背景

不登校が「ずるい」と言われる背景は、大きく3つあります。学校に行くのが「当たり前」とされる前提、不登校の苦しみが外から見えにくいこと、そして「ずるい」と感じる側にも事情があることです。

「学校に行くのが当たり前」という前提が強い

日本では「学校に毎日通うのが普通」という意識が根強く残っています。この前提があるから、学校に行かない子を見ると「ルールを破っている」ように映ります。

ルールを守っている側からすれば、守っていない人が同じ扱いを受けるのは不公平に感じるものです。これは人間として自然な反応といえます。

ただ、この「当たり前」は絶対的なものではありません。海外では、ホームスクーリングやオルタナティブスクールなど、学校に通わない学び方が広く認められている国も多くあります。

「学校に行くべき」という前提そのものを少し緩めると、「ずるい」という感情の見え方も変わってきます。

もちろん、「じゃあ学校に行かなくていいのか」という話ではありません。学校には学校の良さがあります。ただ、「行けない子=ルールを破っている子」という見方だけでは、こぼれ落ちるものがあまりにも多いのです。

不登校の子の本当のつらさが見えにくい

不登校の子が家にいる姿だけを見ると、「家でゲームして楽しそう」「自由でいいな」と思えるかもしれません。外から見えるのは、その部分だけだからです。

でも実際には、学校に行けない自分を毎日責めています。友達が離れていく不安、将来への恐怖、「このままでいいのか」という焦り。家にいても、心が休まっているわけではありません。

不登校支援の現場では、この状態を「心の体力」という言葉で説明することがあります。体の体力と同じように、心にも体力があり、学校でのストレスや自責感が積み重なると少しずつ削られていきます。心の体力がゼロに近づくと、朝起きることすら難しくなります。不登校の子は、まさにこの状態にあるのです。

朝、みんなが登校する時間に布団の中で「また行けなかった」と泣いている子もいます。夜中に「明日こそは」と決意しても、朝になると体が動きません。そのループを毎日繰り返しています。

こうした苦しみは、本人が言葉にしないことが多いものです。むしろ、言葉にできないことのほうが多いといえます。つらさを説明する語彙を持っていなかったり、説明しても「甘えだ」と返されるのが怖かったりします。

だからこそ「ずるい」と見えてしまうのですが、見えない部分にこそ本当のつらさがあります。表面だけを見て判断すると、その子の苦しみを見落としてしまいます。

「ずるい」と感じる側にも理由がある

「ずるい」と感じる側を一方的に批判するつもりはありません。むしろ、その感情には正当な理由があると筆者は考えています。

毎日、行きたくない日も我慢して学校に行っている。嫌な授業も、苦手な人間関係も、耐えながら過ごしている。そんな中で、学校に来ない子が「配慮」を受けている姿を見たら、不公平に感じるのは当然でしょう。

「自分だってつらいのに」——その気持ちは、決して間違っていません。

問題なのは「ずるい」と感じることではなく、その感情を直接相手にぶつけてしまうことではないでしょうか。感じることと、言葉にして伝えることは別の話だからです。

もし「ずるい」と感じているなら、その気持ちは否定しなくて大丈夫です。ただ、その矛先を不登校の子に向ける前に、まず信頼できる大人に「自分もつらい」と伝えてみてほしいと思います。あなた自身のつらさも、ちゃんとケアされるべきものです。

そしてもう一つ。毎日嫌々学校に通い続けているあなたにも、環境を選ぶ権利があります。「我慢して通うのが当たり前」というのも、実は思い込みかもしれません。この記事の後半では通信制高校やフリースクールという選択肢も紹介しています。実際に、「今の環境が合わない」と感じて通信制高校に移り、結果的に学校生活を楽しめるようになった生徒も多くいます。通信制高校の在校生には不登校経験者だけでなく、全日制が合わなかったという理由で転校してきた生徒もいます。環境を選ぶことは逃げではなく、前に進むための行動です。

「ずるい」が生まれる3つの背景まとめ

  • ①不公平感:「自分は頑張っているのに」という感情
  • ②制度への不理解:不登校の背景や制度を知らない
  • ③自分自身への投影:本当は自分も休みたいという気持ち

別室登校が「ずるい」と言われるのはなぜ?

別室登校は、教室に入ることが難しい子が保健室や相談室など学校内の別の部屋で学ぶ制度です。段階的に学校生活に戻るためのステップとして活用されています。

しかし、「あの子だけ特別扱い」と見られやすく、「ずるい」と言われるケースが後を絶ちません。別室登校をめぐる「ずるい」には、教室にいる側の子どもたちの本音が隠れています。

別室登校は「サボり」ではない

別室登校をしている子は、教室に入れないだけで、学校には来ています。それだけで相当な努力をしています。

教室という空間そのものが恐怖の対象になっている場合、「別室でもいいから学校に来る」という選択は、本人にとって大きな一歩です。

「サボりたいから別室にいる」のではありません。「教室には行けないけれど、学びを続けたい」という意志の表れです。別室登校を選んでいる時点で、その子は前に進もうとしています。

筆者がサポートしてきた子の中にも、別室登校から少しずつ教室に戻れるようになったケースがあります。別室はゴールではなく、通過点。その通過点にいること自体が、十分な前進です。

周囲の目がつらいときの具体的な対処法

別室登校をしていることを知られたくない、聞かれたときにどう答えればいいかわからない。そう感じるのは自然なことです。

まず、登校・下校の時間をずらすことができないか、担任の先生に相談してみましょう。朝はクラスメイトが教室に入った後に別室へ向かい、帰りは少し早めに出る。それだけで顔を合わせる機会はかなり減ります。

もし聞かれたときは、こんな言い方で十分です。

聞かれたときの伝え方

「体調のことで、先生と相談して別の部屋で勉強してるんだ」

深い説明をする必要はありません。短く、さらっと伝えるだけで大丈夫です。

先生への相談も、口で言うのが難しければ手紙や連絡帳で伝える方法があります。こんな言い方を参考にしてみてください。

「教室に入るのがつらくて、別の部屋で勉強できたらと思っています。相談に乗ってもらえませんか」

ポイントは、「教室が嫌」ではなく「勉強は続けたい」という前向きな気持ちを伝えることです。担任に直接言いにくい場合は、保健室の先生(養護教諭)やスクールカウンセラーに先に相談する手もあります。

こたにりょうた

5,000件の相談の中で、兄弟間の「ずるい」問題は本当に多いんです。

別室登校で悩んでいるあなたへ
  • 別室登校は「サボり」ではなく、学校に戻るための大切なステップ
  • 登下校時間のずらし方を先生に相談してみましょう
  • 聞かれたときは「体調のことで先生と相談してるんだ」でOK

不登校の兄弟が「ずるい」と感じるのは自然なこと

兄弟に不登校の子がいると、「なんで自分だけ学校に行かなきゃいけないの」と感じることがあります。これは、ごく自然な感情です。

兄弟の「ずるい」は、不登校の子への攻撃ではなく、自分自身の頑張りを認めてほしいというサインであることが多いのです。

兄弟が「ずるい」と思う理由

毎朝、自分は早起きして学校に行く。隣の部屋では兄弟が寝ている。帰ってきたら、兄弟はゲームをしていた。「ずるい」と思わないほうが難しいでしょう。

さらに、親の関心が不登校の子に集中しがちになることも大きな要因です。「お兄ちゃんはどう?」「お姉ちゃんは大丈夫?」と聞かれることが減り、自分は放っておかれていると感じてしまいます。

兄弟の「ずるい」は、「自分のことも見てほしい」「自分の頑張りも認めてほしい」という叫びでもあります。

テストで頑張った日も、部活で疲れて帰ってきた日も、親の話題は不登校の子のことばかり。「自分は頑張っているのに、何も言ってもらえない」。その寂しさが「ずるい」という言葉になって出てきます。

不登校の子が兄弟に申し訳なく感じているとき

一方で、不登校の子自身も兄弟に対して申し訳なさを感じていることが多いものです。

「自分のせいで家の空気が悪くなっている」「兄弟に迷惑をかけている」。そう思っているからこそ、兄弟から「ずるい」と言われると、ますます自分を追い詰めてしまいます。

不登校の子に伝えたいのは、兄弟が「ずるい」と言うのは、あなたを嫌いだからではないということです。兄弟なりのつらさを表現しているだけで、あなたの存在を否定しているわけではありません。

もし兄弟に何か伝えたいなら、無理に言葉にしなくても大丈夫です。手紙を書いたり、一緒にテレビを見たり。小さな接点を持つだけで、関係は少しずつ変わっていきます。

「ごめんね」と言えなくても、「ありがとう」なら言えるかもしれません。兄弟が学校の話をしてくれたときに「そうなんだ」と聞くだけでもいいのです。完璧な対応でなくて構いません。少しでも気持ちが伝わればそれで十分です。

親が兄弟の間に入るときの声かけ例

兄弟間の「ずるい」問題で、親御さんが最も困るのは「どちらの味方をすればいいのか」という点でしょう。

答えは、どちらの味方もすることです。ただし、別々のタイミングで声をかけるようにしてください。

学校に通っている兄弟には、こんな言葉をかけてみてほしいと思います。

兄弟への声かけ例

学校に行く兄弟へ:「毎日学校に行っているの、本当にえらいよ。ちゃんと見ているからね」

不登校の子へ:「○○(兄弟の名前)も毎日頑張っているから、ちょっとつらくなっただけだよ。あなたが悪いわけじゃないからね」

これだけで、兄弟の「自分も見てほしい」という気持ちはかなり満たされます。

大切なのは、「ずるい」と言った兄弟を叱らないことです。叱ると、兄弟は「やっぱり自分のことは見てもらえない」と感じてしまいます。感情を否定せず、受け止めた上で、不登校の子を傷つけない伝え方を一緒に考えていきましょう。

もう一つ、意識したいことがあります。それは、兄弟だけの時間を意識的に作ることです。不登校の子がいると、どうしてもそちらに時間が取られます。だからこそ、週に一度でも「今日は○○(兄弟の名前)と一緒にいる時間」と決めて過ごすと、兄弟の心は安定しやすくなります。

兄弟への対応ポイント
  • 兄弟の「ずるい」は嫉妬ではなく寂しさのサイン
  • 兄弟それぞれに1対1の時間を作る
  • 不登校の子だけが特別扱いされていないか振り返る

「甘やかしすぎ」と言われる親へ——あなたの判断は間違っていない

こたにりょうた

「甘やかしすぎ」って言葉、相談の中で本当によく聞きます。でも大丈夫、あなたの判断を信じてください。

不登校の子を持つ親御さんが、周囲から「甘やかしすぎ」「だから学校に行かないんだ」と言われるケースは非常に多いものです。

その言葉を受けるたびに、「自分の対応が間違っているのか」と不安になるでしょう。先に結論を言うと、子どものそばにいるあなたの判断は、外野の意見より正しいことのほうが多いのです。

祖父母やママ友から「ずるい」と言われたとき

「私たちの時代は学校に行くのが当然だった」「甘やかすから行かなくなるんだ」。祖父母からこうした言葉をかけられる親御さんは少なくありません。

ママ友からも、「うちの子は嫌でも行かせてるよ」と暗に比較されることがあります。

こうした場面では、反論する必要はありません。相手の価値観を変えようとすると消耗するだけです。

「ありがとう、心配してくれて。先生とも相談しながらやっているよ」

このくらいの受け流しで十分です。あなたが今やっていることの正しさを、外の人に証明する義務はありません。

祖父母の世代は、不登校という概念自体がなかった時代を生きてきました。「甘やかすな」という言葉の裏には、心配や愛情が含まれていることも多いのです。ただ、表現の仕方が今の時代に合っていないだけです。

ママ友との関係も同じで、それぞれの家庭にはそれぞれの事情があります。比較しても意味はありません。子どもの状態を一番わかっているのは、毎日そばにいるあなたです。

ここで一つ、知っておいてほしいことがあります。心理学の分野では「心理的安全性」という概念が重視されています。家庭においてこの心理的安全性を高めることは、甘やかしとはまったく異なります。甘やかしとは子どもの要求をすべて受け入れること。心理的安全性の確保とは、子どもが本音を話せる関係をつくることです。この違いを知るだけで、「甘やかしているのでは」という不安はかなり和らぐはずです。

パートナーとの考え方のズレ

「父親は厳しく登校を促したい、母親は子どものペースを尊重したい」——こうしたズレは、不登校家庭ではよくあることです。

パートナーとの意見が食い違うと、子どもは板挟みになります。「お父さんは行けって言うけど、お母さんは行かなくていいって言う」。どちらの言うことを聞けばいいかわからず、さらに混乱してしまいます。

まずは夫婦だけの時間を作り、「子どもの前では方針を統一する」ことだけ合意してほしいと思います。細かい対応の違いは後から調整できますが、子どもの前でぶつかることだけは避けたいところです。

どちらかが正しくてどちらかが間違っている、という話ではありません。アプローチが違うだけです。「この子にとって今何が必要か」を軸に話し合えると、少しずつすり合わせができます。

一つ試してみてほしいのは、「1週間だけ、この方針でやってみよう」と期間を区切ることです。永久にどちらかの方針に合わせる必要はありません。短いスパンで試して、子どもの様子を見ながら調整するほうが、お互いに納得しやすいのではないでしょうか。

親自身が「これでいいのか」と迷うとき

周囲に何も言われなくても、親自身が「この対応で本当にいいのだろうか」と迷う夜があります。

「休ませてばかりで、将来に響くんじゃないか」「もっと背中を押すべきなのか」。答えが見えない中での判断は、本当につらいものです。

一つだけ伝えたいのは、「迷っている」ということ自体が、子どものことを真剣に考えている証拠だということです。何も考えていない親は、そもそも迷いません。

一人で抱え込む必要はありません。不登校の支援に携わっている専門家に相談することで、視界が開けることもあります。スクールカウンセラーや教育支援センター、民間の不登校支援団体など、相談先は一つではありません。

「相談したら負け」ではありません。「相談できる親は強い親」だと筆者は思っています。子どものために外部の力を借りることは、甘えではなく賢い選択です。

一方で、「見守っているだけ」で何もしないのは、解決にはつながりにくいのも事実です。大切なのは、子どもを変えようとするのではなく、親自身のコミュニケーションの取り方を見直すことです。子どもとの関わり方を少し変えるだけで、状況が動き出すケースを筆者は数多く見てきました。

通信制高校カフェでは、不登校の親御さん向けにオンライン講座を提供しています。一人で抱え込まず、まず情報を得ることから始めてみてください。

関連記事:不登校の親御さん向け無料オンライン講座

同じ立場の親御さんとつながる場もあります。「自分だけじゃないんだ」と思えるだけで、気持ちはずいぶん軽くなります。

「ずるい」の先にある選択肢——不登校から前に進む方法

「ずるい」という言葉に傷ついた時間は、決して無駄ではありません。ただ、その場所にずっと立ち止まっている必要もありません。

準備ができたら、あるいは「ちょっと気になるな」くらいの気持ちでも構いません。前に進むための選択肢を知っておくことに損はないでしょう。

焦る必要はまったくありません。ただ、「選択肢がある」と知っているだけで、心の余裕は変わります。「この道しかない」と思い込んでいる状態が、一番つらいからです。

不登校から前に進む3つの選択肢

  • 通信制高校:自分のペースで高校卒業資格を取得
  • フリースクール:同じ経験を持つ仲間と出会える
  • 教育支援センター:公的機関の無料サポート

通信制高校という選択肢

通信制高校は、自宅学習を中心に高校卒業資格を取得できる学校です。毎日通学する必要がなく、自分のペースで学習を進められます。

「学校に行けない=勉強が終わり」ではありません。通信制高校なら、登校日数を選べる学校も多くあります。週1日から始めて、慣れてきたら増やすこともできます。

全日制と同じ「高校卒業資格」を取得できるため、進学や就職の選択肢は大きく広がります。「不登校だったから進路が閉ざされる」ということはありません。

通信制高校は全国に303校あり、在籍生徒数は29万人を超えています(2024年度時点)。年間の登校日数は最少4日程度まで減らせる学校もあり、全日制の年間190〜200日と比べると格段に柔軟です。

学費についても、世帯年収約590万円未満であれば就学支援金により授業料が実質無償になるケースが大半です。オンライン授業が充実した学校、プログラミングやアートなど専門コースを持つ学校など、選択肢は幅広くあります。自分の興味や生活スタイルに合った学校を見つけることが大切です。

「不登校だった自分に通信制高校なんて務まるだろうか」と不安に思う人もいるかもしれません。でも、通信制高校の生徒のうち57.8%が小・中学校または前籍校で不登校を経験しています(文部科学省「高等学校通信教育の現状について」)。さらに、入学後に「学校生活が楽しい」と感じている生徒は約7割にのぼります。同じ経験を持つ仲間がいる環境は、思っている以上に心強いものです。教室にいられなかった子が、通信制高校で友達を作り、自分のペースで卒業していくケースを筆者は何度も見てきました。

関連記事:自分にピッタリの通信制高校を1分で診断する

フリースクールという居場所

フリースクールは、学校に通えない子どもたちが通える民間の学びの場です。学校のような画一的なカリキュラムではなく、子どもの興味やペースに合わせた活動ができます。

「学校」という枠にとらわれない環境で、同じような経験を持つ仲間と出会えます。「自分だけじゃなかったんだ」と思える経験は、回復の大きなきっかけになります。

フリースクールの中には、在籍する学校の校長の判断で出席日数として認められるところもあります。「学校に行っていない=出席ゼロ」とは限りません。

費用や通い方はフリースクールによって異なるので、いくつか見学してみることをおすすめします。見学するだけなら負担は少ないですし、「こういう場所があるんだ」と知るだけでも気持ちが変わることがあります。

こたにりょうた

焦らなくて大丈夫。「こんな選択肢もあるんだ」と知るだけで、心に余裕が生まれますよ。

まずは「自分に合う環境」を知ることから

通信制高校もフリースクールも、今すぐ決める必要はありません。まずは「こういう選択肢があるんだ」と知ることから始めればいいのです。

大切なのは、「全日制の学校に戻る」だけが正解ではないということです。自分に合う環境は、人それぞれ違います。教室が合わなかっただけで、あなた自身がダメなわけではありません。

環境を変えるだけで、驚くほど楽になるケースを筆者は何度も見てきました。フリースクールに通い始めてから朝起きられるようになった子もいれば、通信制高校に入って「初めて学校が楽しい」と言えた子もいます。環境が変われば、人は変わります。

「ここでなら頑張れる」と思える場所は、きっとあります。今の環境が合わなかっただけで、あなたの可能性が閉ざされたわけではありません。

関連記事:通信制高校を都道府県別に探す

まとめ——「ずるい」はあなたの価値を決める言葉じゃない

この記事のポイント

  • 不登校は「ずるい」のではなく「行けない」状態
  • 「ずるい」と感じること自体は自然な感情——相手にぶつけないことが大切
  • 別室登校・兄弟・親それぞれの立場に具体的な対処法がある
  • 通信制高校やフリースクールなど、全日制以外の選択肢は豊富にある

「不登校はずるい」——この言葉の背景には、学校に行くのが当然という社会の前提と、不登校のつらさが外から見えにくいという構造があります。そして「ずるい」と感じる側にも、その人なりの事情があります。

どちらが正しくて、どちらが間違っているという話ではありません。ただ一つ確かなのは、「ずるい」という言葉にあなたの価値を決める力はないということです。

学校に行けない自分を責めている子へ。「ずるい」と思ってしまう自分に戸惑っている子へ。そして、子どもを守りながら「これでいいのか」と迷っている親御さんへ。

最後に、筆者自身の話を少しだけさせてください。筆者もかつて「ずるい」という目で見られた一人です。全日制高校を辞めて通信制高校に通い直したとき、周囲の目は冷たいものでした。でも今、通信制高校カフェを通じて年間何十万人もの方に情報を届けています。通信制高校時代の同級生たちも、税理士やIT企業社員、美容師、テレビプロデューサーなど、それぞれの道で活躍しています。「ずるい」と言われたあの頃の自分に伝えたいのは、「大丈夫、道はいくらでもある」ということです。

あなたはあなたのペースで進んで大丈夫です。周りと比べる必要はありませんし、誰かの基準に合わせる必要もありません。準備ができたとき、選択肢はいつでも開かれています。

この記事が、「不登校 ずるい」と検索して抱えていたモヤモヤから、少しだけ距離を置くきっかけになれたらうれしく思います。

今日すぐに何かが変わらなくても構いません。でも、「自分はずるくない」と思えた瞬間があったなら、それだけで十分な一歩です。

もし今の環境がつらいなら、一人で抱え込まないでください。通信制高校カフェでは、不登校や通信制高校について一緒に考える場を提供しています。あなたに合う場所を一緒に探していきましょう。まずは気軽に、どんな学校があるのか見てみることから始めてみてください。

関連記事:みんなが選んだ通信制高校おすすめランキング

よくある質問

Q不登校はずるいですか?
A

ずるくありません。不登校は「行きたくない」ではなく「行けない」状態です。心や体のエネルギーが枯渇し、学校に行くこと自体が難しくなっています。外からは見えにくいだけで、本人は大きな苦しみを抱えています。

Q別室登校はずるいですか?
A

別室登校はずるくありません。教室に入ることが難しい子が、学校とのつながりを保ちながら学びを続けるための仕組みです。別室にいること自体が、その子なりの大きな一歩です。

Q不登校の兄弟に「ずるい」と言われたらどうすればいい?
A

兄弟が「ずるい」と感じるのは自然な感情です。兄弟の気持ちを否定せず、「毎日学校に行っているあなたもえらいよ」と認めてあげてください。同時に、不登校の子には「あなたが悪いわけじゃない」と伝えることが大切です。どちらの味方もすることが、家族の関係を守るポイントになります。

不登校で通信制高校を選ぶ注意点

不登校生徒数は毎年過去最高を更新し、その不登校の子どもの受け皿になっている通信制高校。自由度が高いからこそ合った学校も見つけやすく、通信制高校に入ることは、再登校のきっかけにもなりやすいです。

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「不登校の人ってずるいですよね」に元不登校の筆者が本気で答える

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この記事を書いた人

通信制高校出身で生徒会長の経験を活かし、通信制高校・不登校について発信中。無料の不登校解決動画講座通信制高校選び方メルマガ講座 主催しています。

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