高校を中退した。次の一手が見えない——そんな状況で「就職できるのか」と調べている方に、現実のデータをお伝えします。厚生労働省の調査によると、高校中退者を含む中卒層の正社員率は35.4%。さらに、働いている中退者のうち正社員は17.1%にとどまります(内閣府調査)。
「やっぱり難しいのか」と感じた方もいるはずです。でも、この数字には続きがあります。高卒資格を取るだけで正社員率は56.3%まで上がり、応募できる求人も一気に広がります。
この記事を書いているのは、通信制高校カフェ運営者の小谷良太です。私自身も高校中退を経験し、アルバイト・正社員を経た後に通信制高校で高卒資格を取りました。この記事では、今すぐ使える仕事の探し方から、高卒を取るための具体的な方法まで、実体験をもとに解説します。

こたにりょうた私も中退後に就職活動を経験しました。最初はハロワの敷居が高く感じましたが、実際に行ってみると若者向けにとても丁寧に対応してくれました。正社員率のデータは確かに低いですが、動けば道は開けます。
✍️ 筆者プロフィール(小谷良太) 家庭の事情と部活での怪我が重なり、学校に行き続ける自信をなくして高校を中退しました。中退後はアルバイトをいくつも経験し、正社員にもなれました。その後、高卒資格を取りたいと思い立ち、働きながら通信制高校を卒業しました。「中退したこと自体は後悔していない。通信制高校に行ったのはよかった」というのが今の正直な気持ちです。
- 高校中退後の正社員率データ(厚労省・内閣府の実数)
- 高卒を取ると正社員率が35.4%→56.3%に上がる理由
- 今すぐ使える仕事の探し方と向いている職種
- 通信制高校・高卒認定の違いと選び方
不登校で通信制高校を選ぶ注意点
不登校生徒数は毎年過去最高を更新し、その不登校の子どもの受け皿になっている通信制高校。自由度が高いからこそ合った学校も見つけやすく、通信制高校に入ることは、再登校のきっかけにもなりやすいです。
ただし注意して欲しいことがあります。それが
「心のエネルギーが少ない状態のときに学校見学に行くと、最初に行った高校に決めてしまいがち」ということ。
これだと、複数校から検討できていないので、「入学したけど、やっぱり合わなかった…」というケースが少なくないのが現状です。
この失敗を避けるには、不登校の子どもを支える親が、先に複数の選択肢を持っておくことが重要。
そんな時に役立つのが、通信制高校の一括資料請求サービスです。住所を入力するだけで、通学圏内の学校のパンフレットを簡単に取り寄せられます。
各校の特徴や違いを把握しやすくなり、子どもに合った学校を見つけやすくなります。パンフレットがあることで、視覚的にも検討しやすく「この学校は違うな」見極めがしやすくなります。
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高校中退後の就職の現実——正社員率は中卒35.4%、高卒56.3%
高校中退後の就職について、数字で現実を把握しておきましょう。感情論ではなく、データをもとに判断することが大切です。
高校中退でも就職できる?答えは「できる。でも正社員になれる割合は低い」
結論から言います。高校中退でも就職はできます。ただし、正社員として採用される割合は、高校卒業者より明らかに低くなります。
厚生労働省「平成30年若年者雇用実態調査」では、学歴別の正社員率が以下のように示されています。
| 最終学歴 | 正社員率 |
|---|---|
| 中卒(高校中退含む) | 35.4% |
| 高卒 | 56.3% |
| 大卒 | 80.9% |
中卒と高卒では正社員率に約21ポイントの差があります。「就職できるか」と「正社員になれるか」は別の話です。
中退者の就業状況——働いている人のうち正社員は17.1%
内閣府が実施した高校中退者調査では、中退者の就業状況についてより詳細なデータが出ています。
| 項目 | 割合 |
|---|---|
| 働いている(合計) | 56.2% |
| うち正社員 | 17.1% |
| うちアルバイト・パート | 77.2% |
働いている人の中でも、正社員は17.1%にとどまります。高校中退者の多くがアルバイトや非正規雇用で働いているのが実態です。
これはあなたを脅かすためのデータではありません。「今どういう状況なのか」を正確に知ることで、次の一手を考えやすくなります。
✍️ 通信制高校カフェ運営者より 「中退したら終わり」という言葉が頭をよぎる方も多いと思います。正直に言うと、私は中退してすぐ「終わった」とは感じませんでした。怖かったのは事実ですが、アルバイトを始めたら意外とやれることが見えてきた。データが示す正社員率17.1%という数字は厳しいですが、「どう動くか」で変えられる部分が大きいと、自分の経験から思っています。
後悔している人は少数派——後悔していない46.9%が示すもの
同じ内閣府調査で、高校中退者の「後悔の有無」も調べられています。「後悔していない」と答えた人は46.9%でした。
後悔していないからといって、状況が楽だったわけではないはずです。それでも半数近くの人が「後悔していない」と言えているのは、中退後の生き方次第でいくらでも挽回できることを示しています。
中退は終わりではありません。ここからどう動くかが重要です。



僕自身も中退直後は「詰んだ」と感じていました。でも実際に動いてみると、世界はそこまで狭くなかった。データが示す17.1%という数字は現実だけど、動き方次第で変えられます。
高校中退でも採用される仕事——中退理由タイプ別・おすすめ6職種
高校中退後に就職を考えるとき、「どんな仕事なら採用されやすいか」を知っておくことが大切です。中退した理由によっても、向いている職種の傾向が変わります。
あなたに合う仕事の見つけ方——中退理由タイプ別マッピング
中退した理由は人それぞれです。理由によって「どんな環境で働きやすいか」が変わります。
| 中退理由 | 向いている職種の傾向 |
|---|---|
| 人間関係が辛かった | 一人作業が多い工場・IT・専門職 |
| 体調不良・病気 | 在宅可能なIT・時間の融通が利く仕事 |
| 家庭の事情(経済的理由など) | 稼ぎやすい建設・製造・夜勤あり |
| やる気・目標をなくした | 実力主義の営業・成長実感のあるIT |
| 部活・スポーツでの怪我 | 身体を使わない職種・デスクワーク |
| 学校の授業が合わなかった | 資格取得で成長できる技術系職種 |
自分の理由に近いタイプを参考に、次の職種リストを読んでください。
建設・土木・設備(資格で稼げる・独立もできる)
建設業界は学歴不問の求人が多く、手に職をつけやすい職種です。未経験でも採用されやすく、働きながら資格を取ることでキャリアアップできます。
電気工事士(第二種)は高校中退でも受験できる国家資格です。取得後は電気設備の工事・メンテナンス職として安定した収入を得られます。危険物取扱者乙種4類も未経験から目指しやすく、ガソリンスタンドや工場での採用に直結します。
将来的に独立・開業を目指せる職種でもあります。
製造・工場(学歴不問率が高い)
製造業・工場は、学歴不問の求人が特に多い職種です。大手メーカーの系列工場でも、学歴を問わない求人が出ています。
夜勤手当や残業代が加算されるため、同世代の高卒・大卒より収入が高くなるケースもあります。マニュアルが整っているため未経験でも始めやすい点も特徴です。
飲食・調理(実力主義。資格で昇給できる)
飲食・調理職も学歴不問の求人が豊富です。実力と働きぶりで評価される職場が多く、10代・20代でも早い段階でリーダーを任されることがあります。
調理師免許は、飲食店等での実務経験2年で受験資格が得られる国家資格です。現場で腕を磨きながら資格を取るルートが描けます。
介護・福祉(人手不足で採用ハードルが低い)
介護職は全国的に人手不足が続いており、採用ハードルが低い職種のひとつです。未経験・無資格でも採用される職場が多くあります。
キャリアパスも整備されており、介護職員初任者研修→実務者研修→介護福祉士(国家資格)という段階を踏むことで、収入と待遇を着実に上げていけます。
ITエンジニア(独学でスキルを証明できる)
IT業界は学歴より実力が重視されます。ポートフォリオ(実際に作ったアプリやサービス)を提示することで、学歴に関係なく採用の門戸が開きます。
プログラミングは独学で習得可能です。Web系の求人では学歴不問の案件が多く、20代前半であれば未経験からの採用も珍しくありません。将来的にリモートワーク・フリーランスという選択肢もあります。
通信制高校カフェに相談があった中にも、高校には進学せず好きなプログラミングを極めた結果、20歳で高収入エンジニアとして自立しているケースがあります。学歴がなくてもスキルで勝負できる職種のひとつです。
営業職(成果次第でキャリアを作れる)
営業職は、売上という明確な指標で評価されます。学歴ではなく結果で評価される分、中退者にとってフェアな職種と言えます。
飛び込み営業や電話営業は採用ハードルが低めです。結果を出すことで昇給・昇格のスピードが早い会社も多く、20代のうちに収入を大幅に上げた事例もあります。
「学歴不問」の求人は建設・製造・飲食・介護に多く集まっています。最初から正社員にこだわらず、まず実績をつくれる職種を選ぶのが近道です。資格があると採用率と収入が大きく変わります。
高校中退からの仕事の探し方——使える3つのルートと具体的なコツ
就職活動の方法を知っておくことで、無駄な時間を省けます。高校中退後に使える主な3つのルートを説明します。
ハローワーク・ジョブカフェ(無料で使える公的窓口)
ハローワーク(公共職業安定所)は、無料で使える求人紹介・就職相談の窓口です。全国に設置されており、学歴不問の求人も多数登録されています。
窓口では担当者が一対一で求人を紹介してくれます。持ち物は本人確認書類(マイナンバーカードまたは運転免許証)と印鑑です。初回登録後は、希望条件を伝えると担当者が求人を絞り込んでくれます。
若年者(15〜34歳)向けに特化したヤングハローワークも各都市に設置されています。通常のハローワークより若者向けの求人に強く、就職相談のスタッフも若年者対応に慣れています。
若者向け就職支援(地域若者サポートステーション)
地域若者サポートステーション(通称「サポステ」)は、15〜49歳を対象とした無料の就労支援機関です。厚生労働省が委託して全国に設置されています。
サポステでは、就職活動の前段階として「仕事に就く準備」を支援します。コミュニケーション講座・ビジネスマナー研修・模擬面接などが無料で受けられます。「働きたいけれど、いきなり面接は怖い」という段階から相談できる点が特徴です。
近くのサポステに電話またはWebで予約し、初回相談に行くだけで利用できます。住民票は不要で、気軽に訪問できます。
求人サイト・就職エージェント(学歴不問の求人に絞る方法)
インターネットの求人サイトを使う場合は、「学歴不問」のフィルターをかけて絞り込むのが基本です。条件検索で「学歴不問」にチェックを入れると、応募可能な求人だけが表示されます。
10代・20代特化型の就職エージェント(無料)も活用できます。エージェントは求人紹介だけでなく、履歴書添削・面接対策も無料でサポートしてくれます。「第二新卒・フリーター向け」とうたっているサービスは、高校中退者の相談実績があります。
複数のサービスを並行して使うことで、より多くの選択肢の中から選べます。
高校中退者が利用しやすい主な就職支援窓口(一例)
| サービス名 | 特徴 |
|---|---|
| ハローワーク | 全国ネットワーク・学歴不問求人多数・無料 |
| ジョブカフェ(都道府県設置) | 若年者専門・キャリア相談と求人紹介 |
| サポステ(地域若者サポートステーション) | 15〜49歳・就労準備段階から支援・無料 |
民間の10代・20代特化型エージェントは各都市で複数展開されています。「高校中退可」「学歴不問」の記載があるかを事前に確認し、複数社を併用するのが現実的です。



ハローワークは「敷居が高い」と思う人が多いですが、実際は若い人にとてもやさしい窓口です。サポステは「就活の前段階」から対応してくれるので、まず話を聞きに行くだけでも全然OKです!
履歴書の書き方と面接での中退理由の伝え方
履歴書の学歴欄には、「○○高等学校 中途退学」と正式に記載します。「中退」という略記や空欄は避けてください。事実をそのまま書くことが原則です。
面接での中退理由は、「マイナスをゼロに戻す」より「学びに変えた」という視点で話すと印象が変わります。例えば「家庭の事情で続けられなかったが、その経験から自分で稼ぐことの大切さを知り、〇〇に取り組んできた」という流れです。
事実を正直に言いながら、その後どう行動したかを伝えることが大切です。
高卒を取ると何が変わるのか——正社員率・生涯賃金・求人数の差
ここまでは「今すぐ就職する」という視点で話してきました。でも実は、もうひとつのルートがあります。通信制高校に入って高卒資格を取ってから就職する道です。
私自身はこの両方を経験しました。高校を辞めた後にアルバイトや正社員を経験し、その後に通信制高校で高卒資格を取りました。どちらの道も「あり」だと思っています。
次のセクションでは、高卒資格を持つことで何が変わるのかをデータと合わせて説明します。
「高卒資格なんて今さら必要ない」と思っている方もいるかもしれません。でも数字で見ると、高卒があるとないとでは働き方の幅が大きく変わります。
正社員率が35.4%→56.3%に上がる(厚労省データ)
前述の厚生労働省データを改めて確認します。中卒の正社員率35.4%に対して、高卒は56.3%です。
56.3 ÷ 35.4 ≒ 1.59。高卒を取ることで、正社員になれる確率が約1.6倍になります。これは単純な学歴の違いではなく、応募できる求人の幅が広がることによる差です。
高卒を取ることが、正社員への道を広げる最もシンプルな方法のひとつです。
生涯賃金が約1,000万円変わる(ユースフル労働統計2019)
労働政策研究・研修機構が公表している「ユースフル労働統計2019」によると、男性の生涯賃金(退職金を除く)は学歴によって以下のような差があります。
| 最終学歴 | 生涯賃金(男性・退職金除く) |
|---|---|
| 中卒 | 約2億円 |
| 高卒 | 約2億1千万円 |
| 大卒 | 約2億7千万円 |
中卒と高卒の差は約1,000万円です。月給に換算すると、40年間のキャリアで毎月約2万円の差が積み重なる計算になります。
長期的な視点で考えてみてください。
応募できる求人・企業規模が大きく変わる
「高卒以上」を応募条件にしている求人は非常に多くあります。大企業・公務員・金融機関・医療機関など、安定した職場の多くが「高卒以上」を条件にしています。
高卒資格があるだけで、選べる求人の数が一気に増えます。公務員試験(地方初級など)は高卒程度の学力で受験できるものが多く、中卒では応募できませんが高卒資格があれば挑戦できます。
具体的な求人数で比較すると、高卒向け求人は全国で約49万9千件、対して中卒向け求人は919件にとどまります。就職内定率も高卒99.0%に対して中卒82.6%と大きな差があります。(出典:厚生労働省「令和6年度 高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」令和7年3月末現在)
✍️ 通信制高校カフェ運営者より 通信制高校カフェへの相談の中でも、「高卒を取ってよかった」という声は多く届きます。数字の差は抽象的に見えますが、実際には「この会社には応募できない」という壁として日常的にぶつかるものです。高卒を取るのが遅すぎるということはありません。私も働きながら取りました。
1. 正社員率が35.4%→56.3%(約1.6倍)に上がる
2. 生涯賃金が約1,000万円増える
3. 応募できる求人数が一気に広がる
中退後に高卒資格を取る3つの方法——働きながらでも間に合う
「高卒資格を取りたい」と思っても、どうすればいいかわからない方もいるはずです。中退後に高卒資格を取る3つの方法を説明します。
通信制高校への編入——単位が引き継げる学校もある
高校を中退した後でも、通信制高校に再入学・編入できます。通信制高校は全日制と異なり、時間や場所の制約が少ないため、働きながら卒業を目指せます。
中退前に取得していた単位が引き継げる学校もあります。学校によって扱いが異なるため、入学前に確認が必要ですが、最短期間で卒業できる可能性があります。
私も仕事をしながら通信制高校を卒業しました。週に一度スクーリングに通い、あとはレポート提出で単位を取得していきました。自分のペースで進められる環境が整っています。
通信制高校カフェが把握している事例の中にも、小学校から中学校まで6年間ほぼ不登校だった方が、通信制高校で自分に合った居場所を見つけ、その後短大を経て正社員として活躍されているケースがあります。出発点は関係ない、ということを示してくれる話です。
高卒認定試験——試験に合格するだけでよい(ただし最終学歴は中卒のまま)
高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)は、試験に合格することで大学受験資格や就職での高卒扱いを得られる制度です。
年2回実施されており、必要な科目に合格すれば資格を得られます。通学不要で、独学でも合格できます。費用も通信制高校より少なく済みます。
ただし、重要な点があります。高卒認定に合格しても、最終学歴は「中学校卒業」のままです。履歴書の最終学歴欄には「高等学校卒業程度認定試験合格」と記載します。「高卒以上」という条件の求人には応募できますが、学歴そのものは変わりません。
この点を正直に理解した上で選択してください。
通信制高校と高卒認定の違い——何を重視するかで選ぶ
どちらが良いかは、あなたが何を優先するかによって変わります。
| 比較項目 | 通信制高校 | 高卒認定試験 |
|---|---|---|
| 最終学歴 | 高校卒業(高卒) | 中学校卒業(中卒)のまま |
| 取得までの期間 | 最短1年〜3年 | 最短6か月〜1年程度 |
| 費用(目安) | 年間数万〜数十万円 | 受験料8,500円〜 |
| 向いている人 | 学歴を正式に高卒にしたい人 | 大学進学・費用を抑えたい人 |
「最終学歴を高卒にしたい」「就職の幅を最大限に広げたい」という場合は通信制高校が適しています。「とにかく早く動きたい」「費用を最小限にしたい」という場合は高卒認定が向いています。
高等学校等就学支援金で費用負担を減らす制度
通信制高校の学費が心配な方に知っておいてほしい制度があります。文部科学省が設けている「高等学校等就学支援金」は、通信制高校に在籍する生徒の学費を国が支援する制度です。
2026年4月からは所得制限が撤廃され、全世帯で授業料の実質無償化が実施されます。私立通信制高校の場合、定額制で年額337,000円(2025年度の297,000円から4万円増額)、単位制で1単位あたり13,660円程度に増額されます。都道府県独自の補助制度と組み合わせることで、年間の費用負担を大きく減らせる場合があります。(出典:文部科学省「高等学校等就学支援金制度」)
「高校中退」から再入学する場合に使える「学び直し支援金」という制度もあります。高校中退後に通信制高校へ再入学する方を対象に、最長2年・就学支援金相当額(2026年4月からは定額制の場合年間337,000円相当)の支援が受けられます。費用面で踏み出せない方は、この制度から調べてみてください。
「お金がないから通信制高校に行けない」とあきらめる前に、在籍を検討している学校に制度の詳細を確認してみてください。



「お金がかかるから通信制高校は無理」という相談はよく来るのですが、就学支援金や学び直し支援金を使うと思ったより費用を抑えられるケースが多いです。まず学校に問い合わせてみてください!
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著者(小谷良太)の経験——高校中退して就職できた、そして通信制高校に行った話
データや制度の説明が続きましたが、ここでは私自身の経験をそのままお伝えします。きれいごとは言いません。
なぜ高校を辞めたのか——当時の状況
高校を辞めた理由はひとつではありませんでした。家庭の事情があり、部活での怪我も重なりました。毎日学校に通い続けるだけのエネルギーが、当時の自分にはありませんでした。
「自分にはもう無理だ」という感覚が積み重なって、学校に行ける自信をなくしました。当時の自分には、本当にそれしか選択肢が見えませんでした。中退の判断は、追い詰められた末のものでした。
✍️ 通信制高校カフェ運営者より 中退を考えているとき、「自分だけこうなってしまった」という孤独感は本当に辛いものです。でも、内閣府の調査では中退後「後悔していない」と答えた人が46.9%います。あの時の選択を、今の自分が否定する必要はありません。大事なのは、そこからどう動くかです。
就職できたのか——アルバイトから正社員へ
中退後、最初はアルバイトをいくつか経験しました。飲食店・物流・販売など、いろんな仕事を経験しました。高校中退だからといって、仕事が見つからないということはなかったです。
アルバイトの中で「自分はこういう仕事が向いている」という感覚を少しずつ掴んでいきました。その経験が積み重なって、正社員としての採用にもつながりました。
最初から正社員を目指さなくていい、というのが私の実感です。アルバイトで実績を積んでから正社員を目指す道も十分にあります。
✍️ 通信制高校カフェ運営者より 5,000件以上の相談を受けてきた中で、「中退してからアルバイトを続けているうちに自信がついてきた」という声は多く届きます。最初から正社員でなくていい。動きながら実績を積んでいくことが、次のステップへの最も確実な道です。
なぜ通信制高校に行ったのか——中退後に学び直した経緯
中退後にアルバイトで働き始めてすぐ、通信制高校へ入学することを決めました。周りには中卒のまま働き続けた友達もいましたが、自分は「高卒資格は取っておきたい」と思い、働きながら通信制高校に通う道を選びました。
アルバイトをしながら通信制高校に通い、週に一度のスクーリングへ通って、仕事の合間にレポートをこなしていきました。思ったより大変でしたが、自分のペースで進められる環境のおかげで続けられました。今振り返ると、あのタイミングで通信制高校に行っておいて本当に良かったと思っています。
通信制高校で年間に必要なスクーリングは約20日(全日制の1/10程度)です。フルタイムで働きながらでも、組み合わせ次第で十分に卒業できます。
高校中退を後悔しているか——今振り返って思うこと
後悔しているかと聞かれると、「していない」というのが正直な答えです。当時の状況でああなったことを、今更後悔しても仕方がないと思っています。
「通信制高校に行ったのはよかった」という気持ちは強くあります。高卒資格を取ったことで仕事の選択肢が広がりましたし、学び直すことで自信も取り戻せました。
中退しても終わりではないし、後からやり直せることはたくさんあります。あなたの状況も、きっと同じです。
通信制高校で一緒に卒業した同級生たちも、その後それぞれの道を歩んでいます。
- 国立大学に進学して税理士になった人
- 短大を経て大手IT企業(Microsoft・LINE)に就職した人
- 専門学校で美容師になった人
- 地元テレビ局でADからプロデューサーに昇格した人
高校中退という共通の出発点から、まったく違う景色に到達しています。中退したことは、その後の人生を決めません。
通信制高校への編入を検討しているなら、通信制高校診断で自分に合った学校を絞り込んでみてください。
1. まず就職(アルバイトからでもOK)して生活基盤を作る
2. 通信制高校で高卒資格を取得し、正社員率56.3%の土台を作る
3. 資格・スキルを積み上げてキャリアの選択肢を広げる
よくある質問
ここまで読んで「高校中退後の就職」について気になる点がまだ残っているかもしれません。このセクションでは、読者から特によく寄せられる質問を5つに絞って答えます。履歴書の書き方から資格の選び方まで、自分の状況に近いものから読んでみてください。
高校中退は履歴書にどう書く?
履歴書の学歴欄には「○○高等学校 中途退学」と記載します。「中退」という略記はNGです。正式な表記である「中途退学」を使うことで、採用担当者への印象が変わります。
学校名を省いたり、空欄にしたりするのも避けてください。事実をそのまま正確に書くことが基本です。
高校中退と中卒は違う?最終学歴はどうなる?
法的には「高校中退」と「中卒」は同じ扱いになります。最終学歴は「中学校卒業」です。
高校に入学して中退した場合も、履歴書の最終学歴欄には「中学校卒業」と書くのが正確です。入学した高校名は学歴欄に記載できますが、最終学歴の区分は中卒になります。
高校中退でも取れる資格は?
高校中退でも受験・取得できる資格は多くあります。代表的なものを挙げます。
- 第二種電気工事士(受験資格なし)
- 危険物取扱者乙種4類(受験資格なし)
- 調理師免許(飲食店での実務経験2年で受験可)
- 介護職員初任者研修(年齢・学歴不問)
- フォークリフト運転技能講習(修了証・18歳以上)
資格を取ることで、採用面でのハンデを大きく減らせます。
高卒認定を取ったら学歴は高卒になる?
高卒認定(高等学校卒業程度認定試験)に合格しても、学歴が「高校卒業」になるわけではありません。
就職活動や大学受験では高卒と同等の扱いを受けられます。ただし、履歴書の最終学歴は「高等学校卒業程度認定試験合格」となります。「高卒以上」という条件の求人には応募できますが、学歴の表記そのものは変わりません。
学歴を正式に「高校卒業」にしたい場合は、通信制高校を卒業する方法を選んでください。
通信制高校に入るために必要なものは?
通信制高校への入学・編入に必要な書類は学校によって異なりますが、一般的には以下のものが必要です。
- 中学校の卒業証明書または卒業証書
- 在籍していた高校の退学(在籍)証明書
- 在籍していた高校の成績証明書(単位引き継ぎを希望する場合)
- 入学願書・調査書(学校指定のもの)
入学前に志望する学校に確認することをおすすめします。
高校中退後に通信制高校に入れる年齢制限はある?
入学年齢に上限を設けていない通信制高校が大多数です。20代・30代、あるいはそれ以上の年齢でも入学できます。
ただし、高校を卒業するためには「通算3年以上の在籍」「74単位以上の修得」「特別活動30時間以上」という要件を満たす必要があります。年齢に関係なく同じ要件が適用されるため、入学前に学校へ確認するのが確実です。
通信制高校の卒業率はどのくらい?
文部科学省の学校基本調査によると、全日制高校の卒業率は約94%です。通信制高校は学習ペースや入学者層の多様性から、全日制と単純比較はできませんが、サポート体制が充実している学校を選ぶことで卒業率は大きく変わります。
サポート校との併用やメンタルサポートが手厚い学校では、中退リスクを大幅に下げられます。入学前に「在籍者の卒業率」「中退者へのフォロー体制」を学校に直接確認するのが最も確実です。
自分に合った通信制高校がわからないときは、通信制高校診断で絞り込んでみてください。
不登校で通信制高校を選ぶ注意点
不登校生徒数は毎年過去最高を更新し、その不登校の子どもの受け皿になっている通信制高校。自由度が高いからこそ合った学校も見つけやすく、通信制高校に入ることは、再登校のきっかけにもなりやすいです。
ただし注意して欲しいことがあります。それが
「心のエネルギーが少ない状態のときに学校見学に行くと、最初に行った高校に決めてしまいがち」ということ。
これだと、複数校から検討できていないので、「入学したけど、やっぱり合わなかった…」というケースが少なくないのが現状です。
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この記事で解決できなかった場合
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の記事を読んで「もっとここが知りたかった」「この部分がわかりづらい」などのご意見をご入力いただき、『送信』ボタンをクリックしてください。
ご意見を送られない場合は、『閉じる』ボタンをクリックしてください。
いただいた貴重なご意見は今後の運営に活かしてまいります。
※当フォームにお問い合わせをいただいても、お答えできかねますのでご了承ください。
※当フォームにはカード番号をはじめとした個人情報(氏名・住所・電話番号など)を記載なさらないようお願いいたします。






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