高校を中退してひきこもり・ニートになっても、やり直せた人がいます。通信制高校カフェの運営者自身がその経験者で、就職して今も後悔していません。
毎日、同じ時間が流れていく。「このままでいいのか」という焦りはある。外に出たい気持ちもある。でも動けない。何から始めればいいかもわからない——高校を中退してひきこもり状態になると、そういう日が続くことがあります。
ひきこもり状態は長期化しやすいというデータがあります。なぜそうなるのか、動き出した人のきっかけは何か——この記事で正直に話します。そうなったのはあなたのせいではありません。
この記事では、高校中退を経験した運営者が、動けない理由の仕組みから、実際に動き出した人のきっかけ、外に出なくても始められる選択肢まで、正直にまとめています。「頑張れ」とは言いません。まず読むだけでいい。

この記事でわかること
- 高校中退後にひきこもり・ニートになりやすい仕組みと理由
- 「動けない」のは意志の問題ではなく心の体力の枯渇であること
- ひきこもりから動き出せた人の具体的なきっかけ
- 外に出なくても始められる3つの出口(通信制・高認・支援機関)
- 運営者自身が高校中退→就職できた経緯(ありのまま)
不登校で通信制高校を選ぶ注意点
不登校生徒数は毎年過去最高を更新し、その不登校の子どもの受け皿になっている通信制高校。自由度が高いからこそ合った学校も見つけやすく、通信制高校に入ることは、再登校のきっかけにもなりやすいです。
ただし注意して欲しいことがあります。それが
「心のエネルギーが少ない状態のときに学校見学に行くと、最初に行った高校に決めてしまいがち」ということ。
これだと、複数校から検討できていないので、「入学したけど、やっぱり合わなかった…」というケースが少なくないのが現状です。
この失敗を避けるには、不登校の子どもを支える親が、先に複数の選択肢を持っておくことが重要。
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高校中退するとひきこもり・ニートになりやすい理由
高校中退とひきこもり・ニートには、見えづらいですが確実なつながりがあります。ここでは、まず「ひきこもり」と「ニート」の違いを整理した上で、高校中退がなぜひきこもりにつながりやすいのか、そのメカニズムを解説します。
ひきこもりとニートはどう違う?
まず、言葉の意味を簡単に整理します。
ひきこもりとは、厚生労働省のガイドラインによると、「就学や就労、交遊などの社会的参加を避けて、原則的には6か月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態」を指します。外出できない・人と関われない、という「行動の制限」に焦点を当てた状態像です。
ニートは「Not in Education, Employment or Training」の略で、学校にも通わず、仕事もしておらず、就労訓練も受けていない状態を指します。こちらは「どこにも所属していない」という社会的な立場に注目した概念です。
ひきこもりとニートは重なる部分もありますが、別の概念です。ひきこもりの人は全員ニートになるわけではなく、ニートの人が全員ひきこもっているわけでもありません。ただ、高校を中退すると、この2つの状態が同時に起こりやすい構造があります。
高校中退がひきこもりにつながるメカニズム
なぜ高校を辞めると、ひきこもり・ニート状態になりやすいのでしょうか。
文部科学省「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、高校の中途退学者は年間46,238人にのぼります。中退の理由は「学校生活・学業不適応」「進路変更」など様々ですが、中退後に明確な行き先が決まっているケースは多くありません。
問題は、中退後に起きる「連鎖」です。
学校を辞める → 友人・クラスメートとの日常的な接点が消える → 「自分だけ置いてかれている」という孤立感が生まれる → 外に出ると同世代の目が気になる → 少しずつ外出の回数が減る → 居場所がなくなる → 家から出られなくなる。
この流れは、意志の弱さや性格の問題ではありません。学校という「場」を失ったことで、人と関わる機会そのものが構造的に失われていくプロセスです。「さぼっている」のでも「ダメな人間」なのでもなく、居場所を失った後に起こりやすい、多くの人が経験するプロセスです。
自分がひきこもりになったのは、自分がそういう人間だからだ——そう感じているなら、まずその前提を一度手放してみてください。
アドラー心理学では、人は本来「所属に向かう力」を持っているといわれています。学校や友人グループという所属先を失ったとき、ひきこもりという状態が生まれやすいのは、この力が行き場を失った結果でもあります。あなたが弱いのではなく、所属できる場所がまだ見つかっていないだけかもしれません。
「動けない」のはあなたのせいじゃない——焦らなくていい理由
動けない自分を責めていませんか?実は「やる気がない」のと「動けない」のは別の状態で、脳と心の仕組みとして説明できることです。このセクションでは、動けないのはあなたの甘えではなく自然な反応であること、焦って無理に動き出そうとしなくていい理由をお伝えします。
「やる気がない」のではなく「動けない」状態がある
「やる気が出ない」「何もしたくない」——ひきこもり状態のとき、自分でそう感じることがあるかもしれません。でも正確には、やる気がないのではなく、「動けない」という状態が続いている場合がほとんどです。
人の心には、行動するためのエネルギーが必要です。これを「心の体力」と呼ぶことにします。体の怪我と同じように、心の体力が枯渇しているときは、「動こう」と思っても動けません。充電中のスマートフォンに「今すぐ使え」と言っても充電は終わらないのと同じで、心の体力には回復のための時間が必要です。
高校中退に至るまでの過程では、多くの場合、ストレス・不安・孤立感・自己否定が積み重なっています。その結果、心の体力が底をついた状態になっているのです。これは意志が弱いからでも、性格が悪いからでもありません。エネルギーが充電中の状態です。
逆に、「暇だな」「何かしたいな」という気持ちが少しずつ出てくるのは、心の体力が戻り始めているサインです。今はそれがなくても焦る必要はありません。
「何もしない期間があっても大丈夫?」という問いに、正直に答えます。大丈夫です。
動けない時期は、自分を責めながら過ごす必要はありません。心の体力が回復するには、無理に行動しようとするより、まず今の状態のままでいることを自分に許す時間が必要なことがあります。
ひきこもりは回復のための時間。罪悪感を持たなくていい
「家にいる自分はダメだ」という罪悪感は、外からの目線や「普通の高校生はこうしているはず」というイメージから生まれます。でも、その罪悪感は状況をよくしません。むしろ、心の体力の回復を遅らせることがあります。
ひきこもっている時間は、怠けているわけでも逃げているわけでもない。今の状態に必要な時間として、存在していい——そう思えることが、少しずつ動き出すための土台になります。
「焦らなくていい」という言葉を、「ずっと何もしなくていい」という意味で言っているわけではありません。「今、すぐに何かを変えなければ」という焦りの中で行動しなくていい、という意味です。焦りは動けない状態をより苦しくするだけで、回復を助けません。
「できない自分を責めている限り、永遠に幸せにはなれないだろう。今の自分を認める勇気を持つ者だけが、本当に強い人間になれるのだ」——これはアドラーの言葉ですが、今あなたに一番必要なのは、そういう自分への許可かもしれません。
今は、ここまで読んできたことだけで十分です。
高校中退後のひきこもり・ニートの現実(データで見る)
実際に高校中退者はどれくらいいて、どのくらいの期間ひきこもりになりやすいのか。文部科学省と内閣府のデータで現実を直視してみましょう。「自分だけじゃない」と知ることで、少し気持ちが軽くなるはずです。
高校中退者は年間どのくらいいるのか
自分がひきこもり・ニート状態になったとき、「自分だけがこうなっている」と感じることがあります。でも数字を見ると、同じ状況にいる人がかなり多いことがわかります。
文部科学省「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、全国の高校中途退学者数は年間46,238人です。これは毎日100人以上が高校を中退している計算です。
| 統計項目 | 数値 | 出典 |
|---|---|---|
| 年間高校中途退学者数 | 46,238人(約4万6千人) | 文部科学省 令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等調査 |
| ひきこもりの定義(継続期間) | 6か月以上 | 厚生労働省「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」 |
| ひきこもりの継続期間 | 約半数が3年以上、20%超が7年以上 | 内閣府「こども・若者の意識と生活に関する調査(令和4年度)」 |
| 広義のひきこもり該当者(全国推計) | 約146万人(15〜64歳) | 内閣府「こども・若者の意識と生活に関する調査(令和4年度)」 |
あなたは一人ではありません。全国に146万人が、同じように今日を過ごしています。
ひきこもり期間はどのくらい続くのか
内閣府「こども・若者の意識と生活に関する調査(令和4年度)」では、ひきこもり状態にある人の約半数が「3年以上」を経験しており、20%以上が「7年以上」というデータが示されています。1年未満で状況が変わる人もいれば、10年以上続く人もいます。期間には大きな個人差があります。
長期化しやすいという現実は知っておいてほしいことです。ただ、これを見て「自分もそうなる」と思う必要はありません。「動けない状態が続きやすい」という傾向を示すデータであり、「必ずそうなる」という意味ではないからです。
不登校の支援現場では、回復には段階があるといわれています。「ひきこもっている時期」「少し暇だと感じ始める時期」「外への興味が少しずつ戻ってくる時期」——この段階は人によって速さが違いますが、「暇だな」と感じ始めたときが、心のエネルギーが戻り始めているサインです。
何もしないとどうなるか——長期化が難しくする理由
正直に伝えます。ひきこもり状態が長引くほど、外に出るための心理的なハードルは少しずつ高くなります。
理由は2つです。1つは、社会との接点が減るほど「外の世界に慣れていない感覚」が強まること。もう1つは、空白の期間が長くなるほど、就職や進学の際に説明が必要な部分が増えることです。これは責めているのではなく、知っておいてほしい現実です。
だからといって「今すぐ動け」という話ではありません。ただ、小さな接点を持つことには意味があります。情報を調べること、資料を見ること、人に話すこと——それだけでも、社会との糸は細く保たれます。その糸が、あとで動き出すときの手がかりになります。
ひきこもり・ニートから動き出せた人に共通する「きっかけ」
ひきこもり・ニート状態から動き出せた人たちには、いくつかの共通点があります。通信制高校カフェが支援の現場で見てきたパターンを整理し、どんな「きっかけ」が動き出しにつながるのかを3つのタイプに分けて紹介します。
「特別なこと」は必要なかった——よくある動き出しのきっかけ
ひきこもり・ニート状態から動き出した人に共通しているのは、「特別なきっかけ」ではないことです。大きな決意も、強い意志も、必ずしも必要ではありませんでした。
よく聞くきっかけのパターンを挙げます。
- ネットで調べていたら、自分に合いそうな場所を見つけた(通信制高校・支援機関・SNSのコミュニティなど)
- 家族の一言が、責めるではなく「どうしたい?」という問いかけだった
- 自分の状況を話せる相手(オンラインでもOK)ができた
- 「資料だけ取り寄せてみよう」という軽い行動が最初だった
- 体を動かすことや趣味が少し戻ってきて、そこから外とのつながりが生まれた
決意して動いたというより、「気がついたら少し動いていた」というパターンが多いです。
ここで一つ、伝えたいことがあります。
「暇だな」とか「何かしたいな」という気持ちが出てきたとき、それは心のエネルギーが戻ってきているサインです。自分では気づかないうちに、動き出す準備が整ってきているかもしれません。その感覚を、急かすことなく、ただ持っていてください。
読者の声から学ぶ「最初の一歩」の実態
通信制高校カフェに寄せられた実際の口コミを2件紹介します。どちらも、高校中退の経験を経て通信制高校に編入した方の声です。
📢 当サイトに投稿された口コミ
「全日制高校を中退後、今後どうしたらいいか悩んでいる時に通信制高校があることを知り入学しました。自分のペースで学習できるのが私には合っていて、挫折することなく無事に卒業できました。」
— StarBloom86(長野県松本筑摩高等学校)
📢 当サイトに投稿された口コミ
「高校2年の秋頃に対人関係に悩み、別の全日制高等学校を中退しました。自分のペースで悩まずに通える通信制高校を探してみたところ、本校を知り編入しました。いざ入学してみたら、対人関係に悩まずに毎回通うのが楽しくなりました。充実した高校生活を送れ、あの時の決断は間違っていなかった。」
— kasa1998(大宮中央高等学校)
2人とも、「調べていたら知った」「探してみた」という、大きくない行動が最初の一歩でした。特別な覚悟があったわけではなく、ただ調べて、知って、入学してみた。それが「間違っていなかった」につながっています。
中退から18年後に通信制に戻った方もいます。
📢 当サイトに投稿された口コミ
「高校を中退して18年ぶりに通信制に通いました。コロナ時期で登校が全部なくなり、同級生とは関われず寂しかったですが、2〜3回通えたときは先生達が話しやすくて色々と相談できました。勉強は動画でわかりやすく、課題も動画を見れば解ける内容でした。」
— bakuzan(京都美山高等学校)
寂しかったことも含めて、正直に書いてくれている。それでも続けられた——18年というブランクを経ても、また始められた。「遅すぎる」ということはないという、一つの事実です。
高校中退後の具体的な3つの出口——まず知るべき選択肢
「どんな選択肢があるのか」を知るだけで、少し楽になることがあります。動けない状態のままでも、情報を持っておくことはできます。
まず全体を比較してから、各選択肢を説明します。
| 選択肢 | 概要 | ひきこもり中でも始められるか | 難易度 |
|---|---|---|---|
| 通信制高校への編入 | 高卒資格を取りながら、自分のペースで学ぶ | 資料請求から始めればOK | 低〜中 |
| 高卒認定試験 | 試験合格で高卒同等の資格を得る | 自宅学習から始められる | 中〜高 |
| 支援機関への相談 | 専門スタッフに現状を話す | 電話・オンラインから始められる | 低 |
選択肢1——通信制高校への編入(外に出なくても始められる)
通信制高校は、全日制のように毎日登校する必要がありません。週1日〜の通学、オンラインで授業を受けられる学校、自宅でレポートを提出して卒業できるコースなど、学び方のバリエーションが豊富です。
高校を中退した後、一定の条件を満たせば「編入学」または「転入学」として在籍年数を引き継ぐこともできます。中退した後でも、最短で高卒資格を取れるルートが存在します。
ひきこもり中でも始められるのが最大のポイントです。外に出なくても、学校のホームページを見る・資料を取り寄せる・電話やメールで問い合わせる、というステップで情報収集を始められます。
通信制高校の在籍生徒は現在約29万人(令和6年度・文部科学省学校基本調査)で、過去最高を更新し続けています。通信制高校カフェに寄せられた口コミでも、不登校や中退を経験した生徒が「自分のペースで通えた」「楽しくなった」という声が多く見られます。学校が苦手だった人・外に出られなかった人にとって、合いやすい環境である可能性が高い場所です。
不登校が長かったケースでも、実際に通えるようになっています。
📢 当サイトに投稿された口コミ
「小学生時代から不登校で通学は無理と判断したので、通信制で住んでいる近くに協力校がある有朋高等学校に通うことにしました。基本的には家でレポートを書き、学校へ通うのは多くて週に1回程度だったので不登校だった私でも卒業まで通うことができました。マイペースに学習できたので助かりました。」
— 真昆布(北海道有朋高等学校)
小学生からの不登校でも、週1回程度の登校で卒業できた。この事実が、通信制高校の「ハードルの低さ」を一番わかりやすく示しています。
選択肢2——高卒認定試験を取る(自宅から始められる)
高卒認定試験(旧大学入学資格検定)は、文部科学省が実施する国家試験です。合格すると「高校を卒業した者と同等以上の学力を有する」と認定され、大学・専門学校の受験資格が得られます。
年に2回(8月・11月)実施されており、8〜10科目の合格が必要です(選択科目や高校在学時の単位取得状況により科目数が変わります。既に合格した科目は次回以降に持ち越し可能)。
自宅での学習から始められる点、自分のペースで科目を積み上げられる点が、ひきこもり中でも取り組みやすい理由です。ただし、高校卒業とは異なり「高卒認定合格」の状態は「最終学歴:高卒」にはならないため、就職時の扱いは会社によって異なります。詳しくは文部科学省の高卒認定試験公式ページで確認してください。
選択肢3——支援機関に相談する(一人で抱え込まなくていい)
一人で考えていても、なかなか答えが出ないことがあります。そういうときに、話を聞いてくれる場所を使うのは、弱さではありません。
主な相談窓口として、以下があります。
- ひきこもり地域支援センター(都道府県・指定都市に設置。厚生労働省が整備):ひきこもり状態の本人・家族からの相談を受け付ける専門窓口です。
- 地域若者サポートステーション(サポステ)(厚生労働省):15〜49歳の就労に悩む若者を無料でサポートします。
相談はいきなり訪問しなくていい。電話やメールから始めることができます。「話すだけでいい」「解決策を出してもらわなくていい」という気持ちで連絡するだけでも、外との糸がつながります。
また、通信制高校カフェでは不登校・高校中退の悩みに向けた無料講座も用意しています。外に出なくても、LINEから始められます。
運営者コラム——高校中退して10年以上たった今、正直に話す
データや選択肢の話を続けてきましたが、ここからは私自身の体験を正直に書きます。高校中退から10年以上たった今、振り返って感じていることや、当時の自分に伝えたいこと。「もう手遅れ」ではない理由を、一例として参考にしてもらえたら十分です。
✍️ 通信制高校カフェ運営者より
このセクションは、通信制高校カフェを運営している私自身の話です。高校中退の経験があります。就職できました。今も後悔していません。それだけが事実として確かなことなので、その話をします。
高校を中退した当時の正直な気持ち
高校を辞めたとき、何かが終わったような感覚がありました。同級生は学校で普通に過ごしているのに、自分だけが止まってしまったような気持ちです。
毎日、特に何があるわけでもなく時間が過ぎていきました。何かしなければという気持ちはあるのに、何をすればいいかがわからない。外に出ると、「なぜ平日の昼間にいるのか」と思われているような気がしてくる。そういう日が続きました。
自分がダメだという感覚もありました。意志が弱いから辞めた、と思っていた時期があります。でも今振り返ると、当時の自分が置かれていた状況には、そうなりやすい構造がありました。自分を責めていたのは、もったいなかったと思います。
就職できるまでの経緯(ありのまま)
就職できるようになるまでには、それなりの時間がかかりました。途中で通信制高校に通い、高卒資格を取りました。最初から「就職するぞ」という目標があったわけではなく、「とりあえず高卒の資格だけでも」という気持ちで始めました。
通信制高校は、自分のペースで進められるところが合っていました。毎日登校しなくていい、自分のタイミングで学べる——それが当時の自分には必要な形でした。
就職活動は、中退歴があることで正直うまくいかない場面もありました。ただ、中退しているから就職できないということはありませんでした。面接で聞かれたとき、「学校が合わなかった」だけで終わらせず、その後に通信制高校で学び直したこと、何を考えて動き出したかを話しました。それを聞いてくれた会社が、採用してくれました。
高校中退後に通信制で学び直した方からも、同じような声が届いています。
📢 当サイトに投稿された口コミ
「中学生のときに不登校になりました。しかし、大学に進学したいと強く希望するようになり、通信制の高校でも大学へ進学できるだけの勉強ができる高校を探していたときに見つけました。当校では、いつも各生徒の体調に気遣い、本人の学習理解のスピードに合わせてくれました。念願だった大学へ合格することができました。」
— ドングリ(つくば開成高等学校)
「なりたい未来」から逆算して学校を選んだ結果、大学進学というゴールに到達した。動き出したきっかけは「大学に行きたい」という気持ちが出てきたこと。それだけでよかった。
高校中退して後悔しているか?今の本音
後悔していないか、と聞かれれば、後悔していません。
ただし、それは「高校を辞めてよかった」という話ではありません。あの時期があったから今があると思えているのは確かですが、なければよかったとも思っていません。
正直に言うと、高校を中退してから動き出せるようになるまでの時間は、長かったです。もう少し早く「こういう選択肢がある」と知っていたら、もう少し楽に動き出せたかもしれない——そう思うことはあります。
この記事を書いているのは、そのためです。
自分の経験が全員に当てはまるとは思っていません。でも、高校中退してひきこもり・ニート状態になったとしても、就職して普通に生きていけることは、少なくとも私自身が証明しています。
✍️ 通信制高校カフェ運営者より
「やり直せた人がいる」ということだけ、知っておいてもらえたら十分です。今日読んだことを、どこかに置いておいてください。
通信制高校がひきこもりの人に向いている5つの理由
通信制高校カフェに届く口コミを見ると、不登校・ひきこもり経験者が「自分のペースで通えた」「思っていたより孤独じゃなかった」という声を多く寄せています。学校が苦手だった人・外に出られなかった人にとって、合いやすい環境と感じる方が多い場所です。
なぜひきこもりの人に向いているのか、5つの理由で説明します。
通学のハードルが全日制と全く違う(週1日〜のスクーリングから選べる)
全日制高校は週5日の通学が基本です。通信制高校は、学校によって週1日・週3日・週5日と選択肢があります。年間数日程度のスクーリングで卒業できるコースを用意している学校もあります。
「毎日学校に行く」という前提がない。この一点だけでも、ひきこもり状態の人にとっては大きな違いです。
まず週1日から始めて、慣れてきたら増やすという段階的な通い方もできます。
オンライン・自宅主体で通える学校がある
インターネット授業を中心に据えた通信制高校が増えています。自宅でタブレットやPCを使って授業を受け、レポートも電子提出できる学校では、「学校に行く」という行動が最小限で済みます。
外に出ることが難しいまま、学習だけを進められる——そういう環境を選ぶことができます。
高校中退後に人間関係で悩み、通信制に転校した方からは、こんな声があります。
📢 当サイトに投稿された口コミ
「2年生の秋に、人間関係の悩みから全日制高校を中退し、N高に転校しました。入学前は通信制に対して『孤独』や『暗い』というイメージを持っていましたが、実際は全く違いました。自分の好きな時間にレポートを進められるため、趣味や資格勉強に多くの時間を割くことができ、自分らしい高校生活を取り戻すことができました。」
— 進学丸(N高等学校)
「孤独・暗い」というイメージは、実際とは違った——このギャップを知るだけでも、一歩踏み出すハードルが下がることがあります。
資料を見るだけでもいい——段階的なスタートが可能
通信制高校への入学は、段階を踏んで進められます。
資料請求(郵送・オンライン)→ 気になる学校の説明会・体験入学(参加するかどうかは自分次第)→ 出願・入学というステップです。最初の一歩は「資料を取り寄せてみる」だけでいい。外に出なくても始められます。
不登校・ひきこもり経験の仲間が多く、孤独になりにくい
通信制高校には、不登校・ひきこもりを経験してから入学した生徒が多く在籍しています。「自分だけが変な経験をしてきた」という感覚が薄れることが、通信制高校に入学した生徒から聞こえてくる声の一つです。全日制に「戻る」ではなく、似た経験を持つ仲間がいる場所に「合流する」というイメージに近い環境です。
高卒資格で将来の選択肢が広がる
高校を中退した状態では「最終学歴:中卒」になります。通信制高校で卒業資格を取ると、就職・大学受験・専門学校への進学など、選択肢が大きく広がります。「すぐに使わなくていい。持っておくだけでいい」という資格として考えることもできます。
全国の人気通信制高校をまとめたページも用意しています。
通信制高校に自分が合うかどうか知りたい方へ
自分に合う学校を探すところから始めたい方は、下のリンクから診断を試してみてください。
親・家族ができること——「引き出す」より「待てる」関わり方
お子さんが動けなくなっているとき、親として「何かしてあげたい」と焦る気持ちは自然です。ただ、ひきこもり支援の現場では「引き出そうとする関わり」より「待てる関わり」の方が結果的に動き出しを早めることがわかっています。ここでは、家族ができる具体的な3つの関わり方を紹介します。
ここからは、高校中退してひきこもり状態にあるお子さんを支えるご家族の方向けの内容です。
当事者本人が読んでくださっていた場合は、ここで閉じても問題ありません。ここまで読んでくれてありがとうございました。
子どもが高校を中退してひきこもり状態になると、親としてどうすればいいのか、何が正しいのかがわからなくなることがあります。「何もしないことへの不安」「自分の関わり方が悪かったのではないか」という気持ちも出てくるかもしれません。
まず伝えたいのは、親のせいではないということです。そして、親が「どうにかしよう」と動き回ることが、必ずしも助けになるわけでもありません。
「子どもがしたがらないことをさせようとしても無理だということを覚えておいてください」——これは不登校支援の現場で繰り返し語られる言葉です。焦りから来る強引な働きかけは、子どもの心を閉じさせることがあります。
やってはいけない関わり方——本人が傷つく行動パターン
良かれと思ってやってしまいがちな行動のうち、本人の状態を悪化させやすいパターンがあります。
| やってしまいがちなNG行動 | なぜ逆効果か |
|---|---|
| 「いつまで家にいるの?」と問い詰める | プレッシャーが増し、罪悪感が強まる |
| 「あの子は働いているのに」と比べる | 自己否定が深まり、動くのがさらに怖くなる |
| 強制的に外に連れ出そうとする | 信頼関係が壊れ、部屋から出られなくなることも |
| 「そろそろ動かないと人生終わる」と脅す | 恐怖からの行動は長続きせず、状態が悪化しやすい |
| 毎日「今日は何かした?」と確認する | 監視されている感覚が生まれ、安心して回復できない |
これらは、悪意からではなく心配からくる行動です。でも子どもの側には、責められている・否定されているという感覚として伝わることが多いです。
子どもは「どうせ話しても聞いてくれない」「どうせ拒否される」「どうせ分かってもらえない」と感じていたら、心を開いて話す気にはなれません。まず「聞いてもらえる」と感じられる関係をつくることが、全ての土台になります。
親ができる最大の支援——「待てる」環境をつくる
では何をすればいいのか。結論は「待てる環境をつくる」ことです。
有効なアプローチとして、以下が挙げられます。
- 存在を肯定する:「いてくれていい」という態度を日常的に示す。食事を用意する、おはようと声をかける、それだけでいい
- 普通に接する:ひきこもりだから特別扱いするのではなく、天気の話・好きなものの話など、日常の会話を続ける
- 問い詰めない:「今後どうするつもり?」という質問をしない時期を意識的につくる
- 外部機関を頼る:一人で抱え込まず、ひきこもり地域支援センターや家族相談の窓口を使う
「ありがとう」「嬉しい」「助かった」と言ってみましょう。これだけで、子どもの「ここにいていい」という感覚が育っていきます。
結果を急がず、今できることを積み重ねることが、親にできる最大の支援です。
親が外部に相談することは、逃げではありません。専門家の力を借りることで、家庭内での関わり方のヒントが得られます。
通信制高校カフェが支援した中にも、こんな変化がありました。親御さんの接し方が変わったことで、一切進路の話を避けていたお子さんが、自ら「話してみようかな」と口にするようになったケースです。
親が変わることで、子どもに変化が生まれることがあります。
一人で抱え込まず相談できる場所
家族向けの相談先として、以下があります。
- ひきこもり地域支援センター(都道府県・指定都市に設置):本人だけでなく家族からの相談も受け付けています
- 地域若者サポートステーション(サポステ)(厚生労働省):保護者からの相談にも対応しているケースがあります
お子さんの状態が落ち着いてきたら、通信制高校という選択肢を一緒に調べてみることも一つの方法です。全国の通信制高校をお住まいの地域別に探せるページを用意しています。
ここまで読んでいただきありがとうございます。最後に、よく寄せられる質問をまとめました。
この記事のまとめ
- 動けないのは意志の問題ではなく、心の体力の枯渇
- ひきこもり状態は長期化しやすいが、動き出した人の最初の一歩は小さかった
- 外に出なくても始められる選択肢がある(通信制・高認・支援機関)
- 運営者自身が高校中退→就職して後悔していない
- 今すぐ動けなくてもおかしくない。小さな接点だけは持ち続けてみて
よくある質問
ここまで読んで、まだ気になる点が残っているかもしれません。相談の現場で特によく聞かれる質問を5つに絞って、正直に答えます。自分の状況に近いものから読んでみてください。
Q. 高校中退してひきこもりになっても、就職はできますか?
就職はできます。通信制高校カフェ運営者自身が高校中退・ひきこもり経験者で、就職して後悔していません。中退歴があっても採用する会社はあり、面接で経緯と行動を正直に伝えることで評価される場合があります。ひきこもり期間が長いほど就職のハードルは上がるため、小さな一歩を早めに踏み出せると理想的です。
Q. ひきこもりは親のせいですか?
親だけのせいではありません。ひきこもりになる背景には、学校環境や人間関係のトラブル、本人の気質、社会的な孤立構造など、複数の要因が絡み合っています。ただし、家庭での関わり方が本人の回復スピードに影響することはあります。自責するより、今日からの関わり方を変えることに集中するほうが、子どもにとっても家族にとっても有益です。
Q. ひきこもりになりやすい人に特徴はありますか?
「ひきこもりになりやすい特定の性格」は存在しません。ただ、共通して見られる状況として「学校・職場などの所属先を失ったタイミング」があります。高校中退後は特に、日常的な人との接点が一気になくなるため、ひきこもり状態に入りやすい構造があります。性格や意志の弱さの問題ではなく、居場所を失ったことによる状態です。
Q. 高校中退後、何もしない期間があっても大丈夫ですか?
短期的には大丈夫です。ただし、期間が長くなるほど社会との接点が減り、動き出すための心理的ハードルは少しずつ上がります。「今すぐ動け」という話ではありませんが、情報を調べる・資料を見るだけでも、社会との細い糸をつないでおくことは、後から動き出すときの助けになります。焦らず、でも小さな接点は持ってみてください。
Q. ひきこもりのとき、バイトを始めるべきですか?
「すべき」ではなく「できそうなら選択肢の一つ」です。心の体力が回復していない状態で無理にバイトを始めても、続かずに自己否定が強まることがあります。まず外との小さな接点(情報を見る・相談窓口に連絡する)から始め、それが安定してきたら短時間の単発バイトなど負担の少ないものを試す順序が現実的です。
Q. 高校中退・ひきこもり経験があっても大学進学はできますか?
できます。高卒認定試験に合格すると、大学・専門学校の受験資格が得られます。また通信制高校に編入して高校卒業資格を取得し、大学受験する方法もあります。通信制高校カフェの口コミには、中学時代に不登校を経験した後、通信制高校から大学進学を果たした方の声も届いています。
今すぐ動けなくても、あなたはおかしくない。動けないのは意志の問題ではなく、心の体力が枯渇しているだけです。
ここまで読んでくれただけで、すでに「情報を調べる」という小さな一歩を踏み出しています。焦らなくていい。でも、小さな接点だけは持ち続けてみてください。
通信制高校が気になり始めたら、まず「自分に合うかどうか」を確かめるところから始められます。
不登校で通信制高校を選ぶ注意点
不登校生徒数は毎年過去最高を更新し、その不登校の子どもの受け皿になっている通信制高校。自由度が高いからこそ合った学校も見つけやすく、通信制高校に入ることは、再登校のきっかけにもなりやすいです。
ただし注意して欲しいことがあります。それが
「心のエネルギーが少ない状態のときに学校見学に行くと、最初に行った高校に決めてしまいがち」ということ。
これだと、複数校から検討できていないので、「入学したけど、やっぱり合わなかった…」というケースが少なくないのが現状です。
この失敗を避けるには、不登校の子どもを支える親が、先に複数の選択肢を持っておくことが重要。
そんな時に役立つのが、通信制高校の一括資料請求サービスです。住所を入力するだけで、通学圏内の学校のパンフレットを簡単に取り寄せられます。
各校の特徴や違いを把握しやすくなり、子どもに合った学校を見つけやすくなります。パンフレットがあることで、視覚的にも検討しやすく「この学校は違うな」見極めがしやすくなります。
本格的に学校選びを始めるまえにまずは、こうした資料請求サービスを活用してくださいね。
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失敗しない通信制高校選びで大事なことは複数の通信制高校から検討することです。その最初のステップが資料請求です。
でも自分の地域から通える通信制高校を探すのは大変だし、1校1校入力フォームに資料請求していくのも大変です。更に資料請求しても音沙汰も無いことも…。



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